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ケンコーマヨ Research Memo(3):売上高は4期連続の増収で過去最高更新

2015/6/12 16:07 FISCO
*16:08JST ケンコーマヨ Research Memo(3):売上高は4期連続の増収で過去最高更新 ■業績動向 (1) 2015年3月期業績概要 5月11日付で発表された2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.3%増の60,327百万円、営業利益が同23.6%増の3,001百万円、経常利益が同22.9%増の2,776百万円、当期純利益が同29.7%増の1,642百万円と増収増益決算となった。売上高は4期連続の増収、3期連続の過去最高を更新し、経常利益・当期純利益ともに2期ぶりの増益決算となった。会社計画比でも売上高、利益ともに若干程度上回り、順調な決算だったと言えよう。 ケンコーマヨネーズ<2915>の主要対象市場である外食、量販店、CVSなどそれぞれの業界動向について見ると、外食業界はファミリーレストランが健康志向の高まりや客単価の上昇もあって、前年比でプラス成長となったが、居酒屋及びファストフード業界は客足が低迷し、マイナス成長となり、外食業界全体の売上高も前年比で若干のマイナス成長となった。一方、スーパーマーケット、CVS業界は、いずれも中食需要が拡大するなかで、弁当・総菜メニューの品揃え強化を図ったことが奏効し、前年比でプラス成長となった。 同社の売上高を市場別で見ると、外食業界向けに関してはファストフード業界向けが低調であったものの、従来から取り組んできた分野別・業態別チームによるきめ細やかなメニュー提案など営業活動強化の効果によって、全体では前期並みの売上水準となった。また、量販店、CVS業界向けについては、いずれも前期比8%を超える増収となった。中食市場拡大の追い風が吹くなかで、タマゴ加工品が多くの商品に採用されたほか、サラダ・総菜類も堅調に推移したのが要因だ。 経常利益の増減要因を見ると、増収効果で204百万円、マヨネーズやタマゴ加工品の価格改定効果で540百万円、食用油、鶏卵ともに相場は高値安定で落ち着きを見せ、282百万円の増益要因となった。一方、減益要因としては生産拠点統合による費用増で▲216百万円、固定経費の増加で▲179百万円、物流費の増加で▲113百万円となっている。生産拠点統合費用とは、タマゴ加工品の一貫生産工場として2014年4月から稼働を開始した静岡富士山工場の本格稼働(10月より全ライン稼働)に合わせて、連結子会社の(株)関東ダイエットエッグ 新座工場を閉鎖し、静岡富士山工場への集約をおこなっており、その関連費用となる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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業務用食品メーカー。マヨネーズやドレッシング、サラダ、総菜、タマゴ加工品の製造、販売等を行う。ロングライフサラダで国内トップシェア。おつまみ惣菜等の商品拡大進める。28.3期売上高1020億円以上目標。 記:2024/06/24