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BS11 Research Memo(9):定評ある既存番組のブラッシュアップを中心に、大型特番投入で収入増へ

2017/11/15 15:19 FISCO
*15:19JST BS11 Research Memo(9):定評ある既存番組のブラッシュアップを中心に、大型特番投入で収入増へ ■成長戦略 3. 2018年8月期の取り組み 2018年8月期における最初の大きなイベントとして2017年10月の番組改編を迎えた。これに際して日本BS放送<9414>は、前述の「5本の矢」の基本戦略に従い、具体的に次のような施策を実行した。 “自社制作番組の充実と拡大”に関しては、これまでの番組作りが一定の成功を収めていることから新番組よりも従来からの番組のブラッシュアップに力点を置いた編成となっている。これまで好評を博してきた『あなたが出会った 昭和の名曲』は今回の改編で2時間番組へと時間枠が拡大された。『あのスターにもう一度逢いたい』や『尾上松也の謎解き歴史ミステリー』、『報道ライブINsideOUT』などの定番番組も視聴者やスポンサーにおける認知度が高まってきているため看板はそのままに、内容に磨きをかけて継続されている。 特番では2017年12月の開局10周年を控えて開局10周年特番を今期も複数投入予定だ。注目番組は、葛飾北斎をテーマにした歴史ミステリー『北斎ミステリー ~幕末美術秘話 もう一人の北斎を追え~』と、ドキュメンタリー『ヒマラヤの聖峰、80年目の再挑戦 山頂に眠る旗を探しに』の2本だ。同社はこれまで、特番の放送を広告収入獲得につなげるという“成功パターン”を積み上げてきており、今回も収益貢献が期待される。 “情報番組の選択と拡大”では「プレミアエイジへのホスピタリティ強化」をテーマに、気軽に買いに行くことが難しいプレミアエイジ世代(60代以上の団塊世代)に「買う楽しみ」を提供すべく、通販番組の充実に注力している。 “アニメ番組の強化”では、同社はアニメ番組に強いという評価を確立しているが、さらに盤石にすることを狙っている。具体策としては、製作委員会への出資などを継続するほか、アニソン番組『Anison Days』や『アニゲー☆イレブン!』といったアニメ関連の情報・エンターテインメント番組の充実を図ってきた。これらは期待どおりの高評価を獲得している状況だ。 “ローカル局とのコラボ”も軌道に乗ってきた感がある。2017年4月にスタートした『西国三十三所 観音巡礼 祈りの旅』は2017年10月改編でも継続放送がされている。また、春の桜と並んで秋には紅葉を対象に、『京都・紅葉生中継2017』を11月に2時間枠で放映予定だ。同社は“独立系”の強みを生かして、今後も地方のコンテンツに強みを有するローカル局とのコラボレーションで、特色ある番組作りを継続していくと期待される。 “スポーツコンテンツの充実”では、2017年4月スタートの『LPGA大人のゴルフ塾』を10月改編でも継続するほか、同社が強みを持つ日本女子ソフトボールリーグや全日本学生柔道・体重別選手権大会を放映した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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ビックカメラ傘下の無料BS放送局。子会社で児童書の出版も。タイム収入は通販枠の強化・拡充により堅調。スポット広告収入が足踏み。アニメ強化に向けた費用増は重し。配当性向4割目安。コンテンツ価値の最大化を図る。 記:2024/07/31