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関連マーケット速報
2022/4/6
オプティム---インフラ点検DXによるダム遮水壁点検業務における高度化・効率化を実現
*12:11JST オプティム---インフラ点検DXによるダム遮水壁点検業務における高度化・効率化を実現 オプティム<3694>は5日、九州電力<9508>とドローンとAI解析技術を活用したインフラ点検DXによりダム遮水点検業務において高度化・効率化を実現したと発表。 九州電力がドローン測量で使用している独自の自動操縦プログラム(特許第6902763号)を傾斜のあるダム遮水壁の壁面撮影に活用し、オプティムが開発したAIによる画像解析を組み合わせることによって、1センチメートル単位でダム遮水壁のひび、表面保護層の塗布の剥がれ等の損傷を確認できる高精度な設備異常検知を可能にしたもの。 これにより、点検時間の短縮化、劣化判断基準の均一化が可能となり、さらには経年劣化状況の可視化機能により損傷の見落としを防ぐことで、点検業務の高度化・効率化を実現し、点検業務に掛かるコストを約40%削減できた。 今後は、社外へのサービス展開も視野に入れ、本点検データを蓄積することで、過去の点検データとの比較により将来的な経年劣化を予測する技術を開発し、AIによる最適な保修スケジュール作成管理機能の実装を目指す。 《ST》
2022/3/30
前場に注目すべき3つのポイント~配当権利落ち分を即日吸収する動きへ~
*08:51JST 前場に注目すべき3つのポイント~配当権利落ち分を即日吸収する動きへ~ 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:配当権利落ち分を即日吸収する動きへ ■科研薬、22/3下方修正 営業利益165億円←188億円 ■前場の注目材料:三菱UFJ、神戸大・三菱UFJ銀が連携、同族経営研究センター開設 ■配当権利落ち分を即日吸収する動きへ 30日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。29日の米国市場はNYダウが338ドル高だった。ロシアとウクライナの停戦交渉で進展が報じられ、停戦期待から買い優勢の展開となった。雇用や住宅価格関連指標が予想を上回ったほか、企業の合併、買収の報道が投資家心理の改善に繋がった。長期金利の低下でハイテク株も続伸し終日堅調な展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比420円高の28340円。円相場は1ドル122円90銭台で推移。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。日経平均の配当権利落ち分は230円程度と見られているが、これを考慮しても28000円を上回っての推移が見込まれるため、センチメント改善に繋がろう。買い一巡後はこう着感が強まる局面もありそうだが、配当権利落ち分を即日吸収する動きから、先高期待も高まりそうである。 ロシアとウクライナの停戦期待については楽観視できないものの、ロシア国防省がウクライナの首都キエフなどで軍事活動を縮小するとの発表も報じられるなか、リスク選好に向わせやすいだろう。配当権利落ち分を即日吸収する動きが個別で目立ってくるようだと、高配当で調整分が大きい銘柄などへはリバウンド狙いの動きが広がる可能性も期待されよう。 また、米VIX指数は18.90に低下した。19.00を下回るのは1月12日以来となる。リスクオンに向わせやすく、押し目待ちの買い方についても下値を切り上げる動きに向わせそうである。また、配当再投資に伴う先物市場への買い需要が下支えとして意識されやすい。先回り的な買いの反動も想定されるものの、利食いの動きから28000円に接近する局面においては、押し目待ち狙いのタイミングにもなろう。また、週末には米雇用統計の発表を控えていることから様子見ムードも出やすいものの、期末の株式比率修正に伴う買い需要なども意識されやすく、下値の堅さは見られそうだ。 そのほか、昨日のマザーズ指数は3%を超える上昇を見せており、25日線が支持線として機能する格好からのリバウンドを見せてきた。直近戻り高値はクリアできていないものの、ナスダックの強い動きなども支援材料になりやすく、個人主体による短期的な値幅取り狙いの動きは見られそうである。 ■科研薬、22/3下方修正 営業利益165億円←188億円 科研薬<4521>は2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高は792億円から760億円、営業利益を188億円から165億円に下方修正した。コンセンサス(170億円程度)を下回る。主力の医薬品のうち一部製品について、新型コロナウイルス感染症による受診抑制等の影響が想定よりも長引いている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28252.42、+308.53) ・NYダウは上昇(35294.19、+338.30) ・ナスダック総合指数は上昇(14619.64、+264.73) ・シカゴ日経先物は上昇(28340、大阪比+420) ・1ドル=122.90-00円 ・SOX指数は上昇(3625.58、+78.41) ・VIX指数は低下(18.90、-0.73) ・米長期金利は低下 ・米国景気の拡大 ・コロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・三菱UFJ<8306>神戸大・三菱UFJ銀が連携、同族経営研究センター開設 ・九州電力<9508>九電など4社、船舶向けLNG供給参入 ・長瀬産業<8012>環境負荷物質調査プラットフォーム、全企業に開放 ・伊藤忠<8001>独社と資本提携、ドローン配送事業化推進 ・住友商事<8053>ベトナムのスーパー拡大、BRGグループと連携加速 ・日野自<7205>国交省、日野自のエンジン不正、初の型式認証取り消し ・三井物産<8031>欧州の農薬販売2子会社を統合 ・コマツ<6301>ブルドーザー遠隔操作、ブラジル鉱山で英社と実証 ・NTT<9432>ベトナムにDC建設、地元IT系と提携 ・日本製紙<3863>「高成長樹木苗」事業拡大、CO2吸収量1.5倍超 ・大王製紙<3880>CNF複合樹脂実証、三島工場で能力年100トン ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁討論会参加 《ST》
2022/2/22
出来高変化率ランキング(14時台)~NFS&P500ヘッジ有、東洋証などがランクイン
*14:46JST 出来高変化率ランキング(14時台)~NFS&P500ヘッジ有、東洋証などがランクイン ※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較する ことで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。 ■出来高変化率上位 [2月22日 14:37 現在] (直近5日平均出来高比較) コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率 <6334> 明治機        2870100  61660  4554.72% 21.47% <1595> NZAMJリート   586050  39156  1396.71% -1.4% <3083> シーズメン      1372500  127540  976.13% 19.95% <3927> F−ブレイン     630100  61680  921.56% 5.7% <1457> TPXベア      71679  7460.2  860.82% 1.53% <2041> NYダウベア     147593  17397.4  748.36% 2.82% <2562> 上場ダウH      224550  36768  510.72% -1.71% <2512> NF外債ヘッジ有   113990  22054  416.87% 0% <3189> ANAP       579800  115440  402.25% 0.62% <2521> 上場米HE      295630  61600  379.92% -2% <2620> IS米国債1-3年ETF  62909  13495  366.17% -0.19% <9507> 四国電        1357800  323940  319.15% 5.41% <1475> iSTOPIX    454698  