2021/6/18
三和HD Research Memo(3):“動く建材”を世界展開。主力は国内だが欧米事業も重要な柱に成長
*15:13JST 三和HD Research Memo(3):“動く建材”を世界展開。主力は国内だが欧米事業も重要な柱に成長
■会社概要
2. 事業の概要
同社グループは、2021年3月末現在、三和ホールディングス<5929>、連結子会社100社、関連会社11社の計112社で構成されており、ビル商業施設建材製品、住宅建材製品の建築用金属製品の製造・販売及びメンテナンス・サービス事業を、日本、北米、欧州及びアジアで展開している。
具体的な製品は、建材の中でもシャッターやドアなど、“動く建材”が中心となっている。これに加えて、国内では間仕切やフロント製品、エクステリア製品などを、北米では車両用ドア製品などを展開している。また取付工事やメンテンス・サービスも収益の重要な一部となっている。
主要な子会社としては、国内では12社があり、三和シヤッター工業をはじめ、昭和フロント(株)、沖縄三和シヤッター(株)などに、2020年3月期より鈴木シャッターが加わった。国内市場シェアNo.1を誇り、経験豊富な施行技術者を有し、サービス事業の拡大によって安定的な拡大成長を図る。一方、海外事業では、北米では強力な販売ネットワークを持ち、米国・カナダで強力なブランド力を誇るODCグループにより、No.1に磨きをかける。また、欧州ではNFグループがドイツを主軸に欧州各国で展開しており、M&A戦略による事業基盤拡大によって、さらなるプレゼンス向上を目指す。さらに、アジアでは三和シヤッター(香港)有限公司、安和金属工業股分有限公司など5社がある。グループ各社は、それぞれの地域の事業を担っており、傘下に多数の事業会社や地域販売会社を抱え、製品や事業領域によって複数のブランドで展開している。グループ各社の販路・技術力の活用や、市場環境やニーズに迅速に対応できる体制強化によって、グループの成長スピード加速を目指している。
同社グループは、国内同業他社に先駆けて、グローバルな事業展開を進めてきた。現在では、世界26の国と地域で事業を展開し、主要地域ではトップポジションを確立している。同社では、三和シヤッター工業、国内子会社、ODC(米国)、NF(欧州)、アジアの5つのセクターに分類して売上高及び営業利益を開示している。
2021年3月期実績ベースでは、三和シヤッター工業が売上高の47%、営業利益の62%を占めている。また、国内子会社も売上高で12%、営業利益で8%を占め、三和シヤッター工業と合計した日本事業がグループ収益・利益の中核を形成している。それに続くのが米国のODCで、売上高で27%、営業利益でも23%を占めている。また、欧州のNFは売上高の17%、営業利益の9%を占め、存在感を増してきている。一方、2020年3月期より新たに連結対象となったアジアは、売上高シェア2%で営業損失になっており、早期の黒字転換が課題である。
シャッター製品、ガレージドアなど主力製品で、日・米・欧の3地域で高シェアを獲得
3. 主要製品の概要
同社グループは、国内市場で、文化シヤッター<5930>、東洋シヤッター<5936>などの競合他社を凌ぎ、売上高トップを占める。また、北米でも1位、欧州でも2位を占めるなど、世界的に圧倒的なシェアを誇っている。製品別に見ても、同社は多くの製品で国内市場トップにあり、北米・欧州においても上位を占めている。
同社の製品は建材の中でも、シャッターやドア、間仕切など、“動く建材”であり、最も代表的な製品は社名にもあるシャッターだ。国内市場では、パネル(扉部)の板厚によって軽量シャッターと重量シャッターに分類されている。軽量シャッターはガレージや商店用の比較的小さなもので、重量シャッターはビル、工場、倉庫などの大型建築物で使用される。同社グループは、これらシャッター製品で国内、北米市場で1位を占めている。
一般的なシャッターは開放時にはロール状に巻き取る形態だが、天井にレールを設置し、パネルをスライドさせて収納することで開閉するタイプもある。一般的にはオーバーヘッドドアと言うが、同社は日本においてはオーバースライダーの商品名で展開している。オーバーヘッドドアは機能としてはシャッターと同様だが開閉スピードが速いという特徴があり、シャッターと並ぶ重要な製品となっている。日本・北米・欧州・アジアの4拠点全てで販売しているコア商品である。
ドアについてはマンションの玄関ドアやオフィスビルなどの防火扉、病院や福祉施設用引き戸(いわゆる病室の入り口のドア)など様々なものをラインナップしている。ドアの中で、ちょうつがい(ヒンジ)を有する構造のもの(引き戸以外のほとんどのドアが該当)については特にヒンジドアと称することもある。ヒンジドアは日本と欧州では展開しているが、北米では扱っていない。自動ドアは、開閉の動力部(エンジンと称する)とスチール構造部を同社が製造し、ガラスなど(仕入品)を組み込んでセットで販売するのが基本だが、エンジンだけの販売も行っている。自動ドアは日本と米国で展開しており、欧州では扱っていない。これらドア製品についても、同社グループは国内市場で首位を、北米、欧州においても上位を占めている。
その他、エクステリア製品には、ストアフロントやメールボックスがある。ストアフロントは商業施設やビルのエントランスに設置されるもので、素材によってアルミとステンレスがある。メールボックスは集合住宅の郵便受けがメインだが、近年はいわゆる宅配ボックスも伸びている。エクステリア製品は、主に国内で販売している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
《AS》
2020/12/18
ロイヤルHDなど
[来週の買い需要(表)]
コード;銘柄;株価インパクト;買い需要;信用倍率;終値;前日比 <5819> ;カナレ電気;818%;22900;0.12;1826;-3 <1470> ;J400レバ;455%;91;7.22;22500;40 <2530> ;MXS A180;420%;21;0.17;12610;-40 <3091> ;ブロンコB;296%;129100;0.10;2417;28 <9046> ;神電鉄;279%;10900;0.11;3725;5 <3109> ;シキボウ;262%;91500;2.19;1048;-3 <2686> ;ジーフット;246%;103000;0.19;411;-4 <8179> ;ロイヤルHD;239%;372200;0.05;1967;10 <8077> ;トルク;205%;18700;3.08;268;7 <9913> ;日邦産;194%;3100;25.60;530;-10 <9419> ;ワイヤレスG;189%;91300;3.69;573;-8 <5936> ;洋シヤタ;182%;2000;1.80;743;-2 <7601> ;ポプラ;152%;7600;0.77;393;1 <1369> ;DIAM225;145%;109;0.98;26940;-20 <2702> ;マクドナルド;134%;726900;0.29;5140;-10 <4564> ;OTS;133%;1944800;2.88;117;1 <1768> ;ソネック;127%;1400;1.16;867;-6 <9267> ;Genky;122%;200200;0.35;4380;185 <5659> ;日精線;119%;3200;3.39;3730;0 <9731> ;白洋舎;118%;3300;0.06;2444;-14
