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*17:16JST 欧米為替見通し：米国とユーロ圏の7月景況指数に要注目 本日5日の欧米市場のドル・円は、地政学的リスク（ウクライナ・中東）、ロシア及び欧州金融危機懸念などで上げ渋る展開の中、米国とユーロ圏の7月の景況指数に注目する展開となる。 米国7月のISM製造業景況指数は57.1となり、6月の55.3から改善し、国内総生産（GDP）に換算した場合、+4.6％となる。米国の1月から7月までのISM製造業景況指数の平均は54.4となり、国内総生産（GDP）に換算すると+3.7％となる。 本日発表される米国7月のISM非製造業総合景況指数は、56.5と予想されており、6月の56.0からの改善が見込まれている。もしISM非製造業総合景況指数がISM製造業景況指数同様の改善を示していた場合、米国の7-9月期の国内総生産（GDP）は、1-3月期の-2.1％、4-6月期の+4.0％に続き、高い成長率を堅持する可能性が高まることになる。 ユーロ圏の7月のサービス業PMI改定値は、速報値同様の54.4と予想されている。ユーロ圏の景況感は、ウクライナ紛争を巡る対ロシア追加制裁の強化により、今後悪化する可能性が高まっている。また、ロシア企業の資金調達の道が遮断されることで、ユーロ圏の金融機関の対ウクライナ＆ロシア債権（600億ユーロ）の不良債権化、金融危機再燃の可能性も高まりつつある。 【今日の欧米市場の予定】 18：00　ユーロ圏・6月小売売上高（前月比予想：+0.5％、5月：0.0％） 23：00　米・7月ISM非製造業総合景況指数（予想：56.5、6月：56.0） 23：00　米・6月製造業受注（予想：+0.6％、5月：-0.5％） 《KO》