マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
4/29 18:59:40
13,573,832
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:米実質金利の上昇でマザーズ逆風続く、2月IPOはBBへ

2022/1/15 14:56 FISCO
*14:56JST 新興市場見通し:米実質金利の上昇でマザーズ逆風続く、2月IPOはBBへ 今週の新興市場では、マザーズ指数の下落が続いた。週末の1月14日には終値ベースで2020年5月15日以来の安値を付けている。週半ばにかけて米長期金利が伸び悩み、グロース(成長)株の反発に伴いマザーズ指数も800pt台後半で下げ渋る場面があった。しかし、週後半になると米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの警戒感から再びグロース株が売られ、マザーズ指数は一段安の展開となった。時価総額上位の主力IT株の下落が大きく、マザーズ指数を下押しした。なお、週間の騰落率は、日経平均が-1.2%であったのに対して、マザーズ指数は-4.3%、日経ジャスダック平均は-1.0%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で9.4%安、ビジョナル<4194>が同10.8%安、フリー<4478>が同13.0%安と軒並み大きく下落。売買代金上位ではFRONTEO<2158>が売りに押され、好需給で賑わっていた11~12月上場のエフ・コード<9211>やサイエンスアーツ<4412>はきつい下げとなった。また、やはり12月上場のアジアクエスト<4261>が週間のマザーズ下落率トップとなった。一方、Green Earth Institute<9212>やアスタリスク<6522>は押し目買いが入り大幅に上昇。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>などが上昇率上位に顔を出した。ジャスダック主力では日本マクドナルドHD<2702>が同2.8%安、ワークマン<7564>が同5.6%安、東映アニメーション<4816>が同9.2%安と軟調。売買代金上位ではフェローテックHD<6890>や出前館<2484>が売り優勢だった。また、ウエストHD<1407>は決算が嫌気され、週間のジャスダック下落率トップとなった。一方、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同6.6%高と堅調。シーズメン<3083>などは大幅高となり、RIZAPグループ<2928>によるスクイーズアウト(株式の強制買い取り)を発表したREXT<7697>は上昇率トップとなった。 来週の新興市場では、新興IT株中心のマザーズにとって厳しい環境が続きそうだ。今週末の米国市場ではハイテク株に押し目買いが入る一方、金利は幅広い年限で上昇した。FRBがインフレ抑制のため金融引き締めへ傾く姿勢を鮮明にしているだけに、名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利の上昇は続くとみられる。これは新興IT株のような高バリュエーション銘柄の割高感を強めるだけでなく、信用買い残の多いマザーズ銘柄ではレバレッジ縮小によるマイナス影響も大きいだろう。 市場環境こそ厳しいが業績好調な新興企業は少なくなく、今週末発表された決算でもEnjin<7370>やグッドパッチ<7351>が好感されているようだ。しかし、決算に対する新興株の反応を見ると、高バリュエーションが許容されるためのハードルは非常に高い印象を受ける。今月下旬からの10-12月期決算発表でも注意する必要がありそうだ。また、12月上場のHYUGA PRIMARY CARE<7133>は早々に一部証券会社の投資判断付与が観測されている。 IPO関連では、Recovery International<9214>を皮切りに2月上旬の上場案件が順次ブックビルディング(BB)期間に入る。件数こそ多くないが、新興株への逆風が強まっているさなかとあって、仮条件の水準や需給状況を注視しておきたい。なお、今週はエッジテクノロジー<4268>(2月17日、マザーズ)の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 23件
1407 東証スタンダード
2,667
9/4 15:00
-29(-1.08%)
時価総額 122,754百万円
産業用太陽光発電所請負事業、非FIT発電所開発販売事業等の再生可能エネルギー事業が柱。省エネルギー事業やグリーン電力卸売事業等も。陸上風力発電所事業の事業化等に取り組む。26.8期売上高889億円計画。 記:2024/05/06
2158 東証グロース
739
9/4 15:00
-39(-5.01%)
時価総額 29,054百万円
独自開発のAIエンジン「KIBIT」を活用し、eディスカバリ支援やデジタル鑑識等のサービスを提供。塩野義製薬と戦略的業務提携。ライフサイエンスAI分野は増収。特別損失減少。24.3期3Qは最終損益改善。 記:2024/04/16
2484 東証スタンダード
261
9/4 15:00
-12(-4.4%)
時価総額 34,388百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は約600万人。飲食店のみならずコンビニ等の小売店も加入し加盟店数増える。リピーターも増え売上増を見込むも、販促費が重し。 記:2024/05/12
6,470
9/4 15:00
-50(-0.77%)
時価総額 860,251百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。1971年創業。2900店舗超。米マクドナルド・コーポレーションとライセンス契約を締結。時間帯に合わせたメニューラインアップを強化。デリバリーサービスの提供店舗拡大図る。 記:2024/07/29
278
9/4 15:30
-6(-2.11%)
時価総額 154,629百万円
ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27
3083 東証スタンダード
878
9/4 15:00
-2(-0.23%)
時価総額 3,515百万円