[コメント]
ロイヤルHDは売り長の需給状況が続いている。今後は安値期日が接近することにより、売り方にとっては厳しい需給状況であろう。
《FA》
2020/8/14
ヒマラヤなど
[来週の買い需要(表)]
コード;銘柄;株価インパクト;買い需要;信用倍率;終値;前日比 <7514> ;ヒマラヤ;861%;68900;0.04;821;5 <6297> ;鉱研工業;570%;13100;8.31;409;1 <3329> ;東和フード;333%;1000;0.97;1220;-6 <3205> ;ダイドリミ;288%;40300;0.66;197;-2 <9414> ;BS11;239%;34400;0.05;1122;7 <5936> ;洋シヤタ;233%;3500;0.64;710;-4 <7416> ;はるやまHD;223%;10500;0.07;717;-6 <7945> ;コマニー;200%;400;3.63;1179;19 <8166> ;タカキュー;198%;27900;0.46;131;0 <6218> ;エンシュウ;170%;9500;2.44;921;-21 <8200> ;リンガハット;167%;228500;0.06;2433;26 <7683> ;ダブルエー;159%;2700;2.90;2645;-21 <9993> ;ヤマザワ;152%;18100;0.08;1721;-11 <4343> ;ファンタジー;147%;147700;0.66;1592;7 <9380> ;東海運;140%;11200;2.74;280;1 <6217> ;津田駒;137%;5600;1.28;765;1 <9675> ;常磐興;132%;12100;0.12;1365;-31 <2729> ;JALUX;124%;9400;0.19;1673;-12 <2659> ;サンエー;121%;50900;0.13;4225;5 <7551> ;ウェッズ;115%;4600;5.08;500;1
[コメント]
ヒマラヤの信用倍率は1倍を下回る売り長の需給状況が慢性化している。今後は3月の急落局面での期日を迎えるため、一気に買い方優位の展開になりやすいだろう。
《FA》
2020/8/7
はてななど
[来週の買い需要(表)]
コード;銘柄;株価インパクト;買い需要;信用倍率;終値;前日比 <1619> ;建設資材;2000%;20;1.58;17420;0 <5936> ;洋シヤタ;500%;3500;0.79;707;2 <1467> ;J400ブル;415%;540;1.19;8710;-110 <6297> ;鉱研工業;385%;13100;8.01;406;5 <7683> ;ダブルエー;338%;2700;3.38;2618;7 <3930> ;はてな;296%;15700;2.83;2160;-19 <7514> ;ヒマラヤ;281%;68900;0.03;811;4 <9713> ;ロイヤルホテル;186%;5200;1.42;1192;33 <3205> ;ダイドリミ;181%;40300;0.70;195;3 <9675> ;常磐興;181%;12100;0.13;1278;20 <8166> ;タカキュー;179%;27900;0.50;128;1 <7524> ;マルシェ;170%;19700;0.26;523;2 <2659> ;サンエー;168%;50900;0.15;4055;-15 <7510> ;たけびし;164%;1800;0.34;1432;-9 <9993> ;ヤマザワ;163%;18100;0.08;1718;-6 <8537> ;大光銀;157%;3600;0.68;1194;8 <9380> ;東海運;156%;11200;2.84;274;2 <4487> ;スペースM;153%;52500;10.18;842;-3 <4355> ;ロングライフ;144%;2600;1.25;309;7 <3648> ;AGS;140%;4200;1.09;796;3
[コメント]
はてなの信用倍率は概ね2倍台での推移が続いている。取り組み妙味は大きくないが、今後安値圏での期日が続くため、需給状況は良好だろう。
《FA》
2020/6/16
三和HD Research Memo(3):“動く建材”を世界展開。主力は国内だが欧米事業も重要な柱に成長
*15:03JST 三和HD Research Memo(3):“動く建材”を世界展開。主力は国内だが欧米事業も重要な柱に成長
■会社概要
2. 事業の概要
同社グループは、2020年3月末現在、三和ホールディングス<5929>、連結子会社100社、関連会社12社の計113社で構成されており、ビル商業施設建材製品、住宅建材製品の建築用金属製品の製造・販売及びメンテナンス・サービス事業を、日本、北米、欧州及びアジアで展開している。
具体的な製品は、建材の中でもシャッターやドアなど、“動く建材”が中心となっている。これに加えて、国内では間仕切やフロント製品、エクステリア製品などを、北米では車両用ドア製品などを展開している。また取付工事やメンテンス・サービスも収益の重要な一部となっている。
主要な子会社としては、国内では三和シヤッター工業(株)を始め、昭和フロント(株)、沖縄三和シヤッター(株)など12社があり、2020年3月期より(株)鈴木シャッターが加わった。海外では、北米ではODCグループ、欧州ではNFグループ、アジアでは三和シヤッター(香港)有限公司、安和金属工業股分有限公司など4社がある。グループ各社は、それぞれの地域の事業を担っており、傘下に多数の事業会社や地域販売会社を抱え、製品や事業領域によって複数のブランドで展開している。
同社グループは、国内同業他社に先駆けて、グローバルの事業展開を進めてきた、現在では、世界26の国と地域で事業を展開し、主要地域ではトップポジションを確立している。同社では、三和シヤッター工業、国内子会社、米国(ODC)、欧州(NF)、アジアの5つのセクターに分類して売上高及び営業利益を開示している。
2020年3月期実績ベースでは、三和シヤッター工業が売上高の48%、営業利益の62%を占めている。また、国内子会社も売上高で12%、営業利益で8%を占め、三和シヤッター工業と合計した日本事業がグループ収益・利益の中核を形成している。それに続くのが米国のODCで、売上高で27%、営業利益でも26%を占めている。また、欧州のNFは売上高の17%、営業利益の11%を占め、存在感を増してきている。一方、2020年3月期より新たに連結対象となったアジアは、売上高シェアで1%、営業損失にとどまっており、今後の収益・利益貢献が期待される。
シャッター製品、ガレージドアなど主力製品で、日・米・欧の3地域で高シェアを獲得
3. 主要製品の概要
同社グループは、国内市場で、文化シヤッター<5930>、東洋シヤッター<5936>などの競合他社を凌ぎ、売上高トップを占める。また、北米でも1位、欧州でも2位を占めるなど、世界的に圧倒的なシェアを誇っている。製品別に見ても、同社は多くの製品で国内市場トップにあり、北米・欧州においても上位を占めている。
