株～企業情報・おすすめ銘柄

*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント～世界経済への先行き不安でリスク回避継続へ（訂正） 日経225想定レンジを追加いたします。 11日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し：冷静にボトムを探る流れ、個人はIPO4社の行方に注目 ■外資系証券の注文動向：差し引き290万株の売り越し ■前場の注目材料：GMO TECH<6026>が東証マザーズに新規上場（公開価格:5800円） ■冷静にボトムを探る流れ、個人はIPO4社の行方に注目 ☆日経225想定レンジ：上限17300円-下限16990円 11日の東京市場はボトム形成を探る展開になりそうだ。10日の米国市場は、NYダウは大幅下落となり、17500ドル割れ寸前まで下げている。世界的な景気減速懸念が広がるなか、原油相場の急落を背景にエネルギー関連を中心に売りが広がっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比305円安の17165円となり、これにサヤ寄せする格好から幅広い銘柄に売りが先行することになる。 また、円相場が1ドル117円台と円高に振れていることも嫌気されやすく、足元で相場全体をけん引してきたトヨタ自<7203>など、国際優良株への利益確定の流れが強まる可能性がある。一方、日経平均が節目の17000円に接近するなか、目先のボトム形成を意識した押し目狙いのスタンスも出てきそうである。 原油安メリットから、売り一巡後のブリヂス<5108>などの動向も注目されよう。そのほか、先物主導でのインデックス売買に振らされやすくなるなか、物色の流れは中小型株にシフトしやすい。なお、本日はGMO TECH<6026>、ビーロット<3452>、スノーピーク<7816>、弁護士ドットコム<6027>の4社が上場する。足元で換金売り等によってトレンドを崩している銘柄等は、換金売りが一巡することにより、見直しの流れが意識される。 IPOが好調となれば、潤った資金が再び調整をみせていた中小型株に還流することにもなろう。年末に向けてのIPOラッシュとなるなか、特に今日の4社のパフォーマンスは重要である。 ■外資系証券の注文動向：差し引き290万株の売り越し 朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1120万株、買い830万株、差し引き290万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。 12月4日（木）：560万株の買い越し 12月5日（金）：670万株の買い越し 12月8日（月）：490万株の買い越し 12月9日（火）：10万株の売り越し 12月10日（水）：1180万株の売り越し ■前場の注目材料 ・世界経済への先行き不安でNYダウは200ドル超の下落、ドル・円は117円台に ・フジテック<6406>や三菱電機<6503>など国内昇降機各社が中国事業拡大との報道 ・GMO TECH<6026>が東証マザーズに新規上場（公開価格:5800円） ☆前場のイベントスケジュール ＜国内＞ 08：50　10月機械受注（前月比予想：-1.7％、9月：+2.9％） 08：50　前週分対外対内証券売買 08：50　10月第3次産業活動指数（前月比予想：-0.2％、9月：+1.0％） ＜海外＞ 09：30　豪・11月失業率（予想：6.3％、10月：6.2％） 《KO》