118937.8  282.30% -1.39% <1345> 上場Jリート     121000  32560  271.62% -1.33% <1597> MXSJリート    21060  5730  267.54% -1.36% <4845> スカラ        411100  112320  266.01% 3.43% <1346> MXS225     54606  15776  246.13% -1.7% <1482> iシェアーズ     162095  47286.6  242.79% 0.62% <1557> SPDR500    20608  6337.6  225.17% -2.19% <1488> 大和Jリート     94590  30026  215.03% -1.48% <6753> シャープ       10723700  3481980  207.98% -8.3% <1847> イチケン       189300  62700  201.91% 2.87% <1476> iSJリート     188710  62826.4  200.37% -1.28% <2345> クシム        1093300  378400  188.93% 0.96% <9508> 九州電        2983100  1058260  181.89% 2.96% <8732> マネパG       618500  219500  181.78% 5.53% <1348> MXSトピクス    112060  40350  177.72% -1.32% <1329> iS225      52412  18945.6  176.64% -1.66% <2634>* NFS&P500ヘッジ有  143940  52546  173.93% -2.01% <8614>* 東洋証        666800  248400  168.44% 3.23% (*)はランキングに新規で入ってきた銘柄 20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外 《CS》
2022/2/22
出来高変化率ランキング(13時台)~明治機、シーズメンなどがランクイン
*14:04JST 出来高変化率ランキング(13時台)~明治機、シーズメンなどがランクイン ※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。 ■出来高変化率上位 [2月22日 13:29 現在] (直近5日平均出来高比較) コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率 <6334> 明治機        2457400  61660  3885.40% 23.56% <1595> NZAM Jリ  583130  39156  1389.25% -1.68% <3083> シーズメン      1372500  127540  976.13% 19.95% <1457> 大和TPXベア   71668  7460.2  860.67% 2.11% <3927> F−ブレイン     474400  61680  669.13% 12.58% <2041> NYダウベアE     122008  17397.4  601.30% 2.82% <3189> ANAP       536800  115440  365.00% 2.8% <9507> 四国電力        1226400  323940  278.59% 4.67% <1597> MXS Jリー    20330  5730  254.80% -2.13% <1345> 上場Jリート     114100  32560  250.43% -2% <1482> iシェアーズ 米国債   160422  47286.6  239.25% 0.71% <4845> スカラ        346700  112320  208.67% 3.43% <1476>* iシェアーズ Jリー  178044  62826.4  183.39% -2.1% <1847> イチケン       173500  62700  176.71% 2.33% <2345> クシム        1038500  378400  174.45% -0.96% <1348>* MXSトピクス    109570  40350  171.55% -1.62% <1346> MXS225     41713  15776  164.41% -2.04% <1557> SPDR500    16331  6337.6  157.68% -2.39% <8732>* マネパG       562200  219500  156.13% 5.96% <1329>* IS225   46069  18945.6  143.16% -1.95% <6753> シャープ       8463500  3481980  143.07% -7.71% <9508>* 九州電        2529200  1058260  139.00% 2.72% <1488>* ダイワ上場投信−東証REIT指数   70410  30026  134.50% -2.04% <1475>* iSTOPIX    277369  118937.8  133.21% -1.8% (*)はランキングに新規で入ってきた銘柄 20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外 《FA》
2022/2/15
前場に注目すべき3つのポイント~決算ピーク通過、好決算ながらもイレギュラー的に売られた銘柄などへは再評価の動き~
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算ピーク通過、好決算ながらもイレギュラー的に売られた銘柄などへは再評価の動き~ 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:決算ピーク通過、好決算ながらもイレギュラー的に売られた銘柄などへは再評価の動き ■東京海上、22/3上方修正 経常利益5700億円←4800億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:九州電力、ウズベキスタン参入、仏社などとガス複合火力 ■決算ピーク通過、好決算ながらもイレギュラー的に売られた銘柄などへは再評価の動き 15日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。14日の米国市場ではNYダウが171ドル安だった。セントルイス連銀のブラード総裁がTVインタビューで、金融引き締め計画を前倒しで実施する必要性を強調したほか、ロシアが近くウクライナ侵攻に踏み切るとの警戒感がくすぶり、売り優勢の相場展開となった。連日の大幅な下げに対する自律反発狙いの動きから下げ渋る場面も見られたが、米政府がキエフのウクライナ大使館の移転計画を明らかにすると、再び売りが強まるなど終日軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の27055円。円相場は1ドル115円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の相場展開になりそうだ。ただし、27000円を上回って取引を終えていることもあり、昨日同様、27000円水準での底堅さは意識される可能性はあるだろう。大幅下落に対する自律反発を狙った動きなども見られそうであり、短期的には前日に弱い値動きが目立っていた指数インパクトの大きい値がさ株などへは、いったんリバウンドの動きも意識されやすいと考えられる。もっとも、明確な底入れは見極めづらく、ウクライナ情勢の行方を警戒しつつ、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうだ。 また、VIX指数は32.04まで上昇する場面も見られるなど、ボラティリティの高い状態であることから、積極的にはポジションを傾ける動きは考えづらい。NT倍率は低下傾向を見せていることもあり、リバランスの動きがあったとしても、当面はNT倍率の低下を想定したバリュー株優位の需給状況とみておきたい。そのほか、決算発表は昨日でピークを通過したため、今後は好決算ながらもイレギュラー的に売られた銘柄などへは再評価の動きが出てくる可能性はあるだろう。足元で決算を評価された銘柄についても積極的なトレードは限られていたと見られる。 