同社の製品は建材の中でも、シャッターやドア、間仕切など、“動く建材”だ。最も代表的な製品は社名にもあるシャッターだ。国内市場では、パネル(扉部)の板厚によって軽量シャッターと重量シャッターに分類されている。軽量シャッターはガレージや商店用の比較的小さなもので、重量シャッターはビル、工場、倉庫などの大型建築物で使用される。同社グループは、これらシャッター製品で国内、北米市場で1位を占めている。
一般的なシャッターは開放時にはロール状に巻き取る形態だが、天井にレールを設置し、パネルをスライドさせて収納することで開閉するタイプもある。これをオーバーヘッドドア(一般名)と言う。同社は日本においてはオーバースライダーの商品名で展開している。オーバーヘッドドアは機能としてはシャッターと同様だが開閉スピードが速いという特徴があり、シャッターと並ぶ重要な製品となっている。日本・北米・欧州の3拠点で販売しているが、特に北米では、DIY需要もあり開閉機を独立でも販売しており、ODCは市場2位を占めている。
ドアについてはマンションの玄関ドアやオフィスビル等の防火扉、病院や福祉施設用引き戸(いわゆる病室の入り口のドア)など様々なものをラインアップしている。ドアの中で、ちょうつがい(ヒンジ)を有する構造のもの(引き戸以外のほとんどのドアが該当)については特にヒンジドアと称することもある。ヒンジドアは日本と欧州では展開しているが、北米では扱っていない。自動ドアは、開閉の動力部(エンジンと称する)とスチール構造部を同社が製造し、ガラス等(仕入品)を組み込んでセットで販売するのが基本だが、エンジンだけの販売も行っている。自動ドアは日本と米国で展開しており、欧州では扱っていない。これらドア製品についても、同社グループは国内市場で首位を、北米、欧州においても上位を占めている。
その他、エクステリア製品には、ストアフロントやメールボックスがある。ストアフロントは商業施設やビルのエントランスに設置されるものだ。素材によってアルミとステンレスがある。メールボックスは集合住宅の郵便受けがメインだが、近年はいわゆる宅配ボックスも伸びている。エクステリア製品は、主に国内で販売している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
《YM》
2020/1/28
日経平均は続落、新型肺炎に伴う世界経済鈍化懸念が重しも下値は堅い展開に
*15:17JST 日経平均は続落、新型肺炎に伴う世界経済鈍化懸念が重しも下値は堅い展開に
日経平均は続落。前日の米国市場では、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けて世界経済鈍化への懸念が強まり、主要3指数そろって1%強の下落となった。世界的なリスクオフムードから為替も1ドル=108円90銭台前後での円高基調が続き、こうした背景から、日経平均は前日比200円近く下げて始まった後、低位圏での推移が続いた。ただ、その後は、新型肺炎の行末やこれから始まる主要企業の決算内容を見極めたいといった思惑などから、下値を拡げる展開とはならなかった。結局、終日23100円を割ることなく、ドル円の円高基調が一服するに伴い、後場から大引けにかけては下げ幅を縮めていく展開となった。
大引けの日経平均は前日比127.80円安の23215.71円となった。東証1部の売買高は11億7125万株、売買代金は2兆1940億円だった。業種別では、金融、空運の2業種のみが小幅にプラスで、残る31業種はマイナス推移となり、中でも鉄鋼、鉱業、石油が下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の34%、対して値下がり銘柄は62%となった。
個別では、売買代金上位では、昨日の大幅下落からの反発といった形でソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>が小幅高となり、任天堂<7974>もしっかり。インバウンド需要の減少懸念から連日の下落が目立っていた資生堂<4911>も本日は押し目買いが入り2%超の上昇。また、半導体関連も前場ではほぼ全面安だったが、後場に入ってからはアドバンテスト<6857>が2%近くまで上昇するなど一部で押し目買いがみられた。そのほか個別では、第3四半期の累計営業利益が減益となった東洋シヤッター<5936>やナガワ<9663>、第3四半期の減益率が一段と悪化し通期見通しも大幅な減益予想となったKOA<6999>などが東証1部の下落率上位となった。一方、通期業績予想を大幅に上方修正した小野測器<6858>、第1四半期決算が大幅増益となり上半期業績予想を上方修正したインソース<6200>、通期の売上高予想を小幅に上方修正したSMK<6798>などが東証1部の上昇率上位に躍り出た。
《YN》
2019/10/25
前場に注目すべき3つのポイント~日米決算を材料視した物色に
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~日米決算を材料視した物色に
25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日米決算を材料視した物色に
■前場の注目材料:中外薬、19/12期業績予想を上方修正、営業利益2180億円←1430億円
■ホンダ、欧で全車電動化、22年に前倒し
■日米決算を材料視した物色に
25日の日本株市場は、本格化する日米決算を手掛かりとした物色の中、日経平均は年初来高値水準でのこう着感の強い相場展開になりそうだ。24日の米国市場ではNYダウが小幅に下落する一方で、ナスダックは上昇。NYダウは、スリーエムの決算が重石になっている。商いが膨らみづらい需給環境の中、主要企業の決算の影響を受けやすくなっている。ナスダックはラムリサーチなど半導体株の決算評価がみられている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の22815円。円相場は1ドル108円60銭辺りでの推移が続いている。
ラムリサーチは13%超の上昇となった。23日に発表した7-9月期決算は、売上高が前年同期比7.1%減の21.65億ドルとなり、市場コンセンサスの21.59億ドルを上回った。一株利益も予想を上回り、前日の時間外で急伸していたため、これについては織り込み済みではあるが、半導体株への下支えとしては意識されやすい。
また、電気自動車のテスラは予想外の黒字転換となったことで、直近で動意をみせていたリチウムイオン電池関連のほか、自動運転関連への物色に向かわせそうだ。また、マイクロソフトが23日発表した決算は、売上高、利益ともにコンセンサスを上回った。クラウドコンピューティング・プログラム「Azure」と生産性ソフト「Office」のオンライン版の需要が追い風となっており、クラウド関連やサブスクリプション関連への手掛かり材料になるだろう。
一方で、アマゾン・ドット・コムが24日発表した決算は、売上高は予想を上振れたものの一株利益は下振れており、時間外で下落していることで重石になりやすいだろう。なお、国内の決算では中外薬<4519>、サイバネット<4312>、ミロク情報<9928>、グローセル<9995>、ダイワボHD<3107>、洋シヤター<5936>、ネットワン<7518>、TDSE<7046>などに決算評価の資金が向かいそうである。また、足元で原油先物相場のリバウンド基調がみられており、国際帝石<1605>、出光興産<5019>、JXTG<5020>などの動向も注目されそうだ。
