マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
12/25 0:41:04
13,540,707
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:強弱感が対立、中小型株に対する物色意欲は旺盛

2014/7/12 14:03 FISCO
*14:03JST 新興市場見通し:強弱感が対立、中小型株に対する物色意欲は旺盛 先週の新興市場は、外部環境の悪化が心理的な重しとなり、換金売り優勢の展開となった。米国市場ではネット関連やバイオ関連などモメンタム株が一時大幅下落となり、3月相場と同様に、国内でも換金売り懸念が強まった。また、手掛かり材料が乏しい中で、物色は値動きの軽いテーマ株の一角などに留まる格好に。マザーズ指数は10日まで6日続落となったものの、下値での押し目買い意欲は根強く、週末は押し目買い優勢となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が-1.8%であったのに対して、マザーズ指数は-2.9%、日経ジャスダック平均は-0.5%だった。 個別では、サイバーダイン<7779>や日本通信<9424>など、直近で短期資金による物色で賑わっていた銘柄の一角が利益確定売りに押された。日本通信については、東証が信用取引に関する臨時措置を発表したことがネガティブ材料視された。また、米ネット関連株の下落が心理的な重しとなり、サイバーエージ<4751>やアドウェイズ<2489>、Dガレージ<4819>など、ネット関連もさえない動き。一方、ミクシィ<2121>は、スマホ向けゲーム「モンスターストライク(モンスト)」への期待を背景に年初来高値を更新した。その他、竹内製作所<6432>やサマンサJP<7829>などは、好決算が評価され大幅高へ。なお、10日にジャスダック市場へ上場した貴族<3193>の初値は公開価格の約2.2倍となり、想定以上の人気化となった。 今週の新興市場は、外部環境の先行き不透明感が燻る一方、中小型株に対する旺盛な物色意欲が支援材料となり、強弱感が対立する展開となりそうだ。欧州の信用不安などを背景に円高進行となる中で、日経平均が下値を試す場面ではリスクオフムードが強まる可能性がある。一方、値動きの軽い中小型株に対する関心は根強く、過度な下値不安は高まらない公算。今週から米国では決算発表が本格化するほか、今月末からの国内企業の決算発表を控えて様子見姿勢が強まることが想定され、やや消去法的に短期資金が値動きの軽い中小型株へ向かうことも見込まれる。ちなみに、マザーズ指数は先週、5月中旬からスタートした上昇局面において初めて25日線を割り込んでおり、目先は25日線を早急に回復できるかが先行きを占おう。 個別では、ミクシィやサイバーダイン、日本通信など、直近で物色の柱となっていた銘柄の動向が注目される。先週はミクシィこそ年初来高値を更新する強い動きを見せたものの、サイバーダインなどは利益確定売りが優勢となっていた。物色の柱となっていた銘柄の調整色が強まる局面では個人投資家の需給環境の悪化が想定され、新興市場全般に換金売りも波及しやすいだろう。 その他、今週も手掛かり材料が乏しい展開が見込まれ、値動きの軽さを材料視したテーマ株の物色が中心となる公算。また、15日にマザーズ市場へ上場するイグニス<3689>への関心も高まることになりそうだ。同社はスマホ向けアプリの開発などを手掛ける企業で、初値の人気化は必至となろう。なお、今週は14日にウエストHD<1407>やいちごHD<2337>、15日に買取王国<3181>や白鳩<3192>、18日にゲンダイAG<2411>などの決算発表が予定されている。 《TN》
関連銘柄 13件
1407 東証スタンダード
2,667
9/4 15:00
-29(-1.08%)
時価総額 122,754百万円
産業用太陽光発電所請負事業、非FIT発電所開発販売事業等の再生可能エネルギー事業が柱。省エネルギー事業やグリーン電力卸売事業等も。陸上風力発電所事業の事業化等に取り組む。26.8期売上高889億円計画。 記:2024/05/06
2121 東証プライム
2,813
9/4 15:00
-9(-0.32%)
時価総額 220,064百万円
