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ケンコーマヨ Research Memo(6):新中計では連結売上高750億円を目指す

2015/6/12 16:12 FISCO
*16:15JST ケンコーマヨ Research Memo(6):新中計では連結売上高750億円を目指す ■中期経営計画について 新中期経営計画「KENKO Five Code 2015-2017」の概要 ケンコーマヨネーズ<2915>は2015年度から新たに始まる新中期経営計画「KENKO Five Code 2015-2017」を発表した。具体的な経営数値目標としては、2018年3月期に連結売上高750億円、連結経常利益率5%、自己資本比率50%、ROE8%以上のキープを掲げている。同目標を達成していくために、5つの指針を遂行していく方針だ。 5つの経営指針 ○世界的拡大(Globalization) 材料の調達から販売までの事業活動に加えて、海外における情報収集活動(マーケティング)やグローバルに展開していくための人材の育成に向けた拠点づくりを行っていく。特に今回の計画では欧米市場への進出も念頭に入れ、現地で情報収集を行うための拠点を設けていく予定にしている。将来的には「食のトレンド」を世界に発信していく企業になることを目標としている。 ○革新(Innovation) 従来の常識・価値観や現状の仕組みにとらわれることなく、常に柔軟な発想を持ち続け、あらゆる場面において社員一人ひとりが革新・前進をし、大きく飛躍する。 ○最良実施(Best practice) 投資計画・資本政策を始め、あらゆる事業活動の局面において、その場における最も効率的で最も効果のある判断を、スピード感を大切にして対応していく。 ○知識管理(Knowledge management) 50年以上にわたり食品メーカーとして同社が蓄積してきた知識、経験、生産技術、品質管理などのノウハウをグループ内で共有し、次世代へ繋げることで今後の成長にも寄与すると考え、知識の管理を共有できる仕組みの構築を進めていく。 ○ブランド育成(Communication) ブランドの価値向上を図るためには、顧客とのコミュニケーションによって得られる信頼感によって醸成されていくものと考えており、また社内・グループ間のコミュニケーションを高めることで、従来から進めてきているケンコーマヨネーズのメーカー機能、関連会社における総菜機能、サラダカフェにおけるウェブとショップを活用した情報収集・発信機能という3つの事業体を結合させた三位一体経営に磨きをかけていく。 経営戦略 ○「サラダNo.1(Leading Company)」のポジション確立 サラダNo.1企業としてのポジションを確立していくため、既存事業の売上規模をそれぞれ拡大していく方針だ。2018年3月期の売上目標として、マヨネーズ・ドレッシング事業は前期比19%増に、サラダ・総菜事業は同14%増、ポテト事業は同19%増、たまご事業は同23%増を計画している。 最も高い成長を見込んでいるたまご事業では、受注が好調な静岡富士山工場を中心に国内工場の設備増強を段階的に進めていく方針。商品開発に当たっては機能性商品の開発や市場ニーズを先取りした商品の開発を行うことで、商品ラインナップの拡充を図り、新規顧客の開拓を進めていく方針だ。 マヨネーズ・ドレッシング事業に関しては「世界のソースシリーズ」や機能性にこだわった商品の開発など商品ラインナップを強化していくほか、小型形態への対応など容器形態の改革なども継続して行っていく。 サラダ・総菜事業では「世界のサラダシリーズ」の拡充に加えて和惣菜(「和彩万菜(R)シリーズ」)など商品シリーズを強化していくほか、業務用の小型形態商品の拡充や、サラダの幅を広げる新規素材の発掘なども行い、商品開発を進めていく。 ポテト事業では、市場ニーズに合った商品(業務用向けの下処理済みのじゃがいも等)を強化していくほか、ポテトサラダを主菜とするメニュー提案を実施し、ポテトサラダ市場の活性化を推進していく。 ○「サラダ料理」の更なる進化 「サラダ料理」の更なる進化に向けて、ケンコーマヨネーズグループの体制強化を図っていく。ケンコーマヨネーズ本体ではメディアを活用した「サラダ料理」の発信を継続していくほか、日配品の製造販売を行う子会社では、商品開発やメニュー提案力を強化し、地場の量販店での販売シェア拡大を進めていく。また、サラダ専門店のサラダカフェは2018年3月期までに店舗数を23店舗(前期末16店舗)まで拡大するほか、サラダ料理講習会の拡充も行っていく。 ○グローバル市場への積極展開を進める経営基盤強化 同社の海外戦略として、製造拠点としてはインドネシアでのタマゴ製品やハラール商品の強化を今後も進め、インドネシアからの輸出も拡大していく。また、欧米市場には情報収集や世界へ食のトレンドを発信していくための拠点を開設する。 国内からの輸出売上高に関しては2015年3月期の350百万円から、2018年3月期は1,000百万円を目標としている。マヨネーズ・ドレッシング等に加えて、今後はサラダ類や厚焼き卵などの輸出も拡大していく予定で、海外市場の本格開拓に向けた経営基盤の強化を図る期間として位置付けている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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業務用食品メーカー。マヨネーズやドレッシング、サラダ、総菜、タマゴ加工品の製造、販売等を行う。ロングライフサラダで国内トップシェア。おつまみ惣菜等の商品拡大進める。28.3期売上高1020億円以上目標。 記:2024/06/24