また、昨日のマザーズ指数は4%を超える下落となった。調整トレンドは継続しているものの、2月8日につけた安値736.54をキープしてくるようだと、短期的にはリバウンドの動きを見せてくる展開も期待されやすいところだ。指数へのインパクトが大きい時価総額上位の銘柄の一角には自律反発を狙った動きも意識されよう。 ■東京海上、22/3上方修正 経常利益5700億円←4800億円、コンセンサス上回る 東京海上<8766>は2022年3月期業績予想の修正を発表。経常利益を4800億円から5700億円に上方修正した。コンセンサス(5030億円程度)を上回る修正。国内における保険料収入の増加や、自然災害や大口事故の減少、北米拠点のキャピタルゲインの増加も利益を押し上げる。 ■前場の注目材料 ・1ドル115.50-60円 ・SOX指数は上昇(3370.20、+4.95) ・米原油先物は上昇(95.46、+2.36) ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・九州電力<9508>ウズベキスタン参入、仏社などとガス複合火力 ・OSG<6136>小径ドリル2倍増産、愛知・新城の投資前倒し ・キリンHD<2503>ミャンマーの酒類事業から撤退、国軍系と交渉難航 ・三菱重<7011>高砂製作所に水素実証設備、製造から発電まで ・トヨタ<7203>来月2工場3ラインで調整、生産台数見通しは変えず ・住友ゴム<5110>中国・欧州にEVタイヤ、低電費・静粛性強み ・カネミツ<7208>米澤工作所と新会社、EV関連部品生産 ・サイバーダイン<7779>インドネシアで医療機器承認取得 ・NEC<6701>撮影場所を簡単特定、新技術、地上景観と衛星画像照合 ・ソフトバンク<9434>成層圏通信とEVで災害対策実証、HWエレクトロと共同 ・昭和電工<4004>半導体・電材売上高2.4倍、5年2500億円超投資 ・帝人<3401>中国新工場稼働、車用コンポジット製品生産 ・花王<4452>コーセーと使用済みボトル水平リサイクル、協業第1弾 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10-12月期GDP速報値(前期比年率予想:+6.0%、7-9月期:-3.6%) <海外> ・特になし 《ST》
2022/2/1
前日に動いた銘柄 part2 レーザーテック、商船三井、OLCなど
*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 レーザーテック、商船三井、OLCなど 銘柄名<コード>31日終値⇒前日比 セイコーエプソン<6724> 1774 -78 商業・産業プリンティングの見通しなどは下方修正。 コニカミノルタ<4902> 482 -18 エプソンの決算内容なども売り材料視される形か。 大和証券グループ本社<8601> 688.2 -15.2 第3四半期純利益は市場想定下振れ。 北陸電力<9505> 566 -13 中部電力の大幅下方修正などで電力株には決算警戒も。 東京海上<8766> 6830 -161 グロース株買い戻しの中で金融関連には売り優勢。 東洋水産<2875> 4695 +45 前引け後の決算控えて買い手控えムード。 九州電力<9508> 850 -11 決算発表控えて燃料価格上昇の影響警戒。 アサヒグループホールディングス<2502> 4668 -129 特に材料観測されないが全般的にディフェンシブ伸び悩み。 三菱UFJ<8306> 691.1 -9.5 週末の米長期金利低下など売り材料視も。 レーザーテック<6920> 25075 +1175 米SOX指数上昇などで買い安心感。 商船三井<9104> 8800 +770 決算発表を控えての期待感なども先行へ。 リクルートHD<6098> 5595 +290 自社株TOB実施発表で中期的な需給懸念後退も。 OLC<4661> 19880 +1100 通期純利益予想を上方修正へ。 リミックスポイント<3825> 333 +37 マザーズ上昇などで個人投資家のマインド改善も。 湖北工業<6524> 7040 +350 マザーズ指数大幅上昇が直近IPO銘柄として指摘も。 シャルレ<9885> 552 -51 一部では先週末の上方修正期待もあったもよう。 ホットリンク<3680> 717+100 21年12月予想を上方修正、営業利益は2.22億円から3.59億円に引き上げ。 アイリッジ<3917> 619 +54 フィンテック事業を展開する子会社のフィノバレーが三菱電機と資本業務提携。 ブロードメディア<4347> 866 +139 2022年3月期予想を上方修正、営業利益は7.20億円から8.00億円に引き上げ。 CRGホールディングス<7041> 449 +20 キッズスペースを設置したコールセンター運営・各種BPOサービスを手掛ける ママスクエアの第三者割当増資を引受け、業務提携契約を締結したと発表。 弁護士ドットコム<6027> 4770 +570 20万株(5億円)を上限に自社株買いを実施へ。 太洋工業<6663> 391 -53 22年12月期の営業利益見通しは前期比39.8%減、配当も2円減へ。 細谷火工<4274> 1214 +14 防衛関連には引き続き物色。 ジーダット<3841> 1318 +77 22年3月期予想を上方修正、営業利益は1.50億円から2.00億円に引き上げ。 サーキュレーション<7379> 2367 +172 事業承継サービスにおける事業譲受成功事例を公表。 Jフロンティア<2934> 1956 +218 オンライン診療・服薬指導、処方薬宅配サービス「SOKUYAKU」が特許登録。 《FA》
2021/12/24
前場に注目すべき3つのポイント~年末高を意識した短期的な商いは活発化~
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~年末高を意識した短期的な商いは活発化~ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:年末高を意識した短期的な商いは活発化 ■サイボウズ、21/12上方修正 営業利益11.4億円←5.9億円 ■前場の注目材料:岩谷産業、北米で産業ガス販売、ヘリウム、アジアも増強 ■年末高を意識した短期的な商いは活発化 24日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも、底堅さは意識されやすいだろう。23日の米国市場はNYダウが196ドル高だった。新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)の入院リスクはデルタ株に比べ50%から70%低いといった英国の調査結果が示されたほか、食品医薬品局(FDA)がファイザーに次いでメルクの新型コロナ経口薬の緊急使用を承認したことを受けて安心感が広がった。また、12月のミシガン大消費者信頼感指数確定値が予想外に上方修正されたほか、11月新築住宅販売の増加など良好な経済指標の結果を受けて景気回復期待感も根強く終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円高の28815円。円相場は1ドル114円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。海外投資家はクリスマス休暇入りで引き続き商いは膨らみづらいものの、売り圧力も強まりづらく、底堅さは意識されやすい。日経平均は昨日の上昇で25日線を突破しており、節目の29000円を意識したトレンド形成が期待されてきそうだ。12月16日のリバウンド局面で跳ね返された75日線を捉えてくるようだと、ショートカバーの動きが強まる可能性はあるだろう。 また、米国市場は理想的なリバウンドからクリスマスに入っており、祝日明け後の年末ラリーへの期待は高まりやすい。テスラはイーロン・マスクCEOがテスラ株の売却はほぼ完了したとツイッターに投稿。需給悪化が一巡したとみた投資家が買いを入れ5%を超える上昇を見せていた。米投資家のセンチメントも改善傾向にあるなか、東京市場においても押し目買い意欲は強そうだ。 中小型株についてはIPOラッシュによって需給は読みづらい状況ではある。ただし、公開価格割れの動きが相次いでいるものの、早い段階で寄り付くことによって他の銘柄に投資資金が還流する動きも見られているようである。値動きの強い銘柄などに集中しやすいものの、個人投資家においても年末高を意識した短期的な商いは活発化してくることになりそうだ。 ■サイボウズ、21/12上方修正 営業利益11.4億円←5.9億円 サイボウズ<4776>は2021年12月期業績予想の修正を発表。