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前場に注目すべき3つのポイント~ファナック株の売り一巡後の底堅さを見極め

2019/4/25 8:42 FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~ファナック株の売り一巡後の底堅さを見極め 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ファナック株の売り一巡後の底堅さを見極め ■前場の注目材料:ファナック、今期営業利益54%減見通し、コンセンサスを大きく下回る ■日立、米ロボSI社買収、北米で工場自動化展開、1582億円 ■ファナック株の売り一巡後の底堅さを見極め 25日の日本株市場は、日米決算を手掛かりとしたこう着感の強い相場展開になりそうだ。24日の米国市場ではNYダウが59ドル安となった。ノースロップ・グラマンやキャタピラーの決算が嫌気される格好となったが、取引終了後に決算を発表したフェイスブックが時間外で上昇しており、安心感につながりそうである。 国内ではファナック<6954>がコンセンサスを大きく下回る見通しを発表しており、これが日経平均の重石となる可能性があるが、自社株買いを発表していることもあり、これがどの程度需給面での下支えとなるかが注目されるところであろう。売り一巡後の底堅さが意識されてくるようだと、日経平均も5日線レベルでの推移が続きそうである。 昨日の日経平均は4営業日ぶりに反落となったが、強含みの動きを見せていた日本電産<6594>が一時下げに転じていたほか、決算を控えていたファナックが下げに転じており、本格化する決算を前に積極的なポジションは取りづらいといったところであろう。とは言え、機関投資家は動きづらいものの、個人主体の売買については短期的とは言え、決算を評価した物色が目立っている。 また、積極的なポジションは取りづらい需給状況の中、先回り的な動きも限られていたこともあり、良好な決算に対してはギャップ・アップで始まった後も、高値圏での底堅い値動きをみせている。そのため、全体としてはこう着感の強い相場展開が続いているとはいえ、需給状況は悪くないであろう。主力大型株の決算は手掛けづらいだろうが、中小型株については決算評価の流れが強まりやすそうである。 本日はIPOが2社あるほか、前日に寄り付かなかった1社を含めた、直近IPO銘柄などの動向が注目される。また、大引けでTOPIXのリバランス需給が発生するが、買い需要ではソフトバンク<9434>、信和<3447>、クニミネ工業<5388>、ワッツ<2735>など。一方で、売り需要では任天堂<7974>、シーアールイー<3458>、ランビジネス<8944>となる。 その他、米市場の「FANG」が再び勢力を増していると報じられている。大手資産運用会社は「FANG」銘柄(フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグルの親会社アルファベット)などハイテク株に再び買いを入れ始めたと伝えている。和製版FANGとなる「SUNRISE」株への見直しも意識されそうだ。 ■ファナック、今期営業利益54%減見通し、コンセンサスを大きく下回る ファナック<6954>は2020年3月期の営業利益見通しを前期比54%減の757億円と発表。コンセンサス(1280億円程度)を大きく下回る。米中摩擦で工場の自動化投資が停滞し、工作機械に使う数値制御(NC)装置の販売が減る。ただし、300万株の自社株買い(発行済み株式数の1.55%)を決議しており、これが需給面での下支えとなりそうだ。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物は上昇(22220、大阪比+50) ・SOX指数は上昇(1589.02、+14.97) ・1ドル112円10-20銭 ・米長期金利は低下 ・米中貿易戦争終結への期待感 ・日銀のETF購入 ・三菱自<7211>中国エンジン縮小、合弁見直し、電動化対応 ・日立<6501>米ロボSI社買収、北米で工場自動化展開、1582億円 ・大阪ガス<9532>山口・宇部の石炭火力、事業撤退 ・イチネンHD<9619>物流倉庫2倍、栃木と大阪、資材ネット通販拡大 ・キリンHD<2503>乳酸菌原料の製造拠点新設、ヘルスサイエンス事業強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) ・日銀が「経済・物価情勢の展望」発表 <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 14件
2503 東証プライム
2,204.5
9/4 15:00
+19.5(0.89%)
時価総額 2,014,913百万円
ビール2強の一角をなす酒類メーカー。清涼飲料も。傘下にワインのメルシャンや医薬品の協和キリン。海外は米国と豪州が柱。24.12期は酒類、飲料の増販を想定。昨夏買収の豪州サプリ会社も上乗せ。増収増益を計画。 記:2024/04/10
2735 東証スタンダード
785
9/4 15:00
+15(1.95%)
時価総額 10,911百万円
100円ショップ大手。生活雑貨に強み。ローコスト運営に特徴。雑貨店の「BuonaVita」や「Tokino:ne」等も。店舗数は1800店舗超。不採算店舗の整理進める。改装で雑貨アイテムの品揃え増強図る。 記:2024/05/06
3447 東証スタンダード
770
9/4 15:00
-17(-2.16%)
時価総額 10,859百万円
くさび緊結式足場「キャッチャー」など仮設資材の製造・販売・レンタル等を行う。システム足場で国内トップシェア。自動車部品用パレット等の物流機器も。配当性向40%以上目標。26.3期営業利益20億円目指す。 記:2024/05/08
3458 東証プライム
1,420
9/4 15:00
-52(-3.53%)
時価総額 42,560百万円
不動産管理事業、物流投資事業が柱。アセットマネジメント事業、海外事業も手掛ける。マスターリース稼働率は97%超。中計では26.7期事業利益140〜150億円目標。物流施設「ロジスクエア厚木II」が竣工。 記:2024/05/08
5388 東証スタンダード
1,070
9/4 15:00
-30(-2.73%)
時価総額 15,462百万円
ベントナイトの採掘・製造・販売を行う業界最大手。樹脂フィラー等のファインケミカル、農薬受託加工等のアグリビジネスなども。ベントナイト事業では海外事業への販売拡大、アグリビジネスでは新分野の拡大図る。 記:2024/07/26
6501 東証プライム
3,360
9/4 15:00
-239(-6.64%)
時価総額 15,578,872百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6594 東証プライム
5,878
9/4 15:00
-140(-2.33%)
時価総額 7,009,921百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7211 東証プライム
411.1
9/4 15:00
-16.3(-3.81%)
時価総額 612,655百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8944 東証スタンダード
207
9/4 15:00
-10(-4.61%)
時価総額 5,544百万円
不動産の賃貸・分譲や開発、建設、設計、施工監理等を行う不動産デベロッパー。紳士オーダースーツなどの服飾事業、外食事業等も。賃貸オフィスビル、レジデンスの稼働率維持に注力。服飾事業は販売網の拡充図る。 記:2024/07/04
9434 東証プライム
2,014
9/4 15:00
-52(-2.52%)
時価総額 95,985,359百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9532 東証プライム
3,517
9/4 15:00
-107(-2.95%)
時価総額 1,465,464百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13
1,691
9/4 15:00
-79(-4.46%)
時価総額 41,027百万円
自動車リース関連事業が主力。機械工具販売事業やケミカル事業、合成樹脂事業、パーキング事業等も手掛ける。1930年創業。自動車リース関連事業は新規販売の積極化等により、契約台数や契約残高の増加を図る。 記:2024/07/05