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前場に注目すべき3つのポイント~主力大型株けん引も年末高を意識した中小型株物色も活発化

2018/11/29 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~主力大型株けん引も年末高を意識した中小型株物色も活発化 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:主力大型株けん引も年末高を意識した中小型株物色も活発化 ■前場の注目材料:京セラ、19/3期営業利益予想を下方修正、ヘムロック社と和解で損失計上 ■大阪チタ、ポリシリコン撤退、世界的な過剰供給響く ■主力大型株けん引も年末高を意識した中小型株物色も活発化 29日の日本株市場は、米株高の流れを受けて堅調な展開が見込まれる。28日の米国市場ではNYダウが617ドル高、ナスダックが208Pt高と大幅に上昇した、米中首脳会談での貿易交渉進展に楽観的な見方が広がり、買いが先行。さらに、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演で話した内容から、市場は利上げの打ち止め時期が近いと解釈。景気減速への警戒感が後退し、ハイテク株を中心に買い戻しが優勢となった。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の22395円となり、これにサヤ寄せする格好からギャップアップからのスタートとなろう。 米国では追加利上げ見通しが大きく後退したことからリスク選好の流れが強まり、下落基調が続いていたアップルも3.8%超の上昇となっており、半導体関連への追い風になりそうである。米中貿易摩擦への進展期待も高まっており、コマツ<6301>など中国関連への買い戻しを誘うことも考えられる。もっとも、米中首脳会談の行方を見極めたいとするムードは強く、ショートカバー中心で積極的な売買は手控えられるだろう。そのため、シカゴ先物にサヤ寄せした後は、次第にこう着感が強まりやすい。とはいえ、日経平均は25日線を突破し、その後も同線から上放れる動きをみせてきており、買い戻しを誘いやすいところである。また、中間配当の再投資といった需給要因も下支えとなっているとみられる。 インデックス主体の主力大型株がけん引する格好となり、中小型株への物色はやや手控えられる可能性はある。しかし、日経平均の底堅さが意識されてくる局面においては、マザーズ指数の1000Pt回復が射程に入っていることもあり、年末高を意識した中小型株物色も次第に活発化してくることが考えられる。また、引き続きトランプ米大統領の発言等に振らされやすい状況が続くことになろうが、発言等に敏感に反応して新たなポジションを取る動きよりは、ポジションニュートラルの流れに向かいやすいと考えられる。大きく売り込まれているセクター銘柄などへは、買い戻しが意識されやすい。 ■京セラ、19/3期営業利益予想を下方修正、ヘムロック社と和解で損失計上 京セラ<6971>は28日、2019年3月期業績予想の修正を発表。売上高は従来の1兆6500億円を据え置いているが、各利益を修正。営業利益は従来の1540億円から990億円に下方修正している。ヘムロック社とソーラー発電用ポリシリコンに関する長期購入契約を締結しているが、11月28日に契約の和解に合意。この和解に伴い、計511億円相当の損失計上が見込まれると公表。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22177.02、+224.62) ・NYダウは上昇(25366.43、+617.70) ・ナスダック総合指数は上昇(7291.59、+208.89) ・シカゴ日経225先物は上昇(22395、大阪比+165) ・SOX指数は上昇(1231.45、+27.37) ・VIX指数は下落(18.49、-0.53) ・米短期債利回りは低下 ・日銀のETF購入 ・好調な企業業績 ・補正予算への期待 ・大阪チタ<5726>ポリシリコン撤退、世界的な過剰供給響く ・トヨタ<7203>バン事業、トヨタ車体へ、開発を迅速化 ・東芝<6502>車載電池で米企業と協業 ・味の素<2802>、プラ廃棄ゼロへ 2030年メド完全リサイクル ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:30 政井日銀審議委員あいさつ(福岡) <海外> ・09:30 豪・7-9月期民間設備投資(前期比予想:+1.0%、4-6月期:-2.5%) 《SF》
関連銘柄 6件
2802 東証プライム
5,361
9/4 15:00
-192(-3.46%)
時価総額 2,878,836百万円
国内最大手の調味料メーカー。1909年創業。うま味調味料などで国内トップシェア。調味料・食品を主力に、冷凍食品、医薬用・食品用アミノ酸等も。ヘルスケアやフード&ウェルネス、ICTなどを成長領域に位置付け。 記:2024/08/23
2,628
9/4 15:00
-124(-4.51%)
時価総額 96,710百万円
スポンジチタンのトップメーカー。兵庫県尼崎市に本社。低酸素球状チタン粉末や高純度チタン等の高機能材料事業も展開。神戸製鋼所等が主要取引先。配当性向25%~35%目安。球状チタン合金粉末等の拡販図る。 記:2024/09/02
6301 東証プライム
3,813
9/4 15:00
-206(-5.13%)
時価総額 3,710,606百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(-0.11%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6971 東証プライム
1,744
9/4 15:00
-64(-3.54%)
時価総額 2,634,267百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01