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後場に注目すべき3つのポイント~ファーストリテや安川電の決算を前に様子見ムード

2019/4/11 12:38 FISCO
*12:38JST 後場に注目すべき3つのポイント~ファーストリテや安川電の決算を前に様子見ムード 11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、ファーストリテや安川電の決算を前に様子見ムード ・ドル・円は下げ渋り、重要イベント通過で円買い後退 ・値下がり寄与トップは、TDK<6762>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は続落、ファーストリテや安川電の決算を前に様子見ムード 日経平均は続落。59.70円安の21627.87円(出来高概算5億7027万株)で前場の取引を終えた。前日の米国市場では、3月消費者物価指数(食品とエネルギー除く)が市場予想を下振れたほか、年内の利上げ見送り方針を示した3月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によれば、複数のメンバーが「世界経済を巡る不透明感は著しい」と警告していたことが分かった。米国や世界経済の先行き不透明感やインフレ圧力の緩和を受けて、大半の当局者が年内利上げを見送る方針を支持したことが示され、引けにかけて主要3指数は揃って上昇。一方で、円相場は1ドル=111円を割り込む場面もみられるなど、前日からやや円高方向に振れるなか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の21645円になった流れから、本日の東京市場は売り先行でのスタートを切った。前場中ごろから開始された上海総合指数をはじめとしたアジア株市場もさえない動きとなり、日経平均は前引けにかけて下げ幅を拡大した。 セクターでは、不動産業のほか、銀行業、証券・商品先物取引業、鉄鋼が1%を超える下落となった一方で、石油・石炭製品、空運業、繊維製品は堅調であった。売買代金上位銘柄では、19年2月期が営業減益となり、会社計画を下回った良品計画<7453>が13%安となったほか、周波数割り当てによる出尽くし感や米リフトの株安などもマイナス視された楽天<4755>や、米長期金利低下を受けた三菱UFJ<8306>などのメガバンクなども軟調な動きに。一方で、日本電産<6594>、キーエンス<6861>、信越化学<4063>、SMC<6273>はプラス圏での推移であった。 欧州連合(EU)のトゥスク大統領が、EU27カ国(英国除く)の首脳が英国の離脱延期で合意したことを明らかにし、延期期間には言及しなかったものの、首脳らが10月末までの延期で合意したとの報道が朝方から伝わっている。これにより、いったんは日本の10連休中の波乱警戒が和らぐ格好となったものの、本日は指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>による19年8月期上半期決算や中国関連の代表格である安川電機<6506>による19年2月期決算を控えており、5日移動平均線の位置する21700円台前半を前に上値の重さが意識されている。 これら注目企業の決算動向は、インデックスへの影響や中国関連及び設備投資全般の銘柄への市場反応が大きい分、結果を見極めたいとするムードは根強いだろう。ちなみに、これら2銘柄はいずれも4月5日申し込み時点における信用倍率が0.5倍台と信用売り残の積み上がりが足元で意識されている。年初から戻り基調の続く両銘柄に対する決算後の市場反応によっては、明日以降のあく抜けに伴う買い戻し(踏み上げ)となる可能性も視野に入れておきたいところである。 ■ドル・円は下げ渋り、重要イベント通過で円買い後退 11日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。朝方は110円台で推移したが、ブレグジット時期の延期などリスク要因の後退で円買いは後退し、ドルは111円台に戻した。 ドル・円は、日本株安を受けた円買いが先行し、朝方の取引では110円90銭台に軟化した。ただ、重要イベントの通過でリスク要因が後退。午前中に発表された中国経済指標の底堅い内容も、市場の警戒感を弱めた。 ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移し目先の日本株安継続を見込んだ円買いに振れやすい。ただ、時間外取引の米株式先物はプラス圏で推移し、米10年債利回りも下げ渋っているため、現時点でドルの急落は想定しにくい。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円91銭から111円13銭、ユーロ・円は125円04銭から125円31銭、ユーロ・ドルは、1.1272ドルから1.1280ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・FUJIジャパン<1449>、オンコリスバイオファーマ<4588>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、TDK<6762>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トゥスクEU大統領 「英国は離脱時期延期の日付に合意」 「英国に最善の解決を見つけられるように時間を与えた」 【経済指標】 ・日・3月マネーストックM3前年比:+2.1%(予想:+2.1%、2月:+2.1%) ・中・3月消費者物価指数:前年比+2.3%(予想:+2.3%、2月:+1.5%) ・中・3月生産者物価指数:前年比+0.4%(予想:+0.4%、2月:+0.1%) <国内> 特になし <海外> ・15:00 独・3月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.3%、速報値:+1.3%) ・G20財務相・中銀総裁会議(12日まで) 《HH》
関連銘柄 13件
286
9/4 11:30
±0(0%)
時価総額 609百万円
北海道地盤の外壁専門メーカー。外壁材の開発から製造、販売、施工まで行う。住宅関連機器の販売・施工等も。施工実績は6000棟超。自社生産製品等の販売強化で新規顧客の獲得図る。法人向け材料販売の強化に注力。 記:2024/08/09
4063 東証プライム
5,832
9/4 15:00
-541(-8.49%)
時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
607
9/4 15:00
-28(-4.41%)
時価総額 12,312百万円
新規抗がん剤「テロメライシン」の開発を行う創薬バイオ企業。HIV治療薬やウイルス感染症治療薬、神経難病治療薬の開発等も。富士フイルム富山化学と販売提携契約締結。テロメライシンに経営リソースを集中。 記:2024/07/08
4755 東証プライム
1,002
9/4 15:00
-65.5(-6.14%)
時価総額 2,065,132百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6273 東証プライム
61,600
9/4 15:00
-3,060(-4.73%)
時価総額 4,149,930百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6506 東証プライム
4,617
9/4 15:00
-299(-6.08%)
時価総額 1,231,308百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6594 東証プライム
5,878
9/4 15:00
-140(-2.33%)
時価総額 7,009,921百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6762 東証プライム
9,238
9/4 15:00
-637(-6.45%)
時価総額 17,957,379百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6861 東証プライム
67,650
9/4 15:00
-2,220(-3.18%)
時価総額 16,453,021百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7453 東証プライム
2,723.5
9/4 15:00
-86.5(-3.08%)
時価総額 764,704百万円
生活雑貨や衣服、食品等の販売を行う「無印良品」を国内展開。西友のプライベートブランドとして1980年に誕生。海外では「MUJI」を展開。店舗数は国内外で1240店舗超。国内では生活雑貨中心に新商品を投入。 記:2024/05/17
1,509
9/4 15:00
-90(-5.63%)
時価総額 20,042,530百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10