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後場に注目すべき3つのポイント~次第に中小型株やフィンテックなどテーマ株にシフトか

2015/12/16 12:28 FISCO
*12:28JST 後場に注目すべき3つのポイント~次第に中小型株やフィンテックなどテーマ株にシフトか 16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・次第に中小型株やフィンテックなどテーマ株にシフトか ・ドル・円は121円73銭付近、日本株高受け買戻し ・通信大手の上昇目立つ、NTTドコモ<9437>は6.8%高 ■次第に中小型株やフィンテックなどテーマ株にシフトか 日経平均は大幅に反発。395.93円高の18961.83円(出来高概算10億9000万株)で前場の取引を終えている。前日に1バレル35ドルを割り込んでいた原油先物価格が37ドル台を回復し、欧州株式相場も堅調推移となるなか、米国市場ではNYダウが156ドル高となった。この流れを受けてシカゴ日経225先物は大阪比295円高の18845円と大幅に上昇しており、これを引き継ぐ格好から幅広い銘柄に買いが先行した。 その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちとなるなかで、高値圏でのこう着感が強まっていたが、前場半ば辺りからじりじりと上げ幅を拡大させてきている。セクターでは空運が唯一下落となる一方で、証券、情報通信、保険、銀行、その他金融、石油石炭、輸送用機器、非鉄金属が3%を超える上昇となっている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えており、全体の8割を占めている。 日経平均はギャップ・アップで前日の下落部分を一気に吸収し、その後は5日線レベルを捉えてきている。一目均衡表では雲上限を突破してきており、売り方の買い戻しも入りやすい需給状況のようである。また、米利上げが確実視されるなかで、メガバンクなど金融セクターが堅調に推移していることも買い安心感につながる。 ただし、インデックスに絡んだ商いが中心のため、KDDI<9433>、ソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>などのインパクトが大きい。そのため、日経平均が400円近く上昇する中でも、やや手掛けづらさもあるとみられる。日経平均が19000円を捉えたとしても、FOMCの結果待ちのなかでは一段の上昇は考えづらく、次第に中小型株やフィンテックなどテーマ株にシフトしやすいだろう。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は121円73銭付近、日本株高受け買戻し ドル・円は121円73銭付近で推移。日経平均株価の上昇を受け、買戻しが入りやすい地合い。 ドル・円は日経平均が高寄したことを受け、ドル買い先行となり、一時121円90銭まで上昇した。その後は利益確定売りも観測され、121円59銭まで下げる場面もあった。ただ、ランチタイムの日経平均先物が堅調推移となっていることから、ドル・円は午後も買いが入りやすい見通し。 米連邦準備制度理事会(FRB)による政策決定を控え、動きづらいなか、リスク回避的な円買い・ドル売りが増える状況ではないとみられている。ただし、新たな材料が提供されない場合、ドルは122円近辺で伸び悩む可能性があるとの声が聞かれた。 12時26分時点のドル・円は121円73銭、ユーロ・円は133円20銭、ポンド・円は183円26銭、豪ドル・円は87円70銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>が日経平均を約64円押し上げ ・投資判断格上げのスクエニHD<9684>、目標株価引き上げの小野薬<4528>がしっかり ・通信大手の上昇目立つ、NTTドコモ<9437>は6.8%高 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・14:00 日銀・企業物価指数・2015年基準改定の基本方針 ・16:00 11月訪日外国人客数 <海外> ・特になし 《SY》
関連銘柄 6件
4528 東証プライム
2,081.5
9/4 15:00
-12.5(-0.6%)
時価総額 1,077,020百万円
1717年創業の医薬品メーカー。抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」、慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」などが主要製品。新薬開発に特化。配当性向40%目途。がん・免疫疾患、中枢神経疾患などが重点研究領域。 記:2024/08/26
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9433 東証プライム
4,822
9/4 15:00
-158(-3.17%)
時価総額 11,110,756百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(0%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
5,432
9/4 15:00
-35(-0.64%)
時価総額 665,594百万円
スクウェア・エニックス、タイトーなどを傘下に収める持株会社。ファイナルファンタジー、ドラゴンクエストなどRPGで存在感。配当性向30%が基本方針。開発体制の整備、新作タイトルのデジタル販売強化等に注力。 記:2024/07/05
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17