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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米FRB議長発言の株価への影響を注視

2019/1/7 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米FRB議長発言の株価への影響を注視 7日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の政策決定への柔軟姿勢を受け、株高が維持されればドル買い、円売りに振れやすい。ただ、米国議会で予算編成をめぐる与野党対立が続き、株価の下押し要因として警戒される。 4日の欧米市場では、堅調な米国の12月雇用統計とパウエルFRB議長の発言を受けた株価の急反発や長期金利の大幅上昇がドル・円を押し上げた。荒れ模様の年末年始を挟んだ前週、108円半ばで取引を終えた。パウエル議長は講演で雇用統計など最近の経済指標から堅調な米国経済を強調しながらも、今後は柔軟な金融政策を明言したことで利上げ打ち止めの可能性が高まっている。週明けのアジア市場では、日経平均株価は2万円の大台を回復し、ドル・円は序盤に株高を背景とした買いに振れた。しかし、その後は前週の104円台からのリバウンドに伴う利益確定売りに押され、弱含みとなった。 この後は欧米市場でも、FRB議長の発言を消化する展開が予想される。発言内容はハト派的でドル売りを誘発しやすいが、株式市場にとっては買い材料となるため、欧米株の上昇基調が維持されればドル・円は底堅い値動きとなりそうだ。一方、米国議会ではメキシコ国境の壁建設に伴う予算編成をめぐり、与野党対立が激化。トランプ大統領は非常事態宣言の可能性に言及する状況となっており、株価を押し下げる材料になり得る。また、中国経済の腰折れ懸念が広がるなか、本日から始まった米中貿易に関する次官級協議の行方を見極めようと、ドル・円は積極的な買い手控えも考えられる。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・19:00 ユーロ圏・11月小売売上高(前月比予想:+0.2%、10月:+0.3%) ・24:00 米・12月ISM非製造業景況指数(予想:59.0、11月:60.7) ・02:40 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演 ※米・11月製造業受注、11月耐久財受注改定値は発表延期 《FA》