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デリカフーズ Research Memo(5):新たに3つのFSセンターの稼働を予定

2015/6/15 16:21 FISCO
*16:25JST デリカフーズ Research Memo(5):新たに3つのFSセンターの稼働を予定 ■今後の見通し (1) 2016年3月期業績見通し デリカフーズ<3392>の2016年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.6%増の29,600百万円、営業利益が同23.2%減の573百万円、経常利益が同24.3%減の580百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.4%減の350百万円と増収減益を計画している。 売上高は引き続きカット野菜を中心に順調な拡大を見込んでいるものの、新たに3つのFSセンター(奈良、名古屋、東京・昭島)の稼働を予定しており、立ち上げに伴う人件費や消耗品費の発生、及び減価償却費の増加などを見込んでいることが主因だ。 このうち奈良FSセンターについては、4月に稼働を開始しており、現状は順調に立ち上がっている。奈良FSセンターの稼働に伴い、立ち上げ費用、償却費などで約100百万円が見込まれている。また、名古屋、東京・昭島のFSセンターに関しては2016年早期の稼働開始を目指して準備を進めており、計画では2つのFSセンターで、合計約90百万円の費用増を計画に織り込んでいる。 なお、主力顧客となる外食業界の売上動向を見ると、全体ではファーストフード店の低迷が響いて、年明け以降マイナス成長となっているものの、同社売上高の過半を占めるファミリーレストランに関して見れば、引き続き前年比でプラス基調が続いており、野菜の需要も堅調に推移しているものとみられる。同社では強みである「メニュー提案型営業」や「食品安全確保」「リスク管理体制」をさらに強化することで、新規顧客の開拓並びに既存顧客での取引シェア拡大を進め、売上拡大に取り組んでいく方針としている。 食品の安全・安心に対する取り組みとしては、食品安全マネジメントシステムの国際標準規格であるISO22000を今期中にグループ全工場で取得する計画(東京第一、第二FSセンター、神奈川事業所は取得済み)となっているほか、「FSSC22000」の認証も、東京第一、第二FSセンターで取得する計画を立てている。「FSSC22000」とは、「ISO22000」に食品安全対策(フード・テロ対策、原材料やアレルギー物質の管理方法など)や、「食品安全に関連する要員の監視」「サービスに関する仕様」などを追加したもので、さらに上位の安全認証規格となる。これら認証に関わる諸費用で15百万円程度かかる見通しだが、顧客獲得を進めていくうえでの先行投資費用と位置付けている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《RT》
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青果物商社のデリカフーズを中核とする持株会社。外食・中食産業向けにホール野菜、カット野菜等を販売。物流事業、コンサル事業等も。24年3月に大阪FSセンターが竣工。中計では27.3期売上高600億円目標。 記:2024/06/25