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デリカフーズ Research Memo(5):提案型の付加価値創造企業として業界内で確固たる地位を確立

2016/6/28 15:52 FISCO
*15:52JST デリカフーズ Research Memo(5):提案型の付加価値創造企業として業界内で確固たる地位を確立 ■同業他社比較、株主還元策について (1)同業他社比較 株式を上場している大手食品卸7社平均との比較で見ると、2016年度の会社予想経常利益率は他社平均で1.3%となっているのに対してデリカフーズ<3392>は2.4%と2倍弱の水準となっており、また、ROA(総資産経常利益率)やROE(自己資本利益率)についても、他社平均を上回る水準となっている。これらは同社が顧客に対する提案型の付加価値創出型企業として、業界内で確固たる地位を確立してきたことが背景にあると考えられる。 株価バリュエーションを見ると、実績PBR、今期予想PERとも他社平均よりも上回った水準にある。前述したように業界内での同社のポジションや今後の成長性などが評価されているものと考えられる。青果物卸であるため、天候や自然災害など収益のリスク要因は常にあるものの、直近5年間の売上成長率で見れば、7社平均が年率約5%の成長であったのに対して、同社は9%の成長を遂げている。今後についても、真空加熱野菜や業務用キット商品など高付加価値型商品の育成や市場シェアの拡大によって、業界平均を上回る成長が期待できると弊社では見ている。 (2)株主還元策 同社は株主還元策として、配当金と株主優待制度を導入している。配当金に関しては、配当原資確保のための収益力強化を図りながら、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としており、配当性向としては20%程度を1つの目安としている。2017年3月期の1株当たり配当金は、前期比横ばいの15.0円(配当性向22.1%)を予定している。 また、株主優待制度に関しては、9月末の株主に対して保有株数に応じて「こだわり野菜等の詰め合わせ」または同等価値のある「ジェフグルメカード(外食店で利用できる食事券)」(100株保有の場合、1,500円相当)を贈呈し、3年以上継続保有の株主(1,000株以上)に対しては、さらに高級米「命仁(みょうじん)」2kgを贈呈している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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青果物商社のデリカフーズを中核とする持株会社。外食・中食産業向けにホール野菜、カット野菜等を販売。物流事業、コンサル事業等も。24年3月に大阪FSセンターが竣工。中計では27.3期売上高600億円目標。 記:2024/06/25