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後場に注目すべき3つのポイント~外部環境から景気敏感株は手がけづらい展開

2019/3/28 12:44 FISCO
*12:44JST 後場に注目すべき3つのポイント~外部環境から景気敏感株は手がけづらい展開 28日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続落、外部環境から景気敏感株は手がけづらい展開 ・ドル・円は弱含み、日本株安で円買い先行 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクグループ<9984> ■日経平均は大幅続落、外部環境から景気敏感株は手がけづらい展開 日経平均は大幅続落。328.79円安の21049.94円(出来高概算5億3577万株)で前場の取引を終えた。前日の米国市場では、1月貿易収支で赤字幅が予想以上に縮小したことから買いが先行したものの、その後は長期金利低下に伴って長短金利の逆転が更に広がるとの警戒感から下落に転じた。なお、シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円安の21190円。これらを受け、海外半導体株が軒並み安となった流れから、本日の東京市場は朝方からハイテク株中心に売りが先行した。中国株をはじめとしたアジア市場も軟調なスタートとなり、海外短期筋による指数先物に対する売りもかさみ、日経平均はじりじりと下げ幅を広げる展開となった。 セクターでは、石油石炭製品や海運業が3%を超える下落となったほか、証券商品先物取引業、医薬品、倉庫運輸関連業、金属製品などがさえない動きになった。個別では、キーエンス<6861>が4%安となったほか、ソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>、東京エレクトロン<8035>、武田薬<4502>、エーザイ<4523>、SMC<6273>、塩野義製薬<4507>、日本電産<6594>などがさえない動きとなった。なお、値上がり銘柄では、2月の月次業績の好調が継続した神戸物産<3038>やサイボウズ<4776>のほか、米系証券による格上げ観測が伝わったアインHD<9627>などの材料株には関心が向かった。 前日の海外市場では、車載用半導体大手である独インフィニオンテクノロジーズが世界経済を巡る不確実性や中国での自動車販売急減速などを背景に、業績予想の下方修正を発表した。これを受けた本日の東京市場でも、国内関連メーカーとなるルネサス<6723>のほか、景気敏感株全般に売りが波及する展開になっている。これらが指数の重しとなるなか、外部環境としても米中貿易交渉や英国のEU離脱の動向を見極めたいとのムードのほか、政府のリラ売り阻止策の反動で主要指数BIST100が急落したことでトルコへの信用不安も再燃してきている。3月決算期末を前にした積極的な売買は手控えられるなか、引き続き上値の重さが意識されやすいだろう。 渦中のEU離脱問題では、メイ英首相は議会が自身のEU離脱協定案を可決することを条件に辞任する意向を表明しており、29日に離脱協定案を再び採決することを検討しているもようだ。しかし、市場参加者の間では「英国は合意なきEU離脱に向かっている」との見方も広がっており、メイ首相の離脱協定案が可決される見込みはあまり大きくないとみられている。29日までに離脱協定案が可決できなかった場合は、主要通貨に対するポンド売りが強まり、ドル・円やユーロ・円のなどのクロス円相場の動向にも一定の影響を与える可能性が高いだろう。これにより前述した景気敏感株のほか、為替の影響を受けやすいとされる自動車関連なども手がけにくいとみられる。そんななか、東証1部では国内外で投資評価引き上げの動きが観測されている小売関連のほか、前場時点で下げ幅を縮小したマザーズ市場などの中小型株に消去法的な買いが向かう可能性は意識しておきたい。 ■ドル・円は弱含み、日本株安で円買い先行 28日午前の東京市場でドル・円は弱含み。日本株安を受けたリスク回避的な円買いで、ドルは110円10銭台まで値を下げた。 ドル・円は序盤に110円半ばで推移した後、日本株の下落で円買いに振れドルは110円前半に軟化。また、中国株の軟調スタートで円買いが強まった。ただ、米10年債利回りの下げ渋りでドル売りは縮小したようだ。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安継続への思惑から円買いに振れやすい。目先は日経平均株価が21000円の大台を割り込んだ場合、リスク回避的な円買いが再開する可能性があろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円12銭から110円55銭、ユーロ・円は123円82銭から124円36銭、ユーロ・ドルは1.1243ドルから1.1256ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・AmidAホールディングス<7671>、ジョルダン<3710>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクグループ<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・米当局者 「米中通商協議は前進しているが、知的財産権などで行き詰っている」 ・李克強中国首相 「世界経済をめぐる不確実性が高まっている」 「自由貿易と公平な貿易を支持」 ・ジョージ米カンザスシティ連銀総裁 「米国経済は潜在能力を上回っている」 「国内外の懸念がFOMCメンバーの成長見通し引き下げの要因」 <国内> 特になし <海外> ・米中閣僚級貿易協議(北京、29日まで) 《HH》
関連銘柄 17件
3038 東証プライム
4,233
9/4 15:00
-27(-0.63%)
時価総額 1,158,149百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。中計では26.10期営業利益370億円目指す。業務スーパーの店舗数拡大、PB商品の強化図る。 記:2024/05/06
3710 東証スタンダード
629
9/4 15:00
-3(-0.47%)
時価総額 3,305百万円
公共交通活用の経路探索ソフト「乗換案内」が柱。受託ソフト開発も。24.3期は乗換案内の採算低下。納品順調のソフト開発も費用増で利益足踏み。前期買収のドローン関連会社も利益水面下。通期では黒字確保を目指す。 記:2024/04/11
4502 東証プライム
4,333
9/4 15:00
-65(-1.48%)
時価総額 6,855,998百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4507 東証プライム
6,630
9/4 15:00
-27(-0.41%)
時価総額 5,898,260百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4523 東証プライム
5,989
9/4 15:00
-78(-1.29%)
時価総額 1,776,140百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
4776 東証プライム
1,664
9/4 15:00
-71(-4.09%)
時価総額 87,789百万円
業務アプリ構築クラウドサービス「kintone」、中小企業向けグループウェア「サイボウズOffice」などを提供。クラウド関連事業は売上好調。23.12期通期は収益伸長。24.12期は2桁増収計画。 記:2024/04/16
6273 東証プライム
61,600
9/4 15:00
-3,060(-4.73%)
時価総額 4,149,930百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6594 東証プライム
5,878
9/4 15:00
-140(-2.33%)
時価総額 7,009,921百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
2,265
9/4 15:00
-210.5(-8.5%)
時価総額 4,431,309百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
13,750
9/4 15:00
-425(-3%)
時価総額 85,842,598百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
67,650
9/4 15:00
-2,220(-3.18%)
時価総額 16,453,021百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
949
10/26 14:43
±0(0%)
時価総額 3,993百万円
印鑑のEC通販会社。印鑑ネット通販専門店でトップシェアの「ハンコヤドットコム」の運営等を行う。印刷は売上が増加。販管費の減少等により、23.6期通期は増益。ラクスルのTOB成立、同社株は上場廃止予定。 記:2023/09/27
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9627 東証プライム
5,308
9/4 15:00
+18(0.34%)
時価総額 188,052百万円
保険調剤薬局「アイン薬局」等を展開するアインファーマシーズを中核とする持株会社。グループ薬局総数は1230店舗超。セブン&アイHDと資本業務提携。ファーマシー事業ではM&Aの活用等で事業規模の拡大図る。 記:2024/06/09
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17