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来週の相場で注目すべき3つのポイント:安川電やファストリ決算、米FOMC議事録公表、IMF世界経済見通し発表

2019/4/6 19:25 FISCO
*19:25JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:安川電やファストリ決算、米FOMC議事録公表、IMF世界経済見通し発表 ■株式相場見通し 予想レンジ:上限22250-下限21500円 来週の日経平均は年初来高値更新に挑戦する動きがありそうだ。米中貿易協議は、米中が新たなコンセンサスに達して協議が進展していることが伝えられている。早期決着を求める中国に対して米国サイドは「合意の枠組みをまとめるのに4週間、詳細の文書化にプラス2週間の時間が必要となる可能性」と伝えている。いずれにせよ、米中貿易協議については、警戒感より期待感がマーケットで増し始めた。10日に米3月消費者物価指数、12日に中国3月貿易収支と経済指標の発表が相次ぐが、為替の円高への反転が無い限りにおいては、市場ムードは好転しつつある。また、期初における国内金融機関の利益確定売りが一巡した模様であり、需給的にも売り圧力は後退しつつある。日経平均のテクニカル面でも1つのヤマ場に差し掛かっている。日経平均の下値サポートラインとして機能する13週移動平均線と下降してくる26週移動平均線とのゴールデンクロスが接近している。また、日足ベースでは5日移動平均線と25日移動平均線との短期ゴールデンクロス示現によって、25日線から5日線に下値支持線がシフトできるかがポイントとなってくる。こう着感が強いボックス圏での展開が続いているが、現状はもちあいレンジ上限での推移で、ボックス上放れにトライする場面もありそうだ。その場合の焦点となるのが、ボックス圏での高値であり3月4日に付けた年初来高値の21860.39円超えだ。 23日の日本電産<6594>から本格化する3月期企業の決算発表とGWがそろそろ意識され始め、積極的な上値追いが難しいタイミングではある一方、NYダウの上昇や為替の円安に刺激された展開が期待される。目先的には、2月期決算企業の決算発表が相次ぐことが注目点だ。主なところでは、8日のニトリHD<9843>、9日のJフロントリテイリング<3086>、10日の良品計画<7453>、イオン<8267>、11日のファーストリテイリング<9983>、安川電機<6506>、12日の東宝<9602>などが発表を予定している。特に、日経平均寄与度が高いファーストリテイリングの決算の中身次第では、指数インパクトが高くなる可能性がある。また、設備投資関連、中国関連として安川電機の決算と今期予想が物色動向に影響を与えてこよう。 主な国内経済関連スケジュールでは、8日に2月国際収支、日銀支店長会議で黒田日銀総裁挨拶、3月景気ウオッチャー調査、10日に3月国内企業物価指数、2月機械受注、11日に3月マネーストック、3月都心オフィス空室率、12日にオプションSQがそれぞれ予定されている。一方、米国など海外経済関連スケジュールは、8日に米2月製造業受注、9日に国際通貨基金(IMF)世界経済見通し発表、10日にECB定例理事会(ドラギ総裁会見)、3月19-20日開催のFOMC議事録、EU緊急首脳会合(ブレグジット問題を議論)、11日にG20財務相・中央銀行総裁会議(12日まで、ワシントン)、12日に中国3月貿易収支が予定されている。 ■為替市場見通し 来週のドル・円は底堅い展開か。世界的な景気減速への懸念は多少和らいでおり、目先的にリスク回避的なドル売り・円買いはやや縮小する見込み。米連邦準備制度理事会(FRB)の慎重姿勢が示されても、リスク選好的な円売りがただちに縮小する可能性は低いと予想される。 直近発表の中国関連の経済指標はまずまず良好だったことから、同国の景気減速懸念は後退しており、ドル・円相場はドル高方向に振れやすい見通し。来週は中国の3月消費者物価指数(CPI)と3月生産者物価指数(PPI)、3月貿易収支が発表される。これらの経済指標が市場予想を下回ることがなければ、リスク選好的なドル買い・円売りは継続する見込み。また、先週から再開された閣僚級の米中貿易協議で、トランプ政権は最終的な合意を模索しており、期待感による円売りも見込まれる。 3月の米雇用統計内容は改善したが、最近発表された米国の経済指標は強弱まちまちであり、10日発表予定の3月消費者物価指数でインフレ率が鈍化した場合、金利先高観のさらなる後退が予想される。同日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(3月開催分)も公表される。金利引き上げについてFOMCメンバーから慎重な意見が多く出ていた場合、年内利上げなしの可能性は高まり、リスク選好的なドル買いが増える可能性は低いと思われる。 ■来週の注目スケジュール 4月8日(月):日・消費者態度指数、独貿易収支、ユーロ圏失業率、米ISM製造業景況指数など 4月9日(火):スイス失業率、IMFが世界経済見通し公表、イスラエル総選挙など 4月10日(水):日・工作機械受注、米財政収支、米FOMC議事録公表、欧臨時首脳会議など 4月11日(木):中消費者・生産者物価指数、G20財務相・中央銀行総裁会議、韓国の文在寅大統領が訪米、ファーストリテイリング・安川電機決算など 4月12日(金):欧鉱工業生産指数、中貿易収支、米輸入物価指数など 《SK》
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