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今週の【JASDAQ市場】1月9日~12日『中小型株に資金シフト』

2018/1/14 12:07 FISCO
*12:07JST 今週の【JASDAQ市場】1月9日~12日『中小型株に資金シフト』 【連日の昨年来高値、テクノロジー銘柄中心に買い】9日(火) ■概況■4075.66、+48.08 9日(火)のJASDAQ市場ではJASDAQ平均、JASDAQ-TOP20は続伸し連日の昨年来高値、J-Stock Indexも続伸し連日史上最高値を更新した。値上がり銘柄数は493(スタンダード462、グロース31)、値下がり銘柄数は184(スタンダード176、グロース8)、変わらずは43(スタンダード41、グロース2)。8日の米ナスダック総合指数の最高値やSOX指数の年初からの連騰を好感し、日経平均株価が91年11月以来となる2万4000円台をうかがう動きとなる中、中小型株中心の新興市場にも買いが波及。ハイテクや半導体などテクノロジー関連銘柄が中心に買われたほか、値動きの軽い銘柄にも資金が集まる展開となった。 ◆注目銘柄◆ 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)用高機能熱硬化性樹脂の欧州展開が蒸し返され、日本ユピカ<7891>が前営業日比500円(23.23%)高のストップ高まで買われたほか、カナダ企業に導出したCDC7キナーゼ阻害薬の特許出願に関し、日本における関連特許が成立したと発表したカルナバイオ<4572>も前営業日比300円(26.81%)高の1419円と制限値幅いっぱいまで値を上げた。また、センサー専業のSEMITEC<6626>も前営業日比1500円(19.43%)高の9220円とストップ高を演じた。 -------------------------------------- 【昨年来高値、仮想通貨関連の出遅れとしてEストアーに関心】10日(水) ■概況■4103.05、+27.39 10日(水)のJASDAQ市場ではJASDAQ平均が続伸し連日の昨年来高値、JASDAQ-TOP20は5日ぶりに反落、J-Stock Indexも4日ぶりに反落した。値上がり銘柄数は410(スタンダード382、グロース28)、値下がり銘柄数は248(スタンダード238、グロース10)、変わらずは60(スタンダード57、グロース3)。9日の米国株高などを背景にしたリスクオンの流れが続き、値動きの軽い中小型株やテーマ性のある銘柄中心に買いが継続した。ただ、一本調子の上昇に対する警戒感などもあり、JASDAQ平均は緩やかな上昇に。 ◆注目銘柄◆ 仮想通貨関連の出遅れ銘柄としてEストアー<4304>が前日比150円(+17.40%)高のストップ高となったほか、前日急騰した日本ユピカ<7891>も引き続き人気化し、米Qセラ社との間で、中枢神経領域の疾患を対象としたiPS細胞由来の再生医療製品の共同研究および実用化を目指す合弁会社の設立に向けて基本合意したと発表したリプロセル<4978>は一時約5カ月半ぶりに400円台を回復した。また、直近IPOのポエック<9264>やレカム<3323>は値動きの軽さから短期資金を集めた。 -------------------------------------- 【小幅続伸、中小型株に資金シフト強まる】11日(木) ■概況■4109.17、+6.12 11日(木)のJASDAQ市場ではJASDAQ平均は小幅続伸、JASDAQ-TOP20は小反発、J-Stock Indexは続落した。値上がり銘柄数は331(スタンダード311、グロース20)、値下がり銘柄数は332(スタンダード312、グロース20)、変わらずは52(スタンダード51、グロース1)。為替の円高傾向や10日の米国株安などを嫌気し日経平均株価が軟調に推移した中、中小型株に短期資金が流入、決算など材料性のある銘柄にも値幅取り目的の買いが入った。 ◆注目銘柄◆ 訪日中国人向けの旅行事業や不動産事業で、中国企業と業務提携契約を締結することを決めたルーデン<1400>が前日比80円(19.55%)高のストップ高となったほか、通期業績予想の増額修正への期待感が広がった地域新聞<2164>や朝の情報番組で取り上げられたベルグアース<1383>も制限値幅いっぱいまで買い進まれた。前日発表した第1四半期決算が良好だったANAP<3189>も前日比99円(9.89%)高と急反発した。 -------------------------------------- 【連日の昨年来高値更新、好決算銘柄中心に物色】12日(金) ■概況■4142.65、+33.48 12日(金)のJASDAQ市場ではJASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はともに続伸し、昨年来高値を更新。J-Stock Indexは3日ぶりに反発し、史上最高値を更新した。値上がり銘柄数は409(スタンダード386、グロース23)、値下がり銘柄数は251(スタンダード236、グロース15)、変わらずは55(スタンダード52、グロース3)。11日の米国市場は主要3指数がそろって最高値を更新したものの、円相場は1ドル=111円台前半と円高基調をたどっていることから、東証1部市場は売り買い交錯で、日経平均株価は方向感の定まらない展開となる中、前日に引き続き、好決算やテーマ性のある銘柄中心に資金シフトし、この流れが新興市場にも波及した。個人投資家など目先筋の物色意欲は引き続き旺盛だった。 ◆注目銘柄◆ 1対5の株式分割を発表したエスプール<2471>が朝方から気配値を切り上げ、前日比502円(16.94%)高の3465円ストップ高比例配分で取引を終了した。また、前日に第1四半期の大幅な営業増益を発表した白鳩<3192>も前日比100円(17.18%)高の682円ストップ高で引けたほか、中国企業との業務提携が引き続き材料視されたルーデン<1400>も前日比80円(16.36%)高の569円と連日制限値幅いっぱいまで買い進まれた。 -------------------------------------- 《DM》