営業利益は5.9億円から11.4億円に上方修正した。国内のクラウド事業の売上が堅調に推移。利益面では年内の投資計画において、人件費、広告宣伝費、オフィス関連費等、各投資施策で年内に費消しないことが確定した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28798.37、+236.16) ・NYダウは上昇(35950.56、+196.67) ・ナスダック総合指数は上昇(15653.37、+131.48) ・シカゴ日経先物は上昇(28815、大阪比+105) ・1ドル114.30-40円 ・SOX指数は上昇(3932.39、+40.47) ・VIX指数は低下(17.96、-0.67) ・米原油先物は上昇(73.79、+1.03) ・米国景気の拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・岩谷産業<8088>北米で産業ガス販売、ヘリウム、アジアも増強 ・妙徳<6265>真空吸着パッド増産、FA需要受け3倍に ・三菱電機<6503>品質不正で社長ら12人処分、自主返納・報酬減額 ・九州電力<9508>西部ガスとLNG火力開発決定 ・日本製鉄<5401>三井物産も提訴、電磁鋼板の特許権侵害で ・TDK<6762>電子部品3子会社を統合、来年4月に新会社 ・三井物産<8031>ガス火力のCO2回収・利用、オマーンで検証 ・三菱重<7011>H2A信頼性積み上げ、三菱重工・JAXA、英通信衛星打ち上げ成功 ・宇部興産<4208>クリーンアンモニアの安定確保、化学大手4社、共同で検討 ・シスメックス<6869>ドライアイス使わず試薬輸送、ヤマトと連携 ・住友商事<8053>中国の水インフラ拡大、30年に下水処理2倍 ・デンソー<6902>間接業務子会社を統合、2社に集約 ・ファインシンター<5994>コオロギで即席ラーメン開発、粉末冶金技術活用 ・三井化学<4183>新素材開発に量子技術、シグマアイと共同 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 11月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.4%、10月:+0.1%) <海外> ・株式市場休場(クリスマス):米・独・スイス・香港など(英・仏は短縮取引) 《ST》
2021/10/13
【M&A速報:2021/10/13(2)】ソラスト<6197>、愛知県を中心にグループホーム等を運営するプラスを買収
*16:22JST 【M&A速報:2021/10/13(2)】ソラスト<6197>、愛知県を中心にグループホーム等を運営するプラスを買収 ■ソラスト<6197>、愛知県を中心にグループホーム等を運営するプラスを買収 ■SaaS型エクスペリエンス・プラットフォーム開発の米Plume、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2が主導する少数株主投資の新ラウンドで3億米ドルの資金調達を実施 ■九州電力<9508>子会社のQTnet、電動小型モビリティ製造・販売のFutureに出資 ■サイバー・バズ<7069>、マーケティングコンサルティング事業のスタイル・アーキテクトを買収 ■ヒューマンHD<2415>傘下のヒューマンリソシア、貿易システム開発のエフ・ビー・エスを買収 ■商船三井<9104>CVCのMOL PLUS、Rainmakingが運営する「Motion Ventures Fund」に出資 ■デンカ<4061>、「電化(上海)管理」を設立 リージョナルヘッドクォーターとして中国事業を拡大へ 【ニュース提供・MARR Online(マールオンライン)】 《FA》
2021/9/21
個別銘柄戦略:東洋水産やディスコなどに注目
*09:13JST 個別銘柄戦略:東洋水産やディスコなどに注目 週明け20日の米国市場で、NYダウが614.41ドル安の33970.47、ナスダック総合指数が330.07pt安の14713.90、シカゴ日経225先物が17日の大阪日中比845円安の29505円といずれも大幅に下落した。3連休明け21日早朝の為替は1ドル=109.40-50円(先週末午後3時は109.88円)。本日の東京市場では、中国恒大集団の信用不安や債務上限引き上げを巡る米国政治の不透明要因などを背景に全面安となった米国市場の流れを受けて、先物主導での売りが予想される。そのため、指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、信越化学<4063>など値がさ株を中心に大幅下落となりそうだ。一方、コロナ感染対策の緊急事態宣言を政府は月末を最終日として解除する方向で調整しており、寄り付きの売り一巡後はJR東海<9022>、JAL<9201>、OLC<4661>などの押し目を拾う流れが想定される。そのほか、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測された東洋水産<2875>、DIC<4631>、ディスコ<6146>、ソニーG<6758>、日本光電工業<6849>、アドバンテス<6857>、シスメックス<6869>、三井ハイテック<6966>、良品計画<7453>、スクリン<7735>、東京エレクトロン<8035>、九州電力<9508>などに注目。 《FA》
2021/8/26
【M&A速報:2021/08/26(1)】資生堂<4911>、「ベアミネラル」等3ブランドを米PEファンドに譲渡
*12:15JST 【M&A速報:2021/08/26(1)】資生堂<4911>、「ベアミネラル」等3ブランドを米PEファンドに譲渡 ■資生堂<4911>、「bareMinerals」等3ブランドをPEファンドの米Advent Internationalに譲渡 金額は7億米ドル ■貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」運営のトレードワルツ、9億円の追加資金調達を実施 ■北海道厚真町のマドラー、過疎地特化生活支援一式サービス「Mobility meets Community」を譲渡 ミーツを創業へ ■九州電力<9508>子会社のキューデン・インターナショナル、バーレーン王国・アルドゥール1発電造水事業に参画 運営会社の持ち分19.8%相当を取得 ■G.U.Labs子会社でブロックチェーン関連事業のG.U.テクノロジーズ、シードラウンドで資金調達を実施 ■バッテリーテック企業の豪Relectrify、環境エネルギー投資等から資金調達を実施 ■富士興産<5009>、買収防衛策に基づく新株予約権の無償割当ての中止を決議 ■あかつき本社<8737>、グループの中古マンション関連事業を組織再編 ■第四北越FG<7327>、株式譲渡と現物配当により第四リースを直接保有の完全子会社に ■第四北越FG<7327>、コンサルティング・シンクタンク事業会社を再編 ■第四北越FG<7327>、一般財団法人新潟経済社会リサーチセンターを解散 第四北越リサーチ&コンサルティングへ機能を継承 【ニュース提供・MARR Online(マールオンライン)】 《CS》
2021/5/31
個別銘柄戦略:安川電機やレンゴーなどに注目
*09:01JST 個別銘柄戦略:安川電機やレンゴーなどに注目 先週末28日の米国市場では、NYダウが64.18ドル高の34529.45、ナスダック総合指数が12.46pt高の13748.74、シカゴ日経225先物が大阪日中比100円安の29020。28日早朝の為替は1ドル=109.80-90円(先週末午後3時は109.90円。本日の東京市場では、米ダウの堅調から三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>など大手銀行株やキーエンス<6861>太陽誘電<6976>、ローム<6963>など成長株の一角の値上がりが予想される。先週末大引け後に4-9月期業績予想を上方修正したVTホールディングス<7593>、総発行株の1.4%の自社株買いを発表した山一電機<6941>にも買いが向かおう。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測された味の素<2802>、レンゴー<3941>、豊田自動織機<6201>、CKD<6407>、THK<6481>、安川電機<6506>、日本ケミコン<6997>、武蔵精密工業<7220>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>、ニプロ<8086>、三井不動産<8801>、日通<9062>、九州電<9508>、沖縄電<9511>などに注目。 《FA》
