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デリカフーズ Research Memo(4):カット野菜が引き続き売上成長をけん引

2015/6/15 16:16 FISCO
*16:20JST デリカフーズ Research Memo(4):カット野菜が引き続き売上成長をけん引 ■決算動向 (2)部門別動向 デリカフーズ<3392>の部門別の売上高で見ると、カット野菜部門が前期比7.8%増の10,032百万円、ホール野菜部門が同4.3%増の14,781百万円、その他部門が同2.5%増の3,228百万円となり、カット野菜が引き続き売上成長のけん引役となっている。中食業界向けの拡大に加えて、外食業界においても人材不足が深刻化し、手間のかからないカット野菜の需要が伸びていることが主因とみられる。 また、セグメント別で見ると関東地区(東北、九州地区含む)は、2013年7月に竣工した東京第二FSセンターがフル稼働となったことや、新規顧客の開拓などにより、売上高が前期比8.5%増の17,908百万円と好調に推移、また、経常利益も増収効果と第二FSセンターの生産性向上が寄与して同126.3%増の375百万円と大幅増益となった。 東海地区は、量販店向けのカット野菜が増加したこと、及び静岡地区において大手外食チェーン向けの売上高が順調に拡大したことにより、売上高は前期比8.1%増の4,730百万円となった。また、経常利益は静岡地区における物流の混乱(委託先の経営破たんで、一時的に名古屋から配送)が8月まで続いたが、9月以降は新たな委託先が見つかったこと、また、下期は野菜の価格や品質が安定したことなどもあって収益性も改善し、通期では前期比8.7%増の157百万円と増益となった。 近畿地区は、第1四半期に大手外食チェーンの再編に伴う取引終了が影響して、売上高は前期比6.1%減の5,349百万円となったが、原価低減活動の推進や人件費の削減効果、下期以降の野菜調達価格の安定などが寄与して、経常利益は同41.6%増の223百万円となった。 なお、2014年12月に子会社のデザイナーフーズで運営していた食の薬局「ベジマルシェ」(東京・六本木)を閉店しており、特別損失として店舗閉鎖損失8百万円を計上している。同店舗では、野菜の「抗酸化力」「免疫力」「解毒力」といった機能性に関する啓蒙活動や、情報発信基地としての位置付けで運営していたが、当初の役割を一旦は果たしたとの判断による。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《RT》
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青果物商社のデリカフーズを中核とする持株会社。外食・中食産業向けにホール野菜、カット野菜等を販売。物流事業、コンサル事業等も。24年3月に大阪FSセンターが竣工。中計では27.3期売上高600億円目標。 記:2024/06/25