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いったんは下げ止まりが意識される水準だが

2014/12/16 12:09 FISCO
*12:09JST いったんは下げ止まりが意識される水準だが  日経平均は大幅に続落。324.48円安の16774.92円(出来高概算11億8000万株)で前場の取引を終えている。原油安に歯止めがかからず、ロシアの通貨や株式が大幅に下落するなど信用不安の高まりが嫌気され、幅広い銘柄に売りが先行した。その後下げ渋る局面もみられたが続かず、じりじりと下げ幅を広げている。  東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1600を超えており、全体の9割近くを占めるなどほぼ全面安商状に。セクターでは、東証33業種全てが下げており、その他金融、卸売、その他製品、水産農林、食料品、機械の下落率が2%を超えている。  日経平均はギャップ・ダウンで11月10日以来の安値水準を付けている。これにより、11月4日に空けたマド(16530-16720円レベル)上限を捉えてきている。ボリンジャーバンドの-2σを割り込んできており、いったんは下げ止まりが意識される水準であろう。後場は日銀のETF買入れも期待されるため、下げ渋りの動きが想定される。  ただし、原油安を背景とした下落基調のなか、セリングクライマックスを見極めるのは厳しい状況であろう。IPO銘柄が前引け際に相次いで寄り付いてきた動きをみても、一先ず利益を確保したいとの動きに映る。日銀のETF買入れのインパクトが限られるようだと、短期筋の利益確定の売りなども強まりやすい。消去法的に内需系や値動きの軽い銘柄への短期的な売買にとどまりそうである。(村瀬智一) 《FA》