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BS11 Research Memo(5):レギュラー番組の充実と特番の積極投入で、広告収入が順調に拡大

2017/11/15 15:15 FISCO
*15:15JST BS11 Research Memo(5):レギュラー番組の充実と特番の積極投入で、広告収入が順調に拡大 ■業績の動向 2. 売上高の動向 日本BS放送<9414>の売上高は、タイム収入、スポット収入、その他収入の3つから成るが、2017年8月期はいずれも前期比では増収となった。当期に同社が特に注力した“良質の番組作りによる売上高の成長”は、広告収入(タイム収入とスポット収入)の増加に反映される。その広告収入合計は、当期は11,296百万円となり、前期比12.8%増収と高い伸びを示した。同社が目指したことがきちんと成果として現れたと言える。 タイム収入は2017年8月期通期で14.1%の増収となった。番組提供枠の販売が好調に推移したほか、効果的な番組編成を行うことで通販枠の販売が堅調に推移したことが貢献した。通販枠の単価はこれまで同様、2017年8月期も値上げに成功したもようだ。四半期ベースの推移を見ると後半にかけて伸びが加速しているが、これは同社の特番が下半期偏重で投入されたためとみられる。 スポット収入は通期で8.9%の増収となった。BS放送の媒体価値向上を反映して、純広告スポットが順調に増加した。また、人気ドラマを編成することで通販スポット販売も引き続き堅調に推移した。 その他収入はアニメ製作委員会への出資に伴う配当金収入や番組販売が増加したことによって前期比39.2%増と大幅増収となったほか、計画に対しても上回って着地した。 前述のように、同社はレギュラー番組の充実に加えて単発の特番を投入することで広告収入の底上げを図ってきた。レギュラー番組では、2016年10月の改編で別所哲也がメインキャスターを務める『報道ライブINsideOUT』の時間帯も移動するなどの施策を行った。2017年4月の改編では視聴者リクエストに応えて昭和の名曲を歌い上げる『あなたが出会った 昭和の名曲』などを投入した。 特番では、同社が2017年12月に開局満10周年を迎えることもあり、2016年12月以降は「開局10周年特別番組」と銘打って『高橋英樹のクイズ!なるほど歴史館』などの特番を積極的に投入し、収入増へとつなげた。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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ビックカメラ傘下の無料BS放送局。子会社で児童書の出版も。タイム収入は通販枠の強化・拡充により堅調。スポット広告収入が足踏み。アニメ強化に向けた費用増は重し。配当性向4割目安。コンテンツ価値の最大化を図る。 記:2024/07/31