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後場に注目すべき3つのポイント~イベント通過で警戒感後退も

2019/4/17 12:44 FISCO
*12:44JST 後場に注目すべき3つのポイント~イベント通過で警戒感後退も 17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は5日続伸、イベント通過で警戒感後退も ・ドル・円は年初来高値更新も、中国の強いGDP受けドル売り ・値上がり寄与トップは、アドバンテスト<6857>、同2位はオムロン<6645> ■日経平均は5日続伸、イベント通過で警戒感後退も 日経平均は5日続伸。67.66円高の22289.32円(出来高概算7億株)で前場の取引を終えている。 16日の米株式市場でNYダウは67ドル高と反発。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)など主要企業の決算が好感されたほか、ハイテク株の一角も買われナスダック総合指数が反発した。注目された日米の貿易交渉については、通貨切り下げを自制する為替条項に関する言及がなく、為替相場は1ドル=112円近辺で推移。本日の東京市場では米国株の上昇や為替の円安推移を好感した買いが先行し、日経平均は14円高でスタートした。寄り付き後は22300円近辺まで値を上げてからもみ合いの展開となっていたが、中国で主要経済指標が発表されると一時マイナス圏まで急落したのち、22345.19円(123.53円高)まで上昇するなど荒い値動きを見せた。東証1部の値上がり銘柄は全体の5割強、対して値下がり銘柄は4割強となっている。 個別では、米株式市場の流れを引き継いで三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>といった金融株やSUMCO<3436>などの半導体関連株が堅調。その他では任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ファナック<6954>などがしっかり。レーティング引き上げ観測の楽天<4755>、車載関連子会社の日本電産<6594>への売却を発表したオムロン<6645>は急伸。またRPA<6572>が連日でストップ高を付け、東証1部上昇率トップとなった。一方、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで2%安。傘下の米携帯大手スプリントと同業TモバイルUSの経営統合を巡り、一部報道を受けて懸念が広がったようだ。前日大きく買われたKDDI<9433>や前述の日本電産もさえない。豪塗料大手の買収を発表した日ペHD<4612>は売りがかさんだ。また、独占禁止法違反の可能性について公表したアルテリア<4423>が東証1部下落率トップとなった。セクターでは、海運業、証券、輸送用機器などが上昇率上位。反面、水産・農林業、電気・ガス業、情報・通信業などが下落率上位だった。 日経平均は前日までの4日間で530円あまり上昇しているが、利益確定の売りをこなしながら戻りを試す動きが続いている。注目された日米貿易交渉は波乱なく通過し、中国の経済指標も1-3月国内総生産(GDP)が前年同期比6.4%増と市場予想(同6.3%)を上回るなど、減速に歯止めがかかりつつあることを確認する内容となった。発表が本格化した米企業決算も良好な出足となっている。 日米貿易交渉の本格化や10月の消費増税などを控え、先行きに対し楽観ムード一色とは言えないが、前述したような内容が目先の警戒感後退と買い安心感につながっている。3月期決算の発表を前にして、日経平均は昨年12月に付けた戻り高値(22698.79円)を意識した動きを見せてくる可能性もあるだろう。 ■ドル・円は年初来高値更新も、中国の強いGDP受けドル売り 17日午前の東京市場でドル・円はもみ合い。年初来高値を上抜けたが、中国の強い経済指標を受け、安全通貨のドルは他の主要通貨に対して売られる展開となった。 ドル・円は112円付近で寄り付いた後、日本株高を背景に円売りが進み、ドルは年初来高値を更新し一時112円16銭まで値を切り上げた。昨年12月20日以来の高値圏。その後は111円台に失速。 11時に発表された中国の1-3月期国内総生産(GDP)など経済指標は堅調な内容で、世界経済の減速懸念の後退によりドルと円が売られやすい地合いに。豪ドルなどが買われた影響で、ドル・円は下押しされた。 ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持しており、目先の日本株高を見込んだ円売りは続くだろう。ただ、日米通商協議で米国側が対日貿易赤字に懸念を示しており、円売りは抑制されそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は111円94銭から112円16銭、ユーロ・円は126円28銭から126円61銭、ユーロ・ドルは1.1278ドルから1.1302ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・サンバイオ<4592>、チームスピリット<4397>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、アドバンテスト<6857>、同2位はオムロン<6645> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表 「米国側は非常に大きな対日貿易赤字に懸念」 「農業やデジタル貿易について協議した」 ・黒田日銀総裁 「金融緩和の長期化がバブル発生の一因であり、重要な教訓」 【経済指標】 ・NZ・1-3月期消費者物価指数:前年比+1.5%(予想:+1.7%、10-12月期:+1.9%) ・日・3月貿易収支:+5685億円(予想:+3632億円、2月:+3349億円) ・中・1-3月期GDP:前年比+6.4%(予想:+6.3%、10-12月期:+6.4%) ・中・3月鉱工業生産:前年比+8.5%(予想:+5.9%、1-2月:+5.3%) ・中・3月小売売上高:前年比+8.7%(予想:+8.4%、1-2月:+8.2%) <国内> ・13:30 2月鉱工業生産確報値(速報値:前月比+1.4%) <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 17件
3436 東証プライム
1,516
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半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4397 東証グロース
387
9/4 15:00
-8(-2.03%)
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勤怠管理や工数管理、経費精算を提供するクラウドサービスを手掛ける。強固な顧客基盤やサポート体制が強み。契約社数は1860社超。累計契約ライセンス数は49万5000ライセンス超。月次解約率は低水準維持。 記:2024/05/10
1,979
10/17 15:00
+3(0.15%)
時価総額 98,950百万円
通信サービス会社。全国規模の光ファイバーネットワークを持ち、インターネット接続や基幹ネットワーク等のサービスを提供する。丸紅とセコムがTOB。今期1Qはインターネットネットワークのサービスが堅調だった。 記:2023/09/08
4592 東証グロース
980
9/4 15:00
-16(-1.61%)
時価総額 67,256百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
892.9
9/4 15:00
-12.7(-1.4%)
時価総額 2,116,630百万円
塗料世界大手。日本ペイントを中核とする持株会社。シンガポール塗料大手のウットラムグループ傘下。47の国・地域で事業展開。配当性向は30%目途。日本では高機能・サステナビリティ製品の拡充等に取り組む。 記:2024/05/08
4755 東証プライム
1,002
9/4 15:00
-65.5(-6.14%)
時価総額 2,065,132百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6572 東証プライム
213
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RPAサービス「BizRobo!」や業務自動化クラウドサービス「RoboRobo」等のロボットアウトソーシング事業が主力。ロボットトランスフォーメーション事業も。BizRobo!などは導入企業が拡大。 記:2024/05/12
6594 東証プライム
5,878
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-140(-2.33%)
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世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
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5,809
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時価総額 1,198,077百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
1,509
9/4 15:00
-90(-5.63%)
時価総額 20,042,530百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9,415
9/4 15:00
-495(-4.99%)
時価総額 36,949,469百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9433 東証プライム
4,822
9/4 15:00
-158(-3.17%)
時価総額 11,110,756百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17