カジュアルファッションの「METHOD」、和柄専門の「流儀圧搾」の運営等を行う。エスニックファッション・雑貨の「チチカカ」を傘下に収める。ブランド商品の投入強化により、高価格帯の品揃え拡充を図る。 記:2024/05/06
4194 東証プライム
9,190
9/4 15:00
-140(-1.5%)
時価総額 352,813百万円
会員制転職サイト「ビズリーチ」、採用管理や勤怠管理等の「ハーモス」を運営。国内最大級の求荷求車サービス「トラボックス」等も。ビズリーチの累計導入企業数は2万8900社超。ハーモスは売上が順調に拡大。 記:2024/05/10
4261 東証グロース
2,132
9/4 15:00
-145(-6.37%)
時価総額 3,126百万円
企業のDXを支援するコンサル、システム開発、プロダクト開発等を行う。伊藤忠テクノソリューションズなどが取引先。インドネシア、マレーシアでも事業展開。DX案件の引き合いは旺盛。コンサル領域の拡大図る。 記:2024/07/01
4385 東証プライム
2,343
9/4 15:00
-162.5(-6.49%)
時価総額 376,921百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4412 東証グロース
540
9/4 15:00
-13(-2.35%)
時価総額 3,624百万円
デスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を手掛ける。利用企業は900社超。24年4月から楽天モバイルが同製品の取り扱いを開始。広告強化で認知度向上図る。 記:2024/06/07
4478 東証グロース
2,701
9/4 15:00
-155(-5.43%)
時価総額 153,625百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフト等の提供を行う。クラウド会計ソフトで国内トップシェア。有料課金ユーザー企業数は47万社超。サブスク売上比率は約9割。会計事務所とのパートナーシップ強化図る。 記:2024/05/08
4816 東証スタンダード
3,175
9/4 15:00
+15(0.47%)
時価総額 666,750百万円
東映系アニメ製作会社。1956年創立。ワンピースやプリキュアなどの映像製作、キャラクター版権ビジネスが柱。商品販売事業、キャラクターショー等も。主力作品の安定収益確保を図る。海外事業にも引き続き注力。 記:2024/06/15
507
9/4 15:00
-6(-1.17%)
時価総額 1,524百万円
建築家ネットワークビジネスを手掛ける住まい関連事業が主力。登録建築家は2900名超。家具・インテリア関連商品の販売等を行う暮らし関連事業も。ネットワーク事業はスタジオ加盟数の増加を重要課題として位置付け。 記:2024/08/06
3,385
9/4 15:00
-90(-2.59%)
時価総額 326,026百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
6522 東証グロース
450
9/4 15:00
-15(-3.23%)
時価総額 3,175百万円
飲料向けバーコードリーダーと自販機向け赤外線通信が主力。POS等のシステムインテグレーションも。「AsReader」ブランド。米国や中国など海外展開も。AsReader事業は堅調。スマホ用ソフトも開発。 記:2024/05/23
2,269
9/4 15:00
-158(-6.51%)
時価総額 106,509百万円
半導体・FPD製造装置部品を製造・販売。真空シールに強み。半導体製造工程向け消耗品も。24.3期3Q累計はパワー半導体用基板が好調。だが半導体装置部品の調整長びく。生産能力増強に向け国内外で工場を建設中。 記:2024/04/11
1,354
9/4 15:00
-40(-2.87%)
時価総額 9,673百万円
在宅訪問薬局「きらり薬局」の運営や中小薬局への在宅訪問薬局のノウハウやシステム等の提供、介護施設の運営等を行う。きらりプライム事業は好調。加盟店舗数が1910店舗と増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/04/14
7351 東証グロース
385
9/4 15:00
-15(-3.75%)
時価総額 3,214百万円
UI/UXデザイン支援等を行うデザインパートナー事業が主力。デザイナー採用支援サービス「ReDesigner」等も。リンクアンドモチベーション等が主要取引先。デザイナー人員数は拡大。デザイナー稼働は向上。 記:2024/07/04
7370 東証グロース
775
9/4 15:00
-31(-3.85%)
時価総額 5,726百万円
ダイレクトブランディングサービスが主力。PRプラットフォームサービス、ストラテジックPRサービスも手掛ける。総還元性向30%目標。ダイレクトブランディングサービスではストック型ビジネスの強化を継続。 記:2024/05/12
7564 東証スタンダード
4,540
9/4 15:00
-15(-0.33%)
時価総額 371,585百万円
作業服、作業関連用品などの専門店をFC展開。ベイシアグループ。アウトドア・スポーツウエアなども取り扱う。店舗数は1000店舗超。ワークマン女子の店舗網を拡大。PB商品のチェーン全店売上構成比率は6割超。 記:2024/09/03
7697 JQスタンダード
391
3/25 15:00
±0(0%)
時価総額 8,419百万円
ワンダーコーポレーションとジーンズメイト、HAPiNSの共同持株会社。PB商品とECの強化、業態シフト等に注力。22.3期上期はアウトドア用品が堅調に推移した。不採算店のへ撤退や業態転換等も寄与した。 記:2022/01/07
9211 東証グロース
1,137
9/4 15:00
-93(-7.56%)
時価総額 12,060百万円
マーケティングサービス会社。SaaS型Web接客ツール「CODE Marketing Cloud」が主力。顧客数は2616社と順調に拡大。CX SaaSなどは受注順調。23.12期通期は大幅な増収増益。 記:2024/04/13
525
9/4 15:00
-10(-1.87%)
時価総額 5,852百万円
バイオマス原料由来の化学品を開発するスタートアップ企業。ファブレス型事業を展開。住友林業と資本業務提携。パーム残渣の役務契約などパイプラインは進捗。24.9期1Qは増収。今期は4Qに売上が集中する計画。 記:2024/04/13