■中外薬、19/12期業績予想を上方修正、営業利益2180億円←1430億円
中外薬<4519>は2019年12月期の業績予想を修正。売上収益は従来の5925億円から6800億円、営業利益は1430億円から2180億円に上方修正した。主にがん領域における主力品・新製品、ヘムライブラをはじめとする国内製商品売上高およびロシュ向け輸出が前回発表予想に対し好調に推移。また、ヘムライブラに関するロイヤルティ等収入やその他の一時金収入についても予想を大幅に上回って進捗している。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(22750.60、+125.22)
・ナスダック総合指数は上昇(8185.80、+66.00)
・1ドル108円60-70銭
・シカゴ日経225先物は上昇(22815、大阪比+35)
・SOX指数は上昇(1615.51、+38.93)
・VIX指数は低下(13.71、-0.30)
・米原油先物は上昇(56.23、+0.26)
・米追加利下げ観測
・日銀のETF購入
・株安局面での自社株買い
・オリックス<8591>MGMリゾーツと「大阪オンリー宣言」表明、IR計画加速
・ホンダ<7267>欧で全車電動化、22年に前倒し
・住友商<8053>DX技術専門会社を設立
・豊通商<8015>イスラエルVBと提携、自動運転で投資
・デンソー<6902>25年めどソフト開発人材3割増、24時間体制確立
・ブリヂストン<5108>新素材、ゴム・樹脂を分子レベル結合
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
《SF》
2019/10/25
日米決算を材料視した物色に
*08:21JST 日米決算を材料視した物色に
25日の日本株市場は、本格化する日米決算を手掛かりとした物色の中、日経平均は年初来高値水準でのこう着感の強い相場展開になりそうだ。24日の米国市場ではNYダウが小幅に下落する一方で、ナスダックは上昇。NYダウは、スリーエムの決算が重石になっている。商いが膨らみづらい需給環境の中、主要企業の決算の影響を受けやすくなっている。ナスダックはラムリサーチなど半導体株の決算評価がみられている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の22815円。円相場は1ドル108円60銭辺りでの推移が続いている。
ラムリサーチは13%超の上昇となった。23日に発表した7-9月期決算は、売上高が前年同期比7.1%減の21.65億ドルとなり、市場コンセンサスの21.59億ドルを上回った。一株利益も予想を上回り、前日の時間外で急伸していたため、これについては織り込み済みではあるが、半導体株への下支えとしては意識されやすい。
また、電気自動車のテスラは予想外の黒字転換となったことで、直近で動意をみせていたリチウムイオン電池関連のほか、自動運転関連への物色に向かわせそうだ。また、マイクロソフトが23日発表した決算は、売上高、利益ともにコンセンサスを上回った。クラウドコンピューティング・プログラム「Azure」と生産性ソフト「Office」のオンライン版の需要が追い風となっており、クラウド関連やサブスクリプション関連への手掛かり材料になるだろう。
一方で、アマゾン・ドット・コムが24日発表した決算は、売上高は予想を上振れたものの一株利益は下振れており、時間外で下落していることで重石になりやすいだろう。なお、国内の決算では中外薬<4519>、サイバネット<4312>、ミロク情報<9928>、グローセル<9995>、ダイワボHD<3107>、洋シヤター<5936>、ネットワン<7518>、TDSE<7046>などに決算評価の資金が向かいそうである。また、足元で原油先物相場のリバウンド基調がみられており、国際帝石<1605>、出光興産<5019>、JXTG<5020>などの動向も注目されそうだ。
《AK》
2019/7/1
三和HD Research Memo(4):シャッター製品、スチールドアなど主力製品で、日・米・欧の3地域で高シェア獲得
*15:44JST 三和HD Research Memo(4):シャッター製品、スチールドアなど主力製品で、日・米・欧の3地域で高シェア獲得
■会社概要
3. 主要製品の概要
三和ホールディングス<5929>の製品は建材の中でも、シャッターやドア、間仕切など、“動く建材”だ。最も代表的な製品は社名にもあるシャッターだ。シャッターは三和シヤッター工業の売上高の約34%(2019年3月期実績。以下同じ)を占めている。国内市場では、パネル(扉部)の板厚(1mmを基準)によって軽量シャッターと重量シャッターに分類されている。軽量シャッターは住宅や店舗で使用され、重量シャッターはそれ以外の大型建築物で使用される。同社の特長として、重量シャッターで特に強みを有している点が挙げられる。
一般的なシャッターは開放時にはロール状に巻き取る形態だが、天井にレールを設置し、パネルをスライドさせて収納することで開閉するタイプもある。これをオーバーヘッドドア(一般名)と言う。同社は日本においてはオーバースライダーの商品名で展開している。オーバーヘッドドアは機能としてはシャッターと同様だが開閉スピードが速いという特徴があり、シャッターと並ぶ重要な製品となっている。
オーバーヘッドドアについては、その開閉機を独立で販売している。日本・北米・欧州の3拠点で販売しているが、特に北米では、DIY需要もあり、北米事業の売上構成比で第2位を占めている。
ドアについてはマンションの玄関ドアやオフィスビル等の防火扉、病院や福祉施設用引き戸(いわゆる病室の入り口のドア)など様々なものをラインアップしている。ドアの中で、蝶番(ヒンジ)を有する構造のもの(引き戸以外のほとんどのドアが該当)については特にヒンジドアと称することもある。ヒンジドアは日本と欧州では展開しているが、北米では扱っていない。ドア製品は三和シヤッター工業の売上高の約31%を占めている。
自動ドアは、開閉の動力部(エンジンと称する)とスチール構造部を同社が製造し、ガラス等(仕入品)を組み込んでセットで販売するのが基本だが、エンジンだけの販売も行っている。自動ドアは日本と米国で展開しており、欧州では扱っていない。
大きな意味でのエクステリア製品には、ストアフロントやメールボックスがある。ストアフロントは商業施設やビルのエントランスに設置されるものだ。素材によってアルミとステンレスがある。メールボックスは集合住宅の郵便受けがメインだが、近年はいわゆる宅配ボックスも伸びている。
同社の業界内でのポジションは、国内ではシェア第1位(“動く建材”の領域において。他の地域も同様)となっている。ライバル企業は製品分野によっても異なり、同社の製品ラインアップと完全に競合する企業はいない。比較的重なりが多いのはシャッターメーカーとなるが、この分野では文化シヤッター<5930>が同社に次いで第2位のポジションにある。マンションドアではLIXILグループ<5938>が、自動ドアではナブテスコ<6268>がそれぞれトップシェア企業となっている。
北米市場でもシェア1位とみられる。第2位はグリフォン<GFF>の事業部であるCLOPAYとみられる。
