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*16:19JST ケンコーマヨ Research Memo（7）：新工場建設の資金需要が一巡、安全指標はいずれも改善 ■財務状況と株主還元策 (1)財務状況 2015年3月末の財務状況については、総資産が前期末比237百万円減の39,448百万円となった。主な増減要因としては、現預金が894百万円、売上債権が1,150百万円増加した一方で、未収入金が1,469百万円、有形固定資産が908百万円それぞれ減少した。 一方、負債は前期末比2,395百万円減の21,481百万円となった。有利子負債が1,358百万円減少したほか、未払金が1,098百万円、設備関係支払手形が1,102百万円それぞれ減少した。また、純資産は利益剰余金の増加により、前期末比2,157百万円増の17,967百万円となった。 ケンコーマヨネーズ<2915>の経営指標を見ると、2014年3月期は新工場建設資金として有利子負債が増加していたが、資金需要が一巡したことに加えて、収益が拡大したことで有利子負債は減少し、自己資本比率や有利子負債比率など経営の安全性指標はいずれも改善している。当面は大型の資金需要が発生する可能性は低く、収益の拡大とともに財務体質の改善が進むものと予想される。なお、自己資本比率に関しては新中期経営計画で50%の水準を目標としている。 一方、収益性指標に関してはここ数期間安定した推移を示している。新中期経営計画では3年後に経常利益率5%、ROEで8%以上を目標としているが、現状の収益性とほぼ同水準であり、計画の達成は売上高が計画どおり拡大すれば十分可能と判断される。 （執筆：フィスコ客員アナリスト　佐藤　譲） 《FA》