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*12:04JST 日経平均17250円は居心地が良いか 　日経平均は続伸。45.11円高の17242.16円（出来高概算10億7000万株）で前場の取引を終えた。12日の欧州市場は軒並み下落しているほか、米国市場はまちまちの展開。ウクライナ情勢の悪化を嫌気したリスク回避なども意識されるなか、手掛けづらさが窺える。小幅に反落して始まった日経平均は17100円を下回る局面をみせたが、その後は主力大型株を中心に買いが入り、プラス圏を回復している。 　東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに小幅に上昇。セクターでは、水産農林、その他金融、化学、石油石炭、サービス、倉庫運輸、電力ガス、繊維などがしっかり。半面、ガラス土石、鉱業、金属、機械、医薬品、建設などが冴えない。 　日経平均は17250円近辺での推移をみせているが、明日のオプションSQを前に、このオプション権利行使価格水準での居心地が良さそうである。一方、消費増税先送り、衆院解散・総選挙への思惑が手掛かり材料となるものの、要人発言によって振らされる可能性もあり、積極的には手掛けづらい状況。前引けのTOPIXがプラスで終えていることから、日銀のETF買入れは期待できないだろう。そのため、先物主導による仕掛け的な商いには注意しておきたいところ。 　また、中小型株などについては、オーバーナイトのポジションは取りづらいと考えられるため、強い動きをみせていた銘柄への利食いに対して、売り込まれていた銘柄の買い戻しが大引けにかけて出てくる可能性はありそうだ。（村瀬智一） 《FA》