欧州市場でのシェアは第2位となっている。欧主地域ではドイツのハーマンが圧倒的1位のポジションにある。ハーマンは非上場企業であるため情報が限定的であるが、日本市場においては東洋シヤッター<5936>に出資をしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
《SF》
2019/4/14
東洋シヤッター<5936>のフィスコ二期業績予想
*12:27JST 東洋シヤッター<5936>のフィスコ二期業績予想
※この業績予想は2019年3月23日に執筆されたものです。最新の情報が反映されていない場合がありますのでご了承ください。
東洋シヤッター<5936>
3ヶ月後
予想株価
800円
シャッターやスチールドアが主力。重量シャッターに強み。メンテナンス拡大に向け、保守点検契約獲得に力注ぐ。中計では21.3期に営業益8億円を目指す。19.3期は今年1月に会社計画を上方修正。二桁増収増益へ。
20.3期は大型台風被害に伴うシャッター修理需要が前半続く。主力の重量シャッター堅調。軽量シャッターもしっかり。ただ下期は特需剥落。原料高も重石。利益横ばいか。株価は指標面の割安感が下支えする展開を想定。
会計期/実予/売上高/営業利益/経常利益/純利益/EPS/配当
19.3連/F予/21,000/1,200/1,100/700/110.44/15.00
20.3連/F予/21,000/1,200/1,100/700/110.45/15.00
※単位:百万円、円、F予:フィスコ予想
執筆日:2019/03/23
執筆者:JK
《CN》
2019/4/12
日ビュホテルなど
[来週の買い需要(表)]
コード;銘柄;株価インパクト;買い需要;信用倍率;終値;前日比 <1551> ;JSQ20;2150%;430;2.20;3920;-5 <5936> ;洋シヤタ;542%;10300;2.33;715;-7 <7640> ;トップカルチャ;534%;121300;0.63;317;3 <3187> ;サンワカンパニ;490%;4900;25.85;280;1 <1325> ;ボベスパ;433%;27300;5.89;211;-2 <6097> ;日ビュホテル;429%;62700;0.49;1248;-1 <4120> ;スガイ化;400%;2000;13.85;1352;-13 <7810> ;クロスフォー;391%;37500;3.51;290;0 <6901> ;沢藤電;390%;3900;2.93;1592;-11 <3664> ;モブキャスト;387%;301200;4.17;303;-7 <3329> ;東和フード;378%;23800;0.92;1758;1 <5973> ;トーアミ;250%;500;14.43;481;0 <8940> ;インテリックス;235%;20000;1.22;705;1 <9663> ;ナガワ;228%;4100;0.02;6130;-30 <4726> ;ソフトバンテク;217%;119600;1.26;2270;27 <8006> ;ユアサフナ;214%;1500;1.44;3685;10 <7919> ;野崎印;212%;414600;2.15;290;2 <1811> ;銭高組;200%;2400;1.31;5290;0 <5981> ;東京綱;188%;44700;2.13;1033;-4 <5956> ;トーソー;171%;1200;3.37;529;1
[コメント]
日ビュホテルの信用倍率は0.49倍と売り長に需給状況となっている。しばらくは高値期日が続くが、足元の株価は順調なリバウンドを続けており、次第に売り方には厳しい需給になりそうである。
《FA》
2019/4/7
東洋シヤッター<5936>のフィスコ二期業績予想
*09:42JST 東洋シヤッター<5936>のフィスコ二期業績予想
※この業績予想は2019年3月23日に執筆されたものです。最新の情報が反映されていない場合がありますのでご了承ください。
東洋シヤッター<5936>
3ヶ月後
予想株価
800円
シャッターやスチールドアが主力。重量シャッターに強み。メンテナンス拡大に向け、保守点検契約獲得に力注ぐ。中計では21.3期に営業益8億円を目指す。19.3期は今年1月に会社計画を上方修正。二桁増収増益へ。
20.3期は大型台風被害に伴うシャッター修理需要が前半続く。主力の重量シャッター堅調。軽量シャッターもしっかり。ただ下期は特需剥落。原料高も重石。利益横ばいか。株価は指標面の割安感が下支えする展開を想定。
会計期/実予/売上高/営業利益/経常利益/純利益/EPS/配当
19.3連/F予/21,000/1,200/1,100/700/110.44/15.00
20.3連/F予/21,000/1,200/1,100/700/110.45/15.00
※単位:百万円、円、F予:フィスコ予想
執筆日:2019/03/23
執筆者:JK
《CN》
2019/1/30
前日に動いた銘柄 part1:JIA、東洋シヤッター、幸楽苑HDなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1:JIA、東洋シヤッター、幸楽苑HDなど
銘柄名<コード>29日終値⇒前日比
JIA<7172> 3800 +465
上方修正と増配、株主優待の拡充を発表。
動物高医<6039> 2408 +210
スマホアプリと連動するペットの健康管理ツールを発売。
ソリトン<3040> 846 +48
CTC<4739>のグループ会社と顔認証技術を搭載したシンクライアントを提供開始。
住友理工<5191> 979 -78
今期業績予想を下方修正。
東洋シヤッター<5936> 730+100
台風による修理需要拡大で業績予想を大幅上方修正。
幸楽苑HD<7554> 2290 +280
「楽天ポイントカード」の提供を開始すると発表。
デジタルアーツ<2326> 6780 +470
第3四半期の好業績観測報道が材料視される。
ヨシムラフード<2884> 498 +26
25日線突破でリバウンド期待も高まる。
TOKYO BASE<3415> 749 +35
目立った材料観測されないが需給妙味強く買い戻しか。
アルテリア・ネットワークス<4423> 1364 +5
高値更新で需給妙味も膨らむ展開に。
信越ポリマー<7970> 782 +36
10-12月期の増益率拡大を評価へ。
トレンドマイクロ<4704> 5840 -580
通期業績予想は想定以上の下方修正に。
N・フィールド<6077> 911 -49
先週末の業績下方修正改めて嫌気も。
SCREENホールディングス<7735> 5170 -330
エヌビディアの下方修正などで半導体関連は安い。
ハウスドゥ<3457> 1264 -46
リバウンド一服で手仕舞い売りが優勢の展開。
ルネサンス<2378> 1990 -125
第3四半期累計営業益は減益に。
アドバンテスト<6857> 2298 -111
メリルリンチ日本証券では売り推奨に格下げ。
CKD<6407> 1001 -79
FA関連総じて安く関連の一社として売り波及。
ナブテスコ<6268> 2742 -83
クレディ・スイス証券では目標株価を引き下げ。
アスクル<2678> 2230 -109
1月の月次動向がマイナス視される。
太陽誘電<6976> 1772 -44
航空電子の業績下方修正や野村證券の目標株価引き下げで。
ツガミ<6101> 690 -31
中国の景気減速による影響懸念が再燃へ。
THK<6481> 2464 -116