2021/5/25
個別銘柄戦略:オープンハウスやオリエンタルランドなどに注目
*09:06JST 個別銘柄戦略:オープンハウスやオリエンタルランドなどに注目 週明け24日の米国市場では、NYダウが186.14ドル高の34393.98、ナスダック総合指数が190.18pt高の13661.17、シカゴ日経225先物が大阪日中比155円高の28495。25日早朝の為替は1ドル=108.70-80円(昨日午後3時は108.78円)。本日の東京市場は昨日の米IT株高になびいて東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体セクターの大型株やSMC<6273>、キーエンス<6861>が買われよう。三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>も米ADRの値上がりを反映して堅調が予想される。反面、ディフェンシブ色の強い花王<4452>、JR東日本<9020>はさえない値動きを強いられよう。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測されたオープンハウス<3288>、Appier<4180>、三井化学<4183>、オリエンタルランド<4661>、大塚商会<4768>、竹内製作所<6432>、アンリツ<6754>、浜松ホトニクス<6965>、ヤマハ発動機<7272>、アシックス<7936>、オカムラ<7994>、伊藤忠商事<8001>、東エレク<8035>、日立物流<9086>、GenkyDrugStores<9267>、九州電<9508>などに注目。 《FA》
2021/5/19
【M&A速報:2021/05/19(2)】Fringe81、Sansanと政投銀に対し総額38億円の優先株を発行
*16:56JST 【M&A速報:2021/05/19(2)】Fringe81、Sansanと政投銀に対し総額38億円の優先株を発行 ■Fringe81<6550>、Sansan<4443>と政投銀に対し第三者割当による総額38億円の優先株を発行 商号を「Unipos」に変更 ■星野リゾート・リート投資法人<3287>、星野リゾートHDを割当先とする新投資口発行を決議 ■新日本製薬<4931>、「Coco MCTオイル」「EVERYDAY BUTTER COFFEE」等を取り扱う食品卸のフラット・クラフトを買収 ■マレーシア政府系ファンドのMTDC、リアルテックHD運営のリアルテックグローバルファンドに参画 ■ドローンによるインフラ点検サービス提供のジャパン・インフラ・ウェイマーク、エイト日本技術開発や九州電力<9508>など4社と資本業務提携 ■日本材料技研、シードステージのマテリアルテックスタートアップに投資する「JMTCケミカル&マテリアルズファンド」を組成 ■エルアイイーエイチ<5856>と食肉卸エルモアミート、株式譲渡契約解除で合意 ■システム・ロケーション<2480>、中期経営計画を発表 ■東京ガス<9531>、子会社の東京ガスiネットから自動検針・集中監視サービス関連事業を譲り受け 【ニュース提供・MARR Online(マールオンライン)】 《FA》
2021/5/13
前日に動いた銘柄 part2 SDSバイオ、テセック、ユナイテッドなど
*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 SDSバイオ、テセック、ユナイテッドなど 銘柄名<コード>12日終値⇒前日比 日産自動車<7201> 520.5 -58.1 今期は想定以上に収益改善が鈍いとの見方に。 中国塗料<4617> 898 -115 今期の大幅経常減益見通しをネガティブ視。 エフオン<9514> 910 -114 第3四半期累計営業益は2ケタ減に。 スズケン<9987> 3640 -460 MSCIからの除外がマイナス材料に。 京都銀行<8369> 5390 -490 MSCIからの除外が発表される。 東京エレクトロンデバイス<2760> 5900 -660 地合い悪化で利食い売りが集まる展開に。 三井金属鉱業<5706> 3540 -355 今期は自動車部品伸び悩みなどで経常減益見通しに。 名古屋鉄道<9048> 2244 -281 前期の最終大幅赤字決算をマイナス視へ。 神戸製鋼所<5406> 817 -83 今期業績見通しは市場期待を下回る。 横河電機<6841> 1827 -191 今期は大幅な営業減益見通しに。 シップヘルスケアホールディングス<3360> 2599 -299 今期増益率鈍化見通しをマイナス視か。 キョーリン製薬ホールディングス<4569> 1698 -184 今期の減益・減配見通しを嫌気へ。 五洋建設<1893> 773 -72 今期の連続営業減益見通しをマイナス視。 丸井グループ<8252> 1874 -170 MSCIからの除外などで需給懸念先行。 京阪ホールディングス<9045> 3470 -300 MSCI除外がマイナス視される。 九州電力<9508> 932 -81 MSCI除外銘柄が幅広く売られる。 日本化薬<4272> 996 -78 今期の2割経常減益見通しをマイナス視。 黒谷<3168> 1095 -80 高値圏で利食い売りが集中する流れにも。 ダイフク<6383> 9930 -860 今期業績見通しは市場予想を下振れ。 ソフトバンクG<9984> 9180 -328 MSCIリバランスによる資金流出を懸念。 ダイキン工業<6367> 20935 -1085 1-3月期減益決算などマイナス視の動き優勢に。 G3HD<3647> 429 +21 マグネシウム電池事業の開始が伝わる。 SDSバイオ<4952> 1429 +169 出光興産との株式交換比率にサヤ寄せの動き。 三井金属エンジニアリング<1737> 1125 -300 今期の大幅減益見通しをネガティブ視。 川本産業<3604> 1219 -218 今期の大幅減益見通しをマイナス視。 ファミリー<8298> 651+100 MBOによる株式の非公開化へ。TOB価格(1株750円)にサヤ寄せ。 テセック<6337> 2155+400 22年3月期は各利益段階で黒字浮上見込み、配当見通しも50円増へ。 ユナイテッド<2497> 1401 +116 200万株(30億円)を上限とする自社株取得を実施へ。 IMV<7760> 514 +19 上期営業利益は前年同期比83.2%増の8.98億円で着地。 歯愛メディカル<3540> 6540 -650 第1四半期の営業利益は前年同期の約2倍の15.58億円に。 BASE<4477> 1640 +93 第1四半期の営業損益は黒字浮上(前年同期は0.28億円の赤字)、通期計画も超過。 オリコン<4800> 1079 -141 決算発表受けて売りに押される。 ハビックス<3895> 566 -69 22年3月期の営業利益見通しは前期比34.9%減、配当見通しも4円減へ。 ビープラッツ<4381> 2735 +318 「Bplats」においてアドビと提携し電子サイン機能を追加と発表。 Appier<4180> 1620 -165 同社など直近IPO銘柄はやや下げ目立つ。 《FA》
2021/4/21
前場に注目すべき3つのポイント~物色の流れとしては指数に振らされにくい銘柄にシフト~
