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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計にらみも米中合意期待

2019/4/4 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計にらみも米中合意期待 4日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。明日発表の米雇用統計を控え積極的に動きづらい地合いとなる見通し。ただ、米中通商協議で早期の最終合意に期待感が高まるなか、リスク選好的な円売りに振れやすい展開が続こう。 前日の海外市場では、手がかり材料が乏しく小動きとなった。ただ、足元の中国の強い経済指標から景気減速懸念が弱まり、リスク選好的な地合いに変わりはない。米国の経済指標でADP雇用統計の伸びが鈍化したほか、ISM非製造業景況指数が予想を下回ったものの、ドル売り・円買いは限定的となりドル・円は111円半ばに持ち直した。本日のアジア市場でもその流れを受け継ぎ、ドル・円は111円前半から半ばの水準で下値は堅い。明日発表される米国の3月雇用統計は、非農業部門雇用者数が持ち直し、失業率や平均時給も前月並みの底堅い内容が予想され、様子見ムードのなかドル売りに動きづらい展開となっている。 この後の海外市場でも、米雇用統計が意識され積極的な売り買いは手控えられるだろう。ただ、リスク要因の後退で円売りに振れやすい見通し。また、3日から再開された閣僚レベルの米中貿易交渉で、早期合意への期待感も円売りを支援しよう。トランプ米大統領は本日ホワイトハウスで中国の劉鶴副首相と会談する予定で、焦点の知的財産権保護などについて協議を深められるか注目される。一方、本日発表されたドイツの2月製造業受注は大きく落ち込み、今晩公表となる欧州中央銀行(ECB)の3月理事会議事要旨は、年内の利上げを見送る方針などを表明したことからハト派色が濃い内容になるとみられ、ユーロ売りがドル・円をある程度はサポートしそうだ。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・20:30 欧州中央銀行(ECB)が3月理事会議事要旨公表 ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.5万件、前回:21.1万件) ・02:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(経済見通し) ・02:00 メスター米クリーブランド連銀総裁講演(オハイオ州銀行関連会合) ・05:30 トランプ米大統領と劉鶴中国副首相が会談(ホワイトハウス) 《FA》