中国懸念再燃でFA関連には総じて戻り売り。
ルネサスエレクトロニクス<6723> 616 -31
米エヌビディアが決算後急落で連想売り。
ディー・エル・イー<3686> 151 -9
25日線が上値の重しとなって戻り売り。
《FA》
2019/1/29
【注目銘柄ダイジェスト】デジアーツが急反発、コマツは大幅続落
*17:21JST 【注目銘柄ダイジェスト】デジアーツが急反発、コマツは大幅続落
<6301> コマツ 2711.5 -129.5
大幅続落。建設機械最大手の米キャタピラーが前日に決算を発表、中国での需要減少が響き、第4四半期のEPSは2.55ドルとなり、3ドル程度であった市場予想を下回った。2019年の予想レンジも市場予想を下回っており、決算を受けて株価は9%超の急落となっている。中国の需要減少は想定されていたものの、キャタピラーのネガティブ反応を受けて、同社など国内大手建設株にも連想売りが波及する展開になっている。
<3436> SUMCO 1470 -31
大幅反落。米テクノロジー株の下落を背景に、国内でも半導体関連や電子部品関連株が売り優勢の展開となっている。米エヌビディアが11-1月期の売上高見通しを従来予想から約19%引き下げ、株価は13%超の急落となっている。中国市場での需要減少が主因とされている。同社など半導体関連株は足元の業績悪化が十分に織り込まれたとみられていたが、中国の需要減退の影響は想定以上に深刻との見方が強まる形に。
<5936> 洋シヤター 730 +100
ストップ高比例配分。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は8.5億円で前年同期比2.3倍、上半期は同28%増益にとどまっていただけに、10-12月期で収益が急拡大する形になっている。つれて、通期予想は従来の6億円から12億円にまで上方修正、修正幅の大きさがポジティブサプライズにつながっている。大型台風の影響でシャッター修理需要が急速に高まったことが業績上振れの背景となったようだ。
<4704> トレンド 5840 -580
急反落。前日に12月期通期の業績予想下方修正を発表している。営業利益は従来予想407億円から357億円に、2ケタ増益予想から一転して減益になったもよう。下振れは想定されていたものの、下方修正幅は想定以上との見方になっている。欧州が想定以上に伸び悩んだほか、契約締結のタイミングも遅延傾向になっているもよう。加えて、福利厚生関連費用の発生などコスト負担もかさんだようだ。
<2678> アスクル 2230 -109
急反落。前日に発表した1月の月次動向がマイナス視されている。単体月次売上高は前年同月比4.0%減となり、今5月期に入って初めてのマイナスに転じた。とりわけ、LOHACO事業の売上高が同1.9%増となり、これまでの20-30%増から急失速している。配送料条件変更のマイナス影響はなかったもようだが、インバウンド売上が急速に減少したことが響いているようだ。
<4114> 日触媒 7040 -210
大幅続落。ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も6500円から5500円に引き下げている。高吸水性樹脂の需給軟化を背景に、業績予想を下方修正しているようだ。現在、生産能力増強を施している企業が3社あり、これはグローバルの8%に相当するとしている一方、需要は年率5-6%の増加にとどまっているため、2019年は需給の悪化が予想されると判断のようだ。
<7970> 信越ポリ 782 +36
大幅続伸。前日に発表した第3四半期決算が好感されている。累計営業利益は64.3億円で前年同期比19.2%増益、上半期の同8.9%増から増益率は拡大している。半導体関連容器の出荷が好調推移となっているほか、薄型ノートパソコン用タッチパッドの新規製品立ち上がりなどが寄与した。据え置きの通期予想77億円、前期比6.8%増には上振れ期待なども高まる格好へ。
<2326> デジアーツ 6780 +470
3日ぶり急反発。第3四半期累計営業利益は前年同期比4割増の17億円弱になったとの観測報道が伝わっている。同期間としては5年連続での過去最高となったようだ。インターネットの安全性向上を急ぐ地方自治体や企業向けに、フィルタリングソフトの販売が伸びたとされている。とりわけ、従来品比で単価が2倍近い新製品が好調だったもよう。上半期実績は12%増にとどまっており、10-12月期の収益率は拡大する形に。
<6807> 航空電子 1399 -33
大幅続落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は155億円で前年同期比4.4%減益、ほぼ市場想定内の着地とみられる。一方、通期予想は従来の192.1億円から172億円に下方修正、携帯機器、産業機器市場における需要の減少を主因としている。1-3月期は6割強の営業減益になる見込み。セクター内でも相対的に落ち込みが大きいとの見方から、北米スマホ依存度の高さが警戒される形にも。
<6981> 村田製 14580 -315
大幅続落。米国テクノロジー株下落の影響を受けているほか、野村證券が大手電子部品各社の業績予想を一斉に引き下げていることも売り材料につながっているようだ。野村證券では同社に関して、中国の消費鈍化に伴って最終製品や部品の在庫圧縮が昨年11月から厳しさを増していると指摘。iPhone出荷の減速も踏まえて今期営業利益は265億円に下方修正、会社計画の275億円を下回るとみている。
2019/1/29
コマツ、SUMCO、村田製など
<6301> コマツ 2711.5 -129.5大幅続落。建設機械最大手の米キャタピラーが前日に決算を発表、中国での需要減少が響き、第4四半期のEPSは2.55ドルとなり、3ドル程度であった市場予想を下回った。2019年の予想レンジも市場予想を下回っており、決算を受けて株価は9%超の急落となっている。中国の需要減少は想定されていたものの、キャタピラーのネガティブ反応を受けて、同社など国内大手建設株にも連想売りが波及する展開になっている。
<3436> SUMCO 1470 -31大幅反落。米テクノロジー株の下落を背景に、国内でも半導体関連や電子部品関連株が売り優勢の展開となっている。米エヌビディアが11-1月期の売上高見通しを従来予想から約19%引き下げ、株価は13%超の急落となっている。中国市場での需要減少が主因とされている。同社など半導体関連株は足元の業績悪化が十分に織り込まれたとみられていたが、中国の需要減退の影響は想定以上に深刻との見方が強まる形に。
<5936> 洋シヤター 730 +100ストップ高比例配分。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は8.5億円で前年同期比2.3倍、上半期は同28%増益にとどまっていただけに、10-12月期で収益が急拡大する形になっている。つれて、通期予想は従来の6億円から12億円にまで上方修正、修正幅の大きさがポジティブサプライズにつながっている。大型台風の影響でシャッター修理需要が急速に高まったことが業績上振れの背景となったようだ。