関連銘柄 13件
1383 東証スタンダード
3,135
9/4 14:07
-5(-0.16%)
時価総額 4,536百万円
野菜の接ぎ木苗を生産・販売。トマトやキュウリなどの果菜類に強み。農業・園芸用タネ資材の販売も。主力の野菜苗は堅調。肥料・資材販売も伸びる。人件費などは重し。中計は28.10期に営業益2.8億円を目指す。 記:2024/09/02
100
12/29 15:00
-3(-2.91%)
時価総額 1,301百万円
住居空間コーティング加工が柱。ビル管理や不動産売買も。23.12期3Q累計は不動産販売が貢献。ハウスケアも上向く。通期営業黒字復帰を計画。ICOによる資金調達に疑義が生じ、10月末に東証が監理銘柄に指定。 記:2023/11/14
2164 東証グロース
353
9/4 14:50
-17(-4.59%)
時価総額 1,525百万円
千葉県や茨城県で発行する地域フリー情報誌「ちいき新聞」の広告枠販売が柱。週間発行部数は約173万部。富裕層向け情報誌、子育て支援情報誌を発行。求人情報紙「Happiness」の需要が引き続き堅調。 記:2024/05/16
2471 東証プライム
353
9/4 15:00
-10(-2.75%)
時価総額 27,890百万円
人材派遣や人材アウトソーシング、プロフェッショナル人材活用、障がい者雇用支援、行政BPO等を手掛ける。ビジネスソリューション事業は増収。障がい者雇用支援サービスが伸びる。24.11期1Qは2桁最終増益。 記:2024/04/17
3189 東証スタンダード
245
9/4 15:00
-18(-6.84%)
時価総額 1,219百万円
若年女性向けファッションブランド。ANAPやCHILLE、LATINAなどのブランドを展開。卸売り、ライセンス販売等を積極化。不採算店舗の閉店等でコスト削減を図る。事業再生ADR手続の成立を目指す。 記:2024/05/10
3192 東証スタンダード
272
9/4 15:00
-8(-2.86%)
時価総額 1,814百万円
インナーウェア特化のネット通販会社。主にメーカーから仕入れ、インターネット上の様々な店舗を通じて消費者に販売。PBやコラボブランドの売上構成比率の向上図る。「HIMICO uomo」の売上拡大目指す。 記:2024/05/08
3323 東証スタンダード
77
9/4 15:00
-1(-1.28%)
時価総額 6,363百万円
情報通信システム会社。省スペースや省力化等に貢献する機器の販売に加え、DX化推進やセキュリティのソリューションを提供。国内ソリューション事業は売上堅調。直営店チャネル等が牽引。24.9期1Qは黒字転換。 記:2024/04/15
4304 東証スタンダード
1,359
9/4 15:00
-62(-4.36%)
時価総額 7,661百万円
ECサイト構築支援などを手掛ける。マーケティングサポートや決済サービスまでの一貫体制を構築。EC事業は大型案件の堅調な受注が続く。HOI事業は伸長。営業外収益の増加等により、24.3期3Qは大幅経常増益。 記:2024/04/15
4572 東証グロース
427
9/4 15:00
-33(-7.17%)
時価総額 6,978百万円
キナーゼ阻害薬等の研究開発を行うバイオベンチャー。がん、免疫炎症疾患が重点領域。キナーゼタンパク質の販売、受託サービス等を手掛ける創薬支援事業も。次世代非共有結合型BTK阻害剤AS-1763に注力。 記:2024/08/06
4978 東証グロース
135
9/4 15:00
-5(-3.57%)
時価総額 11,459百万円
東京大学、京都大学発のバイオベンチャー。iPS細胞関連研究試薬の製造・販売等を行う研究支援事業、臨床検査受託サービス等を手掛けるメディカル事業を展開。臨床用iPS細胞、パーソナルiPS及び臨床検査に注力。 記:2024/09/02
6626 東証スタンダード
1,850
9/4 15:00
-131(-6.61%)
時価総額 21,038百万円
薄膜センサに強みを持つ電子部品メーカー。バルクセンサや赤外線センサ、サージアブソーバ、定電流ダイオード等も手掛ける。自動車向けが主力。海外売上高比率は8割超。自動車・医療向け中心に顧客開拓に取り組む。 記:2024/09/03
7891 JQスタンダード
2,989
7/9 15:00
±0(0%)
時価総額 8,220百万円
樹脂素材メーカー。三菱ガス化学と東洋紡による合弁会社。耐水性・耐薬品性に優れる不飽和ポリエステル樹脂に強み。樹脂材料部門は売上低調。炭素繊維用樹脂等の販売強化を図る。21.3期は2桁営業増益見通し。 記:2020/05/15
9264 東証スタンダード
1,187
9/4 15:00
-57(-4.58%)
時価総額 5,587百万円
ポンプ等の水処理機器、環境機器の販売を行う環境・エネルギー事業、船舶エンジン部品やプラント設備機器などを手掛ける動力・重機等事業が柱。広島県福山市に本社。中国地方における圧倒的なシェアなどが強み。 記:2024/06/03