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後場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の銀行の戻り鈍く、様子見姿勢に

2016/12/5 12:17 FISCO
*12:17JST 後場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の銀行の戻り鈍く、様子見姿勢に 5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・売り一巡後の銀行の戻り鈍く、様子見姿勢に ・ドル・円は113円57銭付近、ドル・円は伸び悩み、根強い警戒感で ・大林組、清水建設など3社のレーティング格下げ ■売り一巡後の銀行の戻り鈍く、様子見姿勢に 日経平均は続落。117.01円安の18309.07円(出来高概算10億5000万株)で前場の取引を終えている。イタリアの国民投票は、大差で否決が確実となった。政治不安への警戒から利食い優勢の展開となり、日経平均はその後18300円を下回る場面を見せている。ただし、出口調査で「否決優勢」と伝えられたのが日本時間の午前7時であり、為替市場では大きくユーロが売られる場面もみられたが、その後状況が伝えられる中で、市場は落ち着きをみせていた。株式市場も売りが先行したが、その後は18300円を挟んでのこう着が続いている。 セクターでは銀行、空運、不動産、建設、サービス、鉱業、その他金融が軟調。一方で水産農林、海運、石油石炭、卸売が小じっかり。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が全体の7割近くを占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数はいずれも下げているが、相対的に大型株指数の底堅さが意識される。 日経平均は5日線を下回って始まったが、底堅さが意識されている。イタリアの国民投票 の結果を受けて売り仕掛けの動きが意識されていたが、取引開始までに詳細が判明していたこともあり、ショック的な動きにはならなかった。ただし、週明けの欧米市場の反応を見極めたいとする模様眺めムードが強く、引き続きこう着感の強い相場展開が続きそうである。中小型株に強い値動きがみられるが、短期筋の値幅取り資金などが集中しやすく、やや割り切り姿勢になろう。 午後は日銀のETF買い入れが意識されるが、それなりに戻り待ちの売り圧力も意識される。銀行の売り一巡後の戻りが鈍く、様子見姿勢に。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は113円57銭付近、ドル・円は伸び悩み、根強い警戒感で 5日午前の東京外為市場では、ドル・円は伸び悩み。イタリア国民投票の結果を受けた円買いは一服したが、日本株の軟調地合い継続で上昇は鈍い。4日に行われた憲法改正の是非を問うイタリア国民投票は否決され、レンツィ首相が退陣を表明しリスク回避的な動きでドル・円は一時112円88銭まで値を下げた。一方、ニュージーランドのキー首相による突然の辞任表明も、円買いを支援したようだ。 ただ、イタリアの国民投票の否決はある程度織り込み済みだったことで、影響は限定的となり朝方の円買いを巻き戻す動きに。ドル・円は113円80銭台まで切り返した。その後、114円付近では売り圧力が観測され、上昇は抑えられているようだ。 ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を縮小しており、午後の株価反転を期待したドル買い・円売りで114円回復を目指す値動きとなりそうだ。 ここまでのドル・円の取引レンジは112円88銭から113円86銭、ユーロ・円は118円73銭から120円76銭、ユーロ・ドルは1.0506ドルから1.0666ドルで推移。 12時15分時点のドル・円は113円57銭、ユーロ・円は119円85銭、ポンド・円は144円08銭、豪ドル・円は84円48銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・大林組<1802>、清水建設<1803>など3社のレーティング格下げ ・ソケッツ<3634>、黒田精<7726>、アジア投資<8518>など6社がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・アクシアル<8255>、ランチタイムに11月の月次業績を発表 ・マネックスG<8698>、ランチタイムに11月の月次業績を発表 ・菅官房長官 「(イタリア国民投票の市場への影響)G7中心に連携して対応」 ・浅川財務官 「日銀だけでは長期的デフレは克服できない」 「市場は相対的に安定しているが、政治経済面で不確実性もある」 ・中国人民銀当局者 「人民元の安定化に外貨準備活用を」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《WA》
関連銘柄 7件
1802 東証プライム
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9/4 15:00
-19(-0.99%)
時価総額 1,366,179百万円
1892年創業の大手ゼネコン。国内建設事業を中心に、海外建設事業、エンジニアリング事業等を展開。東京スカイツリーなどで施工実績。グループ社数は140社超。建設バリューチェーンの強化などに取り組む。 記:2024/08/09
1803 東証プライム
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9/4 15:00
-9.6(-0.96%)
時価総額 780,945百万円
ゼネコン大手。不動産開発やインフラ運営、再エネなどの非建設分野にも力注ぐ。24.3期3Q累計は複数の大型工事で損失が生じて利益水面下に。受注は堅調。昨年末単体受注残は22年末比9%増の2兆1699億円に。 記:2024/04/15
3634 東証スタンダード
663
9/4 13:56
-1(-0.15%)
時価総額 1,642百万円
音楽や映像など各専門家と情報解析技術で作成したデータベースを展開。感性メタ活用分析や特化型検索等も。売上の25%目処に積極投資実施。データライセンス利用ユーザーの増加等により、24.3期3Qは増収。 記:2024/04/16
7726 東証スタンダード
1,286
9/4 15:00
-68(-5.02%)
時価総額 7,321百万円
精密機器メーカー。ボールねじや直動関連機器などの駆動システム、モーターコアなどの金型システムを展開。駆動システムは伸び悩む。24.3期3Qは金型システムが増益。車載用モーター向け金型の増収効果などが寄与。 記:2024/04/13
941
9/4 15:00
-19(-1.98%)
時価総額 88,032百万円
スーパーマーケットの原信、ナルス、フレッセイを傘下に収める持株会社。新潟県長岡市に本社。情報処理事業や印刷事業、清掃事業も。グループ店舗数は130店舗超。配当性向30%程度目安。25.3期は増収増益計画。 記:2024/07/01
8518 東証スタンダード
214
9/4 15:00
-10(-4.46%)
時価総額 4,769百万円
日本とアジアの中堅・中小企業が投資対象の独立系ベンチャーキャピタル。24.3期3Q累計は株式やプロジェクトの売却が少ない。事業継承ファンドを総額51億円で組成完了。来年2月竣工を目指して物流施設を建設へ。 記:2024/04/12
8698 東証プライム
644
9/4 15:00
-18(-2.72%)
時価総額 172,236百万円
コインチェック、米TradeStationなどを傘下に収める持株会社。しずおかFGが筆頭株主。NTTドコモと資本業務提携。アセットマネジメント事業を強化。ロボアドバイザーサービスの運用残高は順調増。 記:2024/08/01