<4704> トレンド 5840 -580急反落。前日に12月期通期の業績予想下方修正を発表している。営業利益は従来予想407億円から357億円に、2ケタ増益予想から一転して減益になったもよう。下振れは想定されていたものの、下方修正幅は想定以上との見方になっている。欧州が想定以上に伸び悩んだほか、契約締結のタイミングも遅延傾向になっているもよう。加えて、福利厚生関連費用の発生などコスト負担もかさんだようだ。
<2678> アスクル 2230 -109急反落。前日に発表した1月の月次動向がマイナス視されている。単体月次売上高は前年同月比4.0%減となり、今5月期に入って初めてのマイナスに転じた。とりわけ、LOHACO事業の売上高が同1.9%増となり、これまでの20-30%増から急失速している。配送料条件変更のマイナス影響はなかったもようだが、インバウンド売上が急速に減少したことが響いているようだ。
<4114> 日触媒 7040 -210大幅続落。ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も6500円から5500円に引き下げている。高吸水性樹脂の需給軟化を背景に、業績予想を下方修正しているようだ。現在、生産能力増強を施している企業が3社あり、これはグローバルの8%に相当するとしている一方、需要は年率5-6%の増加にとどまっているため、2019年は需給の悪化が予想されると判断のようだ。
<7970> 信越ポリ 782 +36大幅続伸。前日に発表した第3四半期決算が好感されている。累計営業利益は64.3億円で前年同期比19.2%増益、上半期の同8.9%増から増益率は拡大している。半導体関連容器の出荷が好調推移となっているほか、薄型ノートパソコン用タッチパッドの新規製品立ち上がりなどが寄与した。据え置きの通期予想77億円、前期比6.8%増には上振れ期待なども高まる格好へ。
<2326> デジアーツ 6780 +4703日ぶり急反発。第3四半期累計営業利益は前年同期比4割増の17億円弱になったとの観測報道が伝わっている。同期間としては5年連続での過去最高となったようだ。インターネットの安全性向上を急ぐ地方自治体や企業向けに、フィルタリングソフトの販売が伸びたとされている。とりわけ、従来品比で単価が2倍近い新製品が好調だったもよう。上半期実績は12%増にとどまっており、10-12月期の収益率は拡大する形に。
<6807> 航空電子 1399 -33大幅続落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は155億円で前年同期比4.4%減益、ほぼ市場想定内の着地とみられる。一方、通期予想は従来の192.1億円から172億円に下方修正、携帯機器、産業機器市場における需要の減少を主因としている。1-3月期は6割強の営業減益になる見込み。セクター内でも相対的に落ち込みが大きいとの見方から、北米スマホ依存度の高さが警戒される形にも。
<6981> 村田製 14580 -315大幅続落。米国テクノロジー株下落の影響を受けているほか、野村證券が大手電子部品各社の業績予想を一斉に引き下げていることも売り材料につながっているようだ。野村證券では同社に関して、中国の消費鈍化に伴って最終製品や部品の在庫圧縮が昨年11月から厳しさを増していると指摘。iPhone出荷の減速も踏まえて今期営業利益は265億円に下方修正、会社計画の275億円を下回るとみている。
《US》
2019/1/29
日経平均は小幅反発、一時240円超安も後場切り返し
*15:44JST 日経平均は小幅反発、一時240円超安も後場切り返し
日経平均は小幅反発。28日の米国市場ではNYダウが反落し、208ドル安となった。建設機械のキャタピラーや半導体のエヌビディアが慎重な業績見通しを示し、中国経済の減速懸念が広がった。東京市場でも建機、半導体関連株を中心に売りが出て、日経平均は93円安からスタートすると、前場には20406.22円(前日比242.78円安)まで下落する場面があった。ただ、後場には日銀の上場投資信託(ETF)買い入れ観測やアジア株の底堅さなどを背景に買い戻しが入り、引けにかけてプラス圏へ浮上した。
大引けの日経平均は前日比15.64円高の20664.64円となった。東証1部の売買高は11億8229万株、売買代金は2兆1157億円だった。業種別では、電気・ガス業、水産・農林業、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、石油・石炭製品、機械、電気機器が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の54%となった。
個別では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>などが堅調。ソフトバンク<9434>も小幅に上昇した。良品計画<7453>やユニファミマ<8028>は2%超、東京電力HD<9501>は3%超の上昇。前日は利益確定売りに押された内需・ディフェンシブ株だが、本日は押し目買いが入ったようだ。業績観測が報じられたデジアーツ<2326>などは急伸。また、リリースが材料視されたセラク<6199>は後場ストップ高水準まで急伸し、業績上方修正の洋シヤター<5936>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、武田薬<4502>などが軟調で、トヨタ自<7203>は小幅に下落した。コマツ<6301>が4%超下落したほか、SUMCO<3436>や東エレク<8035>といった半導体関連株、1月の月次売上が減少に転じたアスクル<2678>なども下げが目立った。また、前期業績を下方修正したトレンド<4704>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
《HK》
2019/1/29
洋シヤター---ストップ高買い気配、台風による修理需要拡大で大幅上方修正
*12:51JST 洋シヤター---ストップ高買い気配、台風による修理需要拡大で大幅上方修正
洋シヤター<5936>はストップ高買い気配。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は8.5億円で前年同期比2.3倍、上半期は同28%増益にとどまっていただけに、10-12月期で収益が急拡大する形になっている。つれて、通期予想は従来の6億円から12億円にまで上方修正、修正幅の大きさがポジティブサプライズにつながっている。大型台風の影響でシャッター修理需要が急速に高まったことが業績上振れの背景となったようだ。
《HH》
2019/1/29
注目銘柄ダイジェスト(前場):洋シヤター、トレンド、アスクルなど
*12:14JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):洋シヤター、トレンド、アスクルなど
日触媒<4114>:6950円(-300円)
大幅続落。ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も6500円から5500円に引き下げている。高吸水性樹脂の需給軟化を背景に、業績予想を下方修正しているようだ。現在、生産能力増強を施している企業が3社あり、これはグローバルの8%に相当するとしている一方、需要は年率5-6%の増加にとどまっているため、2019年は需給の悪化が予想されると判断のようだ。
アスクル<2678>:2185円(-154円)
