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後場に注目すべき3つのポイント~トヨタ自上昇は明るい材料だが上値追い機運乏しく

2018/5/10 12:32 FISCO
*12:32JST 後場に注目すべき3つのポイント~トヨタ自上昇は明るい材料だが上値追い機運乏しく 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、トヨタ自上昇は明るい材料だが上値追い機運乏しく ・ドル・円は弱含み、米金利の低下で売られる ・値上がり寄与トップはリクルートHD<6098>、同2位はダイキン<6367> ■日経平均は反発、トヨタ自上昇は明るい材料だが上値追い機運乏しく 日経平均は反発。37.57円高の22446.45円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。 9日の米国市場でNYダウは5日続伸し、182ドル高となった。原油価格の上昇を受けて石油株が買われたほか、米国債利回りが再び3%を突破したことで金融株にも買いが広がった。円相場は1ドル=109円台後半まで下落しており、本日の日経平均は米株高や円安を好感して73円高からスタートした。前日の取引時間中に決算発表したトヨタ自<7203>の株価上昇が続いていることも安心感につながり、日経平均は朝方に22530.64円(121.76円高)まで上昇する場面があったが、上値では利益確定の売りが出て伸び悩んだ。 個別では、トヨタ自が売買代金トップとなり、2%超高で前場を折り返した。決算を受けて証券各社の目標株価引き上げが相次いでいる。前日引け後に決算発表した銘柄では、昭電工<4004>、三菱自<7211>、IHI<7013>などが大きく買われた。その他売買代金上位では、武田薬<4502>、東海カーボ<5301>、SUMCO<3436>の上げが目立つ。一方、任天堂<7974>やファナック<6954>が軟調なほか、ソフトバンクG<9984>も決算にサプライズなしとの見方から利益確定売り優勢となった。サイバー<4751>も下げが目立つ。市場予想を下回る今期業績見通しのシスメックス<6869>は商いを伴って8%超下落した。セクターでは、鉱業、石油・石炭製品、輸送用機器などが上昇。反面、空運業、パルプ・紙、その他金融業などが軟調だった。 トヨタ自の堅調決算は明るい材料だが、米中通商問題の長期化、中東情勢の悪化やそれに伴う原油価格の上昇などが懸念されており、世界経済や企業業績の先行き不透明感は依然として強い。週末にかけてまだ多くの決算発表が予定されているだけに、日経平均は節目の22500円水準を上抜けできずにいる。全体としての方向感は定まっておらず、決算を受けた個別対応中心の展開が続きそうだ。 新興市場ではマザーズ指数、日経ジャスダック平均ともに続落している。週前半は幕間つなぎ的な物色が入り比較的堅調に推移していたが、決算発表の第2のピークを迎え投資家の関心は再び大型株に向かいやすいだろう。マザーズ市場では直近IPO銘柄の下値模索が続いていることや、決算発表による材料出尽くし感から大きく売られる銘柄が目立つ点もやや気掛かりだ。日経平均に比べ出遅れ感は強いが、やはり本格的な出直りには決算発表一巡を待つ必要がありそうだ。 ■ドル・円は弱含み、米金利の低下で売られる 10日午前の東京市場で、ドル・円は弱含み。米金利の低下を手がかりに売り優勢となり、心理的節目の110円はやや遠のいた。 ドル・円は109円91銭まで上昇し、110円トライが期待された。その後、米10年債利回り大きく低下したことで売りが強まり、ドルは109円60銭台まで弱含んだ。また、節目付近の上値の重さも意識されたようだ。 正午にかけては、米10年債利回りが2.98%台で下げ止まり、ドルは売り一服後は小幅に値を戻した。ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持し、日本株高継続への思惑から円買いも後退しているもよう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円64銭から109円92銭、ユーロ・円は129円99銭から130円22銭、ユーロ・ドルは1.1843ドルから1.1868ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・システナ<2317>や福山通運<9075>など9銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはリクルートHD<6098>、同2位はダイキン<6367> ■経済指標・要人発言 ・トランプ米大統領 「イランは核開発再開なら深刻な結果を招く」 ・オアNZ準備銀総裁 「どちらの方向にも、急いで金利を動かす状況にはない」 「為替相場は極めて良好」 「政策はインフレを引き上げるため拡大的である必要」 ・日銀金融政策決定会合・主な意見(4月26-27日開催分) 「物価2%達成時期の記述、目標達成のコミットメントを弱めてしまうことになりかねない」 「展望リポートの物価目標達成時期はあくまで見通し。その変化と政策変更を機械的に結び付けているわけではない ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・14:00 4月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:49.0、3月:48.9) <海外> 特になし 《DM》
関連銘柄 16件
2317 東証プライム
391
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±0(0%)
時価総額 176,294百万円
独立系システムインテグレーター。車載、社会インフラ、金融、スマートデバイス・ロボット・AIなどが主力。フレームワークデザイン事業やITサービス事業なども展開。金融分野ではDX関連の引き合いが増加。 記:2024/06/04
3436 東証プライム
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時価総額 530,865百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
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時価総額 626,629百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4502 東証プライム
4,333
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時価総額 6,855,998百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4751 東証プライム
1,036.5
9/4 15:00
-29.5(-2.77%)
時価総額 524,390百万円
インターネット広告事業が主力。運用型広告で国内首位。検索連動型広告に強み。ABEMA等のメディア事業、ゲーム事業、投資育成事業等も手掛ける。ABEMAはスポーツコンテンツの拡充、マネタイズを強化。 記:2024/08/26
5301 東証プライム
854.3
9/4 15:00
-23.9(-2.72%)
時価総額 192,169百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
8,406
9/4 15:00
-654(-7.22%)
時価総額 14,256,240百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
17,875
9/4 15:00
-675(-3.64%)
時価総額 5,239,413百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6869 東証プライム
2,755.5
9/4 15:00
-89.5(-3.15%)
時価総額 1,733,967百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は8割超、世界中に展開。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの等が伸長。手術支援ロボット拡大。 記:2024/06/30
6954 東証プライム
4,051
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-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7013 東証プライム
6,194
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時価総額 958,088百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
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時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7211 東証プライム
411.1
9/4 15:00
-16.3(-3.81%)
時価総額 612,655百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7974 東証プライム
7,698
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時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9075 東証プライム
3,795
9/4 15:00
±0(0%)
時価総額 154,722百万円
トラック輸送中心の大手物流企業。広島県福山市に本社。企業間輸送に強み。1日3万トン以上の物量を扱う。流通加工事業、国際事業等も。運送事業では複合一貫輸送サービスの強化図る。27.3期売上3400億円目標。 記:2024/06/17
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17