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~物色の流れとしては指数に振らされにくい銘柄にシフト~ 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:物色の流れとしては指数に振らされにくい銘柄にシフト ■新電工、21/3上方修正 営業利益233億円←187億円 ■前場の注目材料:コニカミノルタ、再エネ調達「世界地図」、コニカミノルタなど異業種36社連携 ■物色の流れとしては指数に振らされにくい銘柄にシフト 21日の日本株市場は不安定な相場展開が見込まれる。20日のNY市場はNYダウが256ドル安だった。インドなどで新型コロナウイルス変異種感染が再び拡大、世界経済の回復を抑制するとの懸念が高まった。セクター別では、耐久消費財・アパレル、銀行が売られ、公益事業、不動産が買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比515円安の28625円。円相場は1ドル108円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなろう。日経225先物はナイトセッションで75日線を割り込み、一時29520円まで下落幅を広げている。日経平均は3月の調整場面で支持線として機能していた75日線を割り込んでくることにより、センチメントを冷ます形になりそうである。また、中期形状では13週線を割り込んできており、26週線辺りを意識した流れに向かう可能性も出てきている。出来高は薄く、断続的なインデックス売りによる影響を受けやすい面もある。ナスダック指数なども調整に入ってきているほか、VIX指数は18台に上昇してきた。依然としてボトム圏ではあるものの、20台に乗せてくるようだとリスク許容度は低下してきそうだ。 また、大阪府が緊急事態宣言の発出を要請した。東京都は22日にも要請するとみられており、政府は兵庫県を含め、合わせて発令するとみられる。一方で、制限の範囲が注目されると考えられ、前回ほどの制限でなければ直近で積み上がったショートカバーの流れにも向かわせやすい。週内はショート優位の展開になりそうではあるものの、押し目を狙うスタンスとなろう。 物色の流れとしては指数に振らされにくい銘柄にシフトしやすいため、決算を手掛りとした個別物色のほか、テーマ性のある銘柄などでの短期的な値幅取り狙いの物色となろう。また、需給悪化が警戒されてくるなかでは、需給不安の少ない直近IPO銘柄のほか、調整が続いていた銘柄の底値拾いに。 ■新電工、21/3上方修正 営業利益233億円←187億円 新電工<6967>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は187億円から233億円に上方修正しており、コンセンサス(222億円程度)を上回る。テレワーク、オンライン学習の拡大等を背景として、パソコン向けを中心にフリップチップタイプパッケージの売上が想定を超えて増加し、採算性が向上した。また、リードフレームは、自動車市場の回復等により、受注が大きく増加したほか、セラミック静電チャックが半導体製造装置市場における旺盛な需要を背景に好調を維持した。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・コニカミノルタ<4902>再エネ調達「世界地図」、コニカミノルタなど異業種36社連携 ・スズキ<7269>半導体不足で減産幅拡大、2工場、月内さらに1万台 ・日立<6501>30年度女性役員3割に、外国人も3割 ・キリンHD<2503>キリンなど8社、主体的なキャリア形成支援、未来コンソーシアム発足 ・新日本電工<5563>鹿島の合金鉄年内で停止、徳島に集約 ・東芝<6502>東芝買収、CVC検討中断 ・北海道電力<9509>GW中「出力制御」検討、再生エネ事業者に ・東武鉄道<9001>23年度以降に自動運転検証 ・九州電力<9508>サーモン陸上養殖を事業化、3社と連携 ・トヨタ<7203>EV部品共通化、他社と連携、リスク分散 ・日ペHD<4612>岡山に新工場、車用塗料、設備を刷新 ・豊田織<6201>物流システム開発で新会社、複数機器を統合制御 ・THK<6481>半導体製造装置向けLMガイドを大幅増産、工場の自動化推進 ・ISID<4812>損保2社とセキュリティー教育提供でタッグ、サイバー保険契約者向け ・日本製鉄<5401>東南ア統括をタイに移転、現地日系向け展開強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・07:45 NZ・1-3月期消費者物価指数(前年比予想:+1.5%、10-12月期:+1.4%) ・10:30 豪・3月小売売上高速報値(前月比予想:+1.0%、2月:-0.8%) 《ST》
2021/3/22
日経平均は大幅続落、国内外要因の重なりで売り優勢
*16:00JST 日経平均は大幅続落、国内外要因の重なりで売り優勢 日経平均は大幅に続落した。前週末の米国株式市場でのNYダウは続落。米中対立再燃への警戒感から寄り付きから下落した後、大手銀に対する資本規制の緩和措置を延長しないとした米連邦準備制度理事会(FRB)の方針が嫌気された。ただ、押し目買いからハイテク株は持ち直した。米銀大手の資本規制を巡るFRBの決定を受けたダウの下落を背景に、週明けの日経平均は347円安の大幅続落でスタート。その後も、前週末の日銀金融政策決定会合において上場投資信託(ETF)買い入れ対象から日経平均連動型が除外されたことを嫌気した国内需給要因も相まって下げ幅を拡大。後場は安値圏でのもみ合いに終始した。  大引けの日経平均は前日比617.90円安の29174.15円となった。東証1部の売買高は13億8426万株、売買代金は3兆0338億円だった。セクター別では輸送用機器、保険業、機械、非鉄金属、電気機器などが下落率上位に並んだ。一方、海運業、鉄鋼、電気・ガス業、鉱業、石油・石炭製品などが上昇率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は41%、対して値下がり銘柄は全体の54%であった。  個別では、那珂工場の火災発生で主力ラインが生産停止になったルネサス<6723>が大きく下落。ルネサスの一件から車載半導体不足による自動車生産の減少が警戒されトヨタ<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連も大きく下落した。また、業績モメンタムの鈍化が嫌気された日本オラクル<4716>や、業績下方修正で赤字幅拡大・配当減配となったAOKIHD<8214>も大幅に売られた。21年2月期営業利益は前期比約3割増の1400億円弱になったようだと観測報道が伝わったニトリHD<9843>は材料出尽くし感から売りに押さる場面もあったが、終始もみ合いとなった。そのほか、日銀の政策変更を引き続きネガティブ視した動きからファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>などの値がさ株の下落が目立った。  一方、期末配当予想の増配を発表した岩井コスモ<8707>が急伸。業績上方修正で一転営業増益見通しとなったパスコ<9232>も大幅高。高水準の自社株買いを発表した日住サービス<8854>は一時ストップ高を付けた。海運業界での需給ひっ迫感に加えてノルウェー社に出資し液化した二酸化炭素(CO2)の輸送事業に参入すると発表した商船三井<9104>も大きく買われた。また、日本製鉄<5401>、三菱商事<8058>、国際石油開発帝石<1605>、コスモエネHD<5021>などの資源関連株や、九州電力<9508>、中国電力<9504>などの電気・ガス業も堅調だった。そのほか売買代金上位では、任天堂<7974>、武田薬<4502>、JAL<9201>などが上昇した。 《YN》
2021/3/3
前場に注目すべき3つのポイント~個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心~
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心~ 3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心 ■九州電、21/3業績予想 営業利益600億円、コンセンサス範囲内 ■前場の注目材料:大阪ガス、“昆虫の羽”で抗ウイルス、大阪ガス子会社KRIが表面処理技術 ■個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心 3日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうである。2日の米国市場では、NYダウが143ドル安だった。中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の主席が2日、国内の不動産バブルに加えて米欧の金融市場のバブルが弾ける可能性を懸念すると表明したことから、利益確定の売りが優勢となったようである。セクター別では、素材や消費者サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が下げている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の29520円。円相場は1ドル106円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から小じっかりのスタートとなりそうだ。米株先物の下落を受けた昨日の後場に入ってからの弱い流れにより、米国市場の下げについては織り込まれている面もありそうだ。しかし、半導体株の弱さからSOX指数は下落していることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷となりやすいだろう。また、足元では値動きの荒さが目立っており、先物主導のインデックス売買に振らされやすい需給状況である。29500円辺りでの底堅さが意識されたとしても、戻りの鈍さがいったん意識されると、売り仕掛け的な流れに向かいやすいだろう。 そのため日経平均は25日線が支持線として意識されると考えられるものの、5日線辺りでの強弱感は対立しやすいところであろう。物色については景気敏感セクターにシフトしやすいところであると考えられるが、首都圏の緊急事態宣言の延長が警戒されているため、仕掛け的な売りには注視しておきたいところである。そのため、インデックスに振らされやすい状況のなか、個人主体による個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心。政策期待などの関連銘柄への循環物色に向かいやすいだろう。 ■九州電、21/3業績予想 営業利益600億円、コンセンサス範囲内 九州電<9508>は2021年3月期業績予想を発表。営業利益は前期比6%減の600億円とした。コンセンサス(600~660億円)の範囲内。寒波による電気やLNGの臨時調達コストが重荷となる一方で、発電所の修繕繰り越しで経費を抑制。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物は上昇(29520、大阪比+30) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・海外コロナ向けワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・大阪ガス<9532>“昆虫の羽”で抗ウイルス、大阪ガス子会社KRIが表面処理技術 ・東京センチュリー<8439>「空飛ぶタクシー」リースの独新興に出資 ・NEC<6701>宇宙船開発にAI導入、ロッキードと複数年のライセンス検討 ・トヨタ<7203>社債5000億円発行、SDGs向け先端技術開発 ・リコー<7752>30年度に再生エネ50%、ESG目標8年前倒し ・兼松<8020>車で新事業、車両データをAI解析 ・伊藤忠<8001>新会社、アスリート向けファン構築支援 ・丸紅<8002>丸紅など、国内不動産仲介を本格化、米大手事業モデル導入 ・ホンダ<7267>ホンダなど国内外4社、コンソーシアム創設、交換式バッテリー普及 ・安川電<6506>50年排出ゼロ、生産・製品で環境負荷低減 ・不二越<6474>事業部制を明確化、営業・開発・製販を統括 ・JDI<6740>脈波測定向け薄型生体センサー、読み取り速度4倍超 ・三菱電<6503>稼働データの収集基盤構築、スマート家電開発に活用 ・三井化学<4183>中国の不織布製造社売却、日・タイに資源集中 ・帝人<3401>ソーラールーフ開発、豪社とモビリティー向け ・東洋紡<3101>高濃度濃縮海水再利用システム、海水淡水化プラント向け ・メニコン<7780>中国で近視矯正用コンタクトのオルソレンズ拡販 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:30 片岡日銀審議委員あいさつ ・片岡日銀審議委員会見 <海外> ・09:30 豪・10-12月期GDP(前年比予想:-1.9%、7-9月期:-3.8%) ・10:45 中・2月財新サービス業PMI(予想:51.5、1月:52.0) 《ST》
2021/2/24
タマホーム Research Memo(2):注文住宅大手でリフォームや戸建分譲ほか不動産事業など周辺事業領域に展開
*18:12JST タマホーム Research Memo(2):注文住宅大手でリフォームや戸建分譲ほか不動産事業など周辺事業領域に展開 ■事業概要 1. 事業内容 タマホーム<1419>の事業セグメントは、住宅事業、不動産事業、金融事業、エネルギー事業、その他事業の5つの事業セグメントで開示されており、2021年5月期第2四半期累計の売上高構成比で見ると住宅事業が約80%を占める主力事業となっており、次いで戸建分譲事業やマンション、サブリース、その他不動産物件の販売等が含まれる不動産事業が約16%を占めている。不動産事業については期によって大型物件の売却益を計上することがあるため、利益変動が大きくなる傾向にあるが、注文住宅事業と不動産事業で連結業績の大半を占める構造であることに変わりない。各セグメントの内容は以下の通り。 (1) 住宅事業 住宅事業の主力は、注文住宅の建築請負事業である。同社は、「より良いものを より安く提供することにより 社会に奉仕する」という経営方針のもと、設立当初から注文住宅としては画期的な低価格化を実現し、主にロードサイド型の独立型店舗の出店による全国展開と、テレビCMや折込チラシ等の広告宣伝による積極的な集客戦略を行うことで顧客を獲得し、成長を続けてきた。ここ数年は、インターネットの普及によりWebマーケティングも強化している。店舗数は2021年5月期第2四半期末で245店舗となり、北海道から沖縄まで全都道府県に展開している。 注文住宅のラインナップとしては、設立当初からの主力商品である「大安心の家」(自由設計・オール電化・豊富な設備仕様が特徴)を中心として、都市部での狭小地向け3階建て住宅である「木望の家」、低価格訴求商品である「シフクノいえ」、高価格帯商品となる「大安心の家 PREMIUM」など各種商品をラインナップしている。また、2016年7月より戦略商品として各地域のニーズに合わせて投入している「地域限定商品」を、2020年1月からコストパフォーマンスに優れた「期間限定商品」(各期間のニーズに応じた商品仕様を設定)を全国で順次投入しており、2021年5月期第2四半期累計ではこの両商品で受注棟数の約90%を占めるまでになっている。商品の平均価格帯を見ると、「大安心の家」をベースとした「期間限定商品」が1,800万円前後、低価格帯商品である「シフクノいえ」が1,200万円前後となっている。また、良質な国産材にこだわった家づくりをしているのが特徴で、構造躯体に使用される木材のうち、国産材の比率は約74%となっている※。 ※「大安心の家」シリーズ。2018年10月時点、同社調べ。 その他、同セグメントにはリフォーム工事請負事業や住宅関連紹介事業(住宅建築に付随する各種工事など)が含まれる。 (2) 不動産事業 不動産事業には戸建分譲販売事業(分譲宅地含む)、マンションの企画・開発・販売事業(中古マンションのリノベーション販売含む)、オフィスビルのサブリース事業、オフィス区分所有権販売事業のほか、各種不動産物件の販売等が含まれる。オフィス区分所有権販売事業では、東京主要5区を対象エリアに中小規模のオフィスビルを1棟仕入れ、バリューアップ後に全国の不動産オーナー(個人)や法人(中堅企業)向けに所有権を小口化して販売している。 (3) 金融事業 金融事業は、主に住宅購入者向けの火災保険や地震保険、生命保険など各種保険の販売代理業務のほか、子会社のタマファイナンス(株)にて住宅購入資金の本融資実行までのつなぎ融資サービスを行っている。売上構成比は全体の1%弱と小さいが利益率は高く、同社の中では安定収益源となっている。 (4) エネルギー事業 子会社の(株)九州新エネルギー機構が福岡県大牟田市でメガソーラー発電所(タマホーム有明メガソーラー発電所)を運営している。2015年2月より商業運転を開始し、全量を九州電力<9508>に売電している。発電能力は15MW(メガワット)で、金融事業と同様に売上規模は小さいものの利益率は高く、安定収益源となっている。なお、発電能力については今後も現状を維持する方針となっている。 (5) その他事業 その他事業には、国内子会社で展開する広告代理業や、家具販売・インテリア工事の請負、地盤保証などの住宅周辺事業、障がい者雇用支援のための農業事業を行っている。また、海外事業に関しては引き続き事業の選択と集中を進めている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《ST》
2021/2/2
前日に動いた銘柄 part2 キーエンス、プロパティデータバンク、テクノホライゾンなど
