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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開に、ドル買い基調は続きそう

2018/8/2 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開に、ドル買い基調は続きそう 2日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ方針継続を受け、ドル買い基調は続く見通し。ただ、英中銀が利上げに踏み切った場合にはポンド・ドルの値動きに影響を受けそうだ。 前日は、米トランプ政権が対中国制裁第3弾で2000億ドル規模の輸入品への関税上乗せ分を25%に引き上げる(当初10%)と発表し、米中の通商摩擦激化への懸念再燃で市場センチメントが悪化。NYダウが弱含み、ドル・円は111円39銭まで下げる場面もあった。 米連邦公開市場委員会(FOMC)では、FRBは政策金利を据え置いたものの、声明で景気やインフレ判断を上方修正し、さらなる段階的な利上げが必要と、9月の利上げを示唆したことで、ドル買いが強まり、ドル・円は値を戻した。ただ、FOMC後の声明はある程度織り込まれていたこともあり、本日のアジア市場でドル買いは緩慢なペースとなっている。 こうしたなか、今晩は英中銀金融政策委員会(MPC)の政策決定が注目されよう。英中銀は政策金利を0.50%から0.75%に0.25ポイント引き上げる見通し。7月18日に発表された6月の消費者物価指数(CPI)は予想を下回り前月並みにとどまったことから、一部では利上げ見送りの見方があるが、大方の市場参加者は利上げを見込んでいる。 利上げの場合は、ポンドに買いが入りやすく、ポンド・ドルの上昇がドル・円をやや下押ししよう。一方、米中の貿易摩擦に関しては両国が対話による解決を探っているもようだが、この問題は先読みしにくく、引き続き警戒の円買いを招くだろう。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・7月建設業PMI(予想:52.8、6月:53.1) ・18:00 ユーロ圏・6月生産者物価指数(前年比予想:+3.5%、5月:+3.0%) ・20:00 英中銀が金融政策発表(政策金利は0.25ポイント引き上げ予想) ・20:00 英中銀金融政策委員会の議事要旨発表 ・20:00 英中銀が四半期物価報告発表 ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:22.0万件、前回:21.7万件) ・23:00 米・6月製造業受注(前月比予想:+0.7%、5月:+0.4%) ・23:00 米・6月耐久財受注改定値(速報値:+1.0%) 《HT》