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【中国の視点】中国で政府不信広がる、売掛金回収できず経営者の自殺相次ぐ

2014/8/7 8:14 FISCO
*08:18JST 【中国の視点】中国で政府不信広がる、売掛金回収できず経営者の自殺相次ぐ 地方政府が民営企業への返済を逃れ、自殺まで追い込まれている経営者が相次いでいると報じられている。 国内メディアによると、広西チワン族自治区や広東省、山東省などの地方政府は一部のインフラ整備について、建設譲渡(BT)方式や民間資本との合弁で進めているケースが多いという。 財政収支の悪化を受け、弱い立場である民間企業の多くは政府から売掛金を回収できず、従業員への給与支払い目的で利息の高い地下銀行から資金を調達する経営者が珍しくない。返済できず最終的に自殺に追い込まれた。また、政府への不信から政府事業への参加を控える民営企業も多いといわれている。 地方政府が買掛金を返済しない理由について、財政収支の悪化が主因だと分析された。専門家は、地方政府幹部の業績査定方式にも問題があると指摘した。業績査定について、地方総生産(GDP)のほか、現在は環境保護なども加えられている。一方、債務返済などが業績査定に入っていないため、トップが交代された際、新任は前任者が作った債務を無視するケースは多い。また、債務返済の監督システムの不備もこうした返済拒否を助長していると批判された。 専門家は、債務を返済しない行為が地方政府の信用度を低下させるほか、監督システムの不備で地方政府の負債残高を一段と膨らませる恐れがあると警告した。一部の法律関係者は、法律を通じて地方政府への懲罰を厳しくすると同時に、公用車や一部豪華な建物の競売も必要だと強調した。 《ZN》