*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 キーエンス、プロパティデータバンク、テクノホライゾンなど 銘柄名<コード>1日終値⇒前日比 JCRファーマ<4552> 3210 -240 連日の急伸で短期的な過熱警戒感。 TDK<6762> 16090 -790 実質的に上振れ決算も出尽くし感など優勢にも。 ジェイリース<7187> 719 -42 通期上方修正や復配などで先週末に急伸の反動。 味の素<2802> 2342.5 -130.5 業績上方修正も出尽くし感が先行へ。 ポーラ・オルビスホールディングス<4927> 1997 -96 巨額遺産を巡る裁判での東京地裁判決を受けて。 日立建機<6305> 2903 -137 10-12月期も大幅減益基調が継続へ。 さくらインターネット<3778> 672 -41 業績上方修正も出尽くし感が先行へ。 九州電力<9508> 923 -46 卸電力価格の高騰などで通期業績見通しを取り下げ。 チェンジ<3962> 3550 -105 先週末にかけリバウンドの動き強まっていたが。 アルプスアルパイン<6770> 1340 -56 決算発表を受けて先週末から急落の展開。 村田製作所<6981> 9721 -334 コンセンサス上振れ決算も出尽くし感が先行の展開に。 キーエンス<6861> 57680 +1540 第3四半期は市場想定上回る好決算に。 東日本旅客鉄道<9020> 6561 -329 緊急事態宣言発出などで通期予想を下方修正へ。 Zホールディングス<4689> 675.8 +25.4 ZOZOの好決算発表・株価急伸が刺激に。 セキド<9878> 925 +79 決算発表控えて期待感が先行か。 Jトラスト<8508> 242 -13 事業再編効果などで先週末は大幅高。 ニッポン高度紙工業<3891> 2714 +289 21年3月期の営業利益を19億円から25億円に上方修正、配当増額も支援材料。 プロパティデータバンク<4389> 2181 +400 21年3月期の営業利益を3.70億円から4.62億円に上方修正。 環境管理センター<4657> 450 +21 21年6月期の営業利益を1.70億円から2.50億円に上方修正。 テクノホライゾン<6629> 921+150 21年3月期の営業利益を15億円から20億円に上方修正。 国際チャート<3956> 380 +80 第3四半期の好決算を材料視。 夢真ホールディングス<2362> 743 +30 4月1日にビーネックスグループと経営統合へ。 YKT<2693> 317 +12 20年12月期の営業利益を2.00億円から3.21億円に上方修正。 プレイド<4165> 3795 +355 同社など直近IPO銘柄には資金向かい概ね堅調な値動き。 ベガコーポレーション<3542> 1957 -255 第3四半期決算を受けて売りに押される。 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774> 739+100 帝人がTOB(1株820円)へ、1日はサヤ寄せの動きに。 《FA》
2021/2/1
【注目銘柄ダイジェスト】:ZOZOが大幅反発、村田製は大幅続落
*16:51JST 【注目銘柄ダイジェスト】:ZOZOが大幅反発、村田製は大幅続落 <9508> 九州電力 923 -46 急落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は863億円で前年同期比2.8倍と大幅増益になっている。一方、従来700億円としていた通期予想を取り下げており、業績下振れ懸念など先行き不透明感が強まる状況となっている。取り下げの背景は、卸電力取引市場の価格高騰などの影響によって収支が悪化しており、現時点での合理的な算定が困難なためとしている。 <9064> ヤマトHD 2857 +256 急反発。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は897億円で前年同期比79.2%増益となった。EC領域への対応力強化などによって宅急便の取扱個数が増加し、収益拡大につながっている。通期予想は従来の680億円から820億円、前期比83.4%増に上方修正。年間配当金も32円から35円に引き上げている。期待感などはそれ程反映されていなかったため、ポジティブな反応が先行する形に。 <5332> TOTO 6510 +720 急上昇。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は171億円で前年同期比38.1%増益、上半期の同39.3%減から一転して大幅増益に転じている。国内リモデル事業や中国・米国事業が好調となっているようだ。通期予想は従来の310億円から390億円、前期比6.1%増に上方修正している。通期計画の未達懸念もあったなか、想定以上の足元の収益改善をポジティブ視する動きが優勢に。 <6632> JVCKW 201 +27 急反発。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は20.6億円で前年同期比51.0%減益となっている。ただ、10-12月期は54.1億円で同5.3倍と急回復し、通期予想の20億円を超過する形に。通常、第4四半期に利益は偏重する傾向にあり、大幅な上振れが想定できる状況になっているもよう。カーナビやドライブレコーダーなどがアフターマーケット・OEMともに好調、米国子会社の無線システムの受注も順調に推移しているようだ。 <8005> スクロール 975 +150 ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は前年同期比2.5倍の63.7億円となっている。通期予想は従来の44億円から64億円、前期比3倍の水準にまで上方修正。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり消費の拡大などで、通販事業、ソリューション事業およびeコマース事業の売上が好調に推移しているようだ。未定としていた期末配当金は44.5円にすると発表、年間配当金は52円で前期比42円の増配となる。 <9020> JR東 6561 -329 大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業損益は278億円の赤字、第1四半期や第2四半期との比較で、赤字幅は大きく縮小している。一方、通期予想は従来の5000億円の赤字から5350億円の赤字に下方修正、緊急事態宣言の再発出などが影響のもよう。また、中期業績目標も実質下方修正、23年3月期営業利益5200億円に代えて、26年3月期4500億円目標などが公表されている。 <6762> TDK 16090 -790 大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は451億円で前年同期比11.6%増益、先行投資など販管費の増加もあって、市場予想に近い水準での着地に。通期予想は売上高を上方修正しているが、構造改革など一時的費用の計上で、営業利益は1100億円、前期比12.4%増を据え置いている。実質的には上振れとなるが、株価は計画比上振れを織り込んでいたとみられ、出尽くし感なども優勢となっているようだ。 <3092> ZOZO 3435 +502 大幅反発。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は139億円で前年同期比2.3倍となり、100億円弱の市場予想を大幅に上振れている。アパレルが在庫処分早期化を進めるため、ZOZOTOWNの活用が進んでいるもよう。通期予想も従来の395億円から415億円、前期比48.8%増に上方修正、市場予想はほぼ会社計画線上であった。上振れ期待はそれほど織り込まれておらず、ストレートにポジティブな反応が強まる形に。 <6701> NEC 6430 +730 大幅反発。先週末に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は624億円で前年同期比倍増と急拡大、市場予想も200億円程度上回っている。通期予想1500億円、前期比17.5%増は据え置いているが、90億円程度の超過ペースとなっているもよう。上半期までの未達懸念は大きく後退する状況になっている。5G基地局向けの本格化などによりNWサービスなどが拡大のほか、新型コロナのマイナス影響なども圧縮のようだ。 <6981> 村田製 9721 -334 大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は1084億円で前年同期比36.3%増益、市場予想を200億円強上回る着地に。通期営業利益も2500億円から2900億円、前期比14.5%増に再度の増額修正へ。通期見通しも市場予想を200億円程度上回っているが、3月からの調整を想定しており、1-3月期の収益水準は前四半期比鈍化を想定している。足元にかけて業績期待が高まっていたことで、短期的な出尽くし感が先行する形に。