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買い一巡後は決算を手掛かりにした個別物色

2015/5/11 8:51 FISCO
*08:51JST 買い一巡後は決算を手掛かりにした個別物色  11日の東京市場は買い優勢の展開になろう。注目された8日の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比で22.3万人増と堅調で、失業率も前月より0.1ポイント低い5.4%に下がった。米経済の拡大は続いているが、FRBを早期利上げに踏み切らせるほどの勢いではないとの見方が広がるなか、8日のNYダウは267ドル高となった。シカゴ日経225先物は大阪比275円高の19655円となり、日経平均はこれにさや寄せする格好からのスタートになりそうだ。  一方で、今回の雇用統計が堅調だったことから1-3月期の米経済の停滞は一過性との見方となりやすく、9月の利上げに対する確度が一段と強まることになりそうだ。2013年のバーナンキ発言をきっかけとした「バーナンキ・ショック」が記憶に新しいだけに、しばらくは米国市場の動向を警戒する必要があるとみておきたい。  また、足元で調整が続いている中国市場であるが、中国の中央銀行(中国人民銀行)は、金融機関の貸し出しと預金の基準金利をそれぞれおよそ2か月ぶりに引き下げると発表した。中国株の上昇なども心理的にプラス作用に働きそうだ。  なお、今週は1800社程度の発表が予定されている。足元では増配や自社株取得などの発表も目立っており、市場反応も良好である。また、日経平均が19000円前半まで下げるなど、足元の調整によって値ごろ感が台頭。需給調整も進んでいると考えられ、改めて決算を評価する相場展開が意識されてきている。 《AK》