急反落。前日に発表した1月の月次動向がマイナス視されている。単体月次売上高は前年同月比4.0%減となり、今5月期に入って初めてのマイナスに転じた。とりわけ、LOHACO事業の売上高が同1.9%増となり、これまでの20-30%増から急失速している。配送料条件変更のマイナス影響はなかったもようだが、インバウンド売上が急速に減少したことが響いているようだ。
トレンド<4704>:5870円(-550円)
急反落で一時下落率トップ。前日に12月期通期の業績予想下方修正を発表している。営業利益は従来予想407億円から357億円に、2ケタ増益予想から一転して減益になったもよう。下振れは想定されていたものの、下方修正幅は想定以上との見方になっている。欧州が想定以上に伸び悩んだほか、契約締結のタイミングも遅延傾向になっているもよう。加えて、福利厚生関連費用の発生などコスト負担もかさんだようだ。
洋シヤター<5936>:730円( - )
ストップ高買い気配。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は8.5億円で前年同期比2.3倍、上半期は同28%増益にとどまっていただけに、10-12月期で収益が急拡大する形になっている。つれて、通期予想は従来の6億円から12億円にまで上方修正、修正幅の大きさがポジティブサプライズにつながっている。大型台風の影響でシャッター修理需要が急速に高まったことが業績上振れの背景となったようだ。
SUMCO<3436>:1427円(-74円)
大幅反落。米テクノロジー株の下落を背景に、国内でも半導体関連や電子部品関連株が売り優勢の展開となっている。米エヌビディアが11-1月期の売上高見通しを従来予想から約19%引き下げ、株価は13%超の急落となっている。中国市場での需要減少が主因とされている。同社など半導体関連株は足元の業績悪化が十分に織り込まれたとみられていたが、中国の需要減退の影響は想定以上に深刻との見方が強まる形に。
コマツ<6301>:2702円(-139円)
大幅続落。建設機械最大手の米キャタピラーが前日に決算を発表、中国での需要減少が響き、第4四半期のEPSは2.55ドルとなり、3ドル程度であった市場予想を下回った。2019年の予想レンジも市場予想を下回っており、決算を受けて株価は9%超の急落となっている。中国の需要減少は想定されていたものの、キャタピラーのネガティブ反応を受けて、同社など国内大手建設株にも連想売りが波及する展開になっている。
サンバイオ<4592>:11570円(+370円)
プラス転換。19年1月期の営業損益を従来予想の35.40億円の赤字から38.81億円の赤字(前期実績43.78億円の赤字)に下方修正している。大日本住友製薬<4506>と共同で行っている米国慢性期脳梗塞の臨床試験の開発協力金収入の一部が翌期の計上見込みとなったため。また、慢性期脳梗塞や外傷性脳損傷の臨床試験が順調に進捗し、研究開発及び製造に関わる費用が計画値を上回ったことなども赤字拡大の要因となった。
MDNT<2370>:75円(+2円)
大幅に続伸。メディネット<2370>が保有する新規モノクローナル抗体を用いた研究用製品の開発を目的としたライセンス契約を米BioLegend社と締結したと発表している。BioLegend社は新規モノクローナル抗体の研究用試薬の製品化を目指す。メディネットは一時金と新製品の販売額に応じたロイヤリティを受け取る予定。BioLegend社は、研究用試薬のリーディングカンパニー。
東映アニメ<4816>:4420円(+200円)
大幅に反発。19年3月期の営業利益を従来予想の120.00億円から150.00億円(前期実績112.72億円)に上方修正している。国内外で「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」など各種ゲーム化権販売が見通しを上回って好調に推移しているため。年間配当も従来予想の38.00円から62.00円(前期実績145.00円)に増額修正している。第3四半期累計の営業利益は前年同期比45.4%増の126.59億円で着地した。
《ST》
2019/1/20
東洋シヤッター<5936>のフィスコ二期業績予想
*21:10JST 東洋シヤッター<5936>のフィスコ二期業績予想
※この業績予想は2019年1月6日に執筆されたものです。最新の情報が反映されていない場合がありますのでご了承ください。
東洋シヤッター<5936>
3ヶ月後
予想株価
650円
シャッターやスチールドアが主力。重量シャッターに強み。メンテ拡大に向け、保守点検契約獲得に力注ぐ。昨秋に資本業務提携する独ハーマン社の住宅用ガレージドアを販売開始。中計では21.3期に営業益8億円目指す。
19.3期は重量シャッターの受注好調。軽量シャッターも上向く。メンテは防火設備の定期点検法制化を追い風に堅調。だが原材料高や販管費増が重石。営業外の製品改修引当金戻入益もなくなる。株価の戻りは弱いと想定。
会計期/実予/売上高/営業利益/経常利益/純利益/EPS/配当
19.3連/F予/19,000/600/500/300/47.33/15.00
20.3連/F予/19,500/700/600/400/63.11/15.00
※単位:百万円、円、F予:フィスコ予想
執筆日:2019/01/06
執筆者:JK
《FA》
2018/11/16
クルーズなど
[来週の買い需要(表)]
コード;銘柄;株価インパクト;買い需要;信用倍率;終値;前日比 <3168> ;黒谷;585%;99500;1.32;492;-5 <9731> ;白洋舎;467%;1400;0.24;3020;-10 <3645> ;メディカルネット;427%;45300;10.22;568;0 <3791> ;IGポート;385%;85100;1.13;1805;-34 <6803> ;ティアック;304%;451000;1.30;266;6 <8365> ;富山銀;278%;2500;0.02;3880;55 <2138> ;クルーズ;256%;86400;1.23;2749;45 <5936> ;洋シヤタ;253%;4800;4.66;622;-5 <6634> ;ネクスG;252%;136400;5.31;321;-2 <6546> ;フルテック;229%;6400;2.29;1089;-4 <6218> ;エンシュウ;214%;57000;3.87;1309;-47 <6137> ;小池工;200%;200;30.67;2448;-1 <4636> ;T&KTOKA;182%;20700;0.69;1116;2 <7482> ;シモジマ;176%;6700;0.45;1075;19 <4923> ;コタ;168%;14100;0.30;1484;-12 <6278> ;ユニオンツール;165%;24800;0.36;3610;-15 <1418> ;インターライフ;161%;2900;3.18;224;3 <8521> ;長野銀;160%;6400;0.96;1671;-6 <8090> ;昭光商;159%;11000;5.36;785;1 <6335> ;東京機;157%;48900;4.01;411;-2
[コメント]
クルーズの信用倍率は1倍台前半での推移が続いており、取り組み妙味はある。株価は高値圏での推移が続く一方で、しばらくは安値圏での期日が続くため、買い方優位の需給状況が続く。
《FA》