マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
7/21 22:47:55
17,547,719
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

格下げでも下げず、師走相場への期待感がより高まる

2014/12/3 8:29 FISCO
*08:29JST 格下げでも下げず、師走相場への期待感がより高まる  3日の東京市場は堅調な相場展開が期待される。2日の米国市場では、NYダウが100ドルを超える上昇となり、史上最高値を更新。11月新車販売台数が概ね堅調な内容であったほか、大規模なM&A(合併・買収)の発表なども好感された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の17780円だったほか、円相場は1ドル119円20銭辺りと円安に振れて推移している。また、ECB(欧州中央銀行)理事会を4日に控え、追加金融緩和に踏み切る可能性なども材料視されよう。  日経平均は連日で年初来高値を更新しており、師走相場への期待感がより高まることになりそうだ。また、2日には日銀のETF買入れ(JPX日経400含む)が確認されたほか、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)による買いも観測されている。米格付け会社ムーディーズによる格下げを受けて反落で始まったが、その後の戻りはやり過ぎにも映る。日銀の買い支えにより下げない状況であり、将来的には不安要因にもなりそうである。とはいえ、現在の需給の要でもあり、これに向かう形でのショートポジションは禁物のようである。  そのため、JPX日経400構成銘柄のほか、高ROE銘柄、原油安メリット、政策関連などへの資金流入は継続することになろう。直近IPOなど中小型株などへの循環的な値幅取りの動きも活発化しやすい。しかし、IPOへの期待感も相当高まっていると考えられるが、換金売りなども意識されてくる。さらに、全てが好パフォーマンスというよりは、さすがに絞られてくると考えられ、資金の逃げ足も速いことは意識しておく必要があるだろう。 《TN》