「モンスターストライク」が主力のスマホゲームが収益の柱。写真共有アプリやSNSの運営も。24.3期3Q累計は前期に大型IPとのコラボがあった「モンスト」の反動減が痛手に。育成中のスポーツ事業は赤字幅縮小。 記:2024/04/12
2337 東証プライム
363
9/4 15:00
-11(-2.94%)
時価総額 183,453百万円
不動産資産運用会社。収益不動産を取得し、賃貸や売却で利益を得る心築事業を展開。いちごオフィスリートなど投資法人の運用・管理も。トレードピアお台場は稼働率回復傾向。30.2期ストック収益比率60%以上目標。 記:2024/05/06
2411 東証スタンダード
374
9/4 15:00
-2(-0.53%)
時価総額 5,124百万円
パチンコホール向けが柱の総合広告会社。不動産事業、キャンピングカーレンタル事業等も手掛ける。パチンコホール広告の収益性改善に注力。フィットネス、住宅関連分野などパチンコホール以外の顧客開拓を推進。 記:2024/06/04
2489 東証プライム
354
9/4 15:00
-16(-4.32%)
時価総額 14,869百万円
アフィリエイト広告サービスが柱。ゲーム・マンガ広告に強み。アプリ・ウェブの包括的マーケティング支援も展開。アフィリエイト広告は金融関連のクライアントからの需要が増加。広告配信システムはYouTube対応。 記:2024/06/04
3181 東証スタンダード
733
9/4 15:00
-9(-1.21%)
時価総額 2,656百万円
総合リユースショップ「買取王国」を展開。愛知県地盤。プロ向け専門店「工具買取王国」なども。ファッション商材の売上比率が高い。新しいPOSシステムは25.2期下期に開発完了予定。買取効率の向上等に注力。 記:2024/08/02
3192 東証スタンダード
272
9/4 15:00
-8(-2.86%)
時価総額 1,814百万円
インナーウェア特化のネット通販会社。主にメーカーから仕入れ、インターネット上の様々な店舗を通じて消費者に販売。PBやコラボブランドの売上構成比率の向上図る。「HIMICO uomo」の売上拡大目指す。 記:2024/05/08
4751 東証プライム
1,036.5
9/4 15:00
-29.5(-2.77%)
時価総額 524,390百万円
インターネット広告事業が主力。運用型広告で国内首位。検索連動型広告に強み。ABEMA等のメディア事業、ゲーム事業、投資育成事業等も手掛ける。ABEMAはスポーツコンテンツの拡充、マネタイズを強化。 記:2024/08/26
4819 東証プライム
2,822
9/4 15:00
-87(-2.99%)
時価総額 134,322百万円
決済プラットフォーム等のプラットフォームソリューションが柱。スタートアップ投資等も行う。持分法適用関連会社にカカクコム。りそなHDと資本業務提携。決済事業はアライアンス戦略の奏功などで安定成長続く。 記:2024/06/24
6432 東証プライム
4,185
9/4 15:00
-190(-4.34%)
時価総額 205,061百万円
小型建設機械メーカー。世界で初めてミニショベル、クローラーローダーを開発。ミニショベルはEUでシェア2位。海外売上高比率が高い。耐久性や操作性に高評価。豊富な製品ラインナップで市場シェアの拡大図る。 記:2024/05/17
7779 東証グロース
210
9/4 15:00
-7(-3.23%)
時価総額 28,864百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02
42
6/26 15:00
±0(0%)
時価総額 2,766百万円
ファッションブランドメーカー。バッグの企画、製造、販売、アパレルやジュエリー等も手掛ける。不採算店撤退で店舗数減少、客数回復は道半ば。疑義注記。親会社コナカによる完全子会社化で上場廃止へ。 記:2024/05/27
9424 東証プライム
174
9/4 15:00
-9(-4.92%)
時価総額 28,712百万円
MVNO事業者。2001年に世界で初めてデータ通信MVNO事業を開始。SIM事業、FPoS事業、ローカル4G/5G事業を手掛ける。日本通信SIMの契約回線数は順調増。FPoSの評価定着、事例拡大図る。 記:2024/07/05