マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
8/1 7:34:07
17,532,507
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~外部環境ほどに個人投資家のマインドは改善せずか

2018/6/4 12:47 FISCO
*12:47JST 後場に注目すべき3つのポイント~外部環境ほどに個人投資家のマインドは改善せずか 4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、外部環境ほどに個人投資家のマインドは改善せずか ・ドル・円は伸び悩み、国内実需筋の買い一服 ・値上がり寄与トップはTDK<6762>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は大幅反発、外部環境ほどに個人投資家のマインドは改善せずか 日経平均は大幅反発。285.66円高の22457.01円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えている。 1日の米国市場でNYダウは反発し、219ドル高となった。この日発表された米5月雇用統計は非農業部門雇用者数と平均時給の伸びが市場予想を上回ったほか、失業率が約18年ぶりの低水準となり、米経済の堅調ぶりが好感された。米長期金利の上昇により円相場は1ドル=109円台半ばまで下落しており、本日の日経平均もこうした流れを受けて193円高でスタートした。寄り付き後も断続的に上げ幅を広げ、前場中ごろを過ぎると22489.66円(318.31円高)まで上昇する場面があった。輸出関連株や金融株を中心に幅広い銘柄が買われ、東証1部の値上がり銘柄数は全体の約86%となった。 個別では、トヨタ自<7203>が3%超、東海カーボ<5301>が4%超の上昇となったほか、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株、ソニー<6758>や村田製<6981>といったハイテク株の堅調ぶりが目立った。トヨタ自はレーティング引き上げの動きが複数観測されている。中小型株では日本通信<9424>が連日の大幅高で東証1部上昇率トップとなり、主力製品の値上げを発表した山崎パン<2212>なども上位に顔を出している。一方、任天堂<7974>やマネックスG<8698>が利益確定売りに押され、ファナック<6954>やファーストリテ<9983>といった値がさ株の一角もさえない。セクターでは、輸送用機器、海運業、非鉄金属などが上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのはその他製品、鉱業の2業種のみだった。 米経済の堅調推移やイタリア政局の混乱一服、米朝の緊張緩和への期待などを背景に日経平均は一時300円を超える上昇となったが、市場はやや盛り上がりに欠ける印象である。海外情勢に一喜一憂し、ギャップアップ・ダウンの生じやすい相場展開となっているため、足元の反発局面でも恩恵を受けている投資家は限られそうだ。新興市場ではマザーズ指数が小幅に続落している。主力大型株に物色が向かっている面もあるだろうが、個人投資家のマインドがさほど改善していないことを映していると考えられる。 今週は7日に日米首脳会談、来週には米朝首脳会談や米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントが控えており、これらを見極めたいとの思惑も徐々に広がるだろう。後場の日経平均は節目の22500円を前にこう着感を強めるとみられ、引き続き材料株の個別物色中心の相場展開を想定しておきたい。 ■ドル・円は伸び悩み、国内実需筋の買い一服 4日午前の東京市場で、ドル・円は伸び悩み。前週末に発表された米5月雇用統計を受け、国内実需筋のドル買いが先行したが、買い一服後はやや失速した。 ドル・円は、週明けアジア市場では109円半ばで寄り付き、米雇用統計を背景に連邦準備制度理事会(FRB)の金融正常化期待は継続。日経平均株価の堅調地合いを手がかりに、ドルは一時109円70銭台まで強含んだ。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持しており、日本株高継続を意識したドル買い・円売りの基調が続く見通し。また、米10年債利回りが2.91%台に持ち直し、ドル買いは入りやすいようだ。ただ、材料難で目先は上値が重そうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円45銭から109円76銭、ユーロ・円は127円63銭から128円16銭、ユーロ・ドルは1.1659ドルから1.1690ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・システムズ・デザイン<3766>やShinwa Wise Holdings<2437>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはTDK<6762>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 ・ポロズ・カナダ銀総裁 「(米輸入制限の金融政策への影響に関し)最も重要な要素は、経済指標がどのように推移するかだ」 ・日・5月マネタリーベース:+8.1%(4月:前年比+7.8%) ・豪・4月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+0.3%、3月:0.0%) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 16件
2212 東証プライム
2,702
9/4 15:00
-37(-1.35%)
時価総額 595,205百万円
国内最大の製パン会社。1948年設立。菓子パンに強み。コンビニ「デイリーヤマザキ」の運営等も。不二家、東ハトなどを傘下に持つ。配当性向30%目標。食パン部門は主力の「ロイヤルブレッド」などの販売が順調。 記:2024/06/25
2437 東証スタンダード
299
9/4 15:00
-10(-3.24%)
時価総額 2,886百万円
美術品オークション会社。近代美術やコンテンポラリーアートに加え、資産価値の高いワインや家具などのオークション、ダイヤモンド投資、画廊運営事業等も。メタバース空間「Edoverse」が24年1月にローンチ。 記:2024/05/06
3766 東証スタンダード
942
9/4 14:55
-11(-1.15%)
時価総額 3,297百万円
独立系システムインテグレーター。企業向け情報システムの開発、運用等を行う。BPOサービスを提供するアウトソーシング事業も。SGシステムなどが主要取引先。システム開発事業はソリューションビジネスの拡充図る。 記:2024/06/11
5301 東証プライム
854.3
9/4 15:00
-23.9(-2.72%)
時価総額 192,169百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
6758 東証プライム
13,750
9/4 15:00
-425(-3%)
時価総額 85,842,598百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
9,238
9/4 15:00
-637(-6.45%)
時価総額 17,957,379百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,944
9/4 15:00
-139(-4.51%)
時価総額 5,968,792百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,509
9/4 15:00
-90(-5.63%)
時価総額 20,042,530百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9,415
9/4 15:00
-495(-4.99%)
時価総額 36,949,469百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
8698 東証プライム
644
9/4 15:00
-18(-2.72%)
時価総額 172,236百万円
コインチェック、米TradeStationなどを傘下に収める持株会社。しずおかFGが筆頭株主。NTTドコモと資本業務提携。アセットマネジメント事業を強化。ロボアドバイザーサービスの運用残高は順調増。 記:2024/08/01
9424 東証プライム
174
9/4 15:00
-9(-4.92%)
時価総額 28,712百万円
MVNO事業者。2001年に世界で初めてデータ通信MVNO事業を開始。SIM事業、FPoS事業、ローカル4G/5G事業を手掛ける。日本通信SIMの契約回線数は順調増。FPoSの評価定着、事例拡大図る。 記:2024/07/05
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10