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欧米為替見通し:あすの米CPI発表やFOMC議事録公表控え動きづらい展開

2015/8/18 17:26 FISCO
*17:28JST 欧米為替見通し:あすの米CPI発表やFOMC議事録公表控え動きづらい展開 きょうの欧米市場で、ドルは上値が重い展開となりそうだ。あすの米消費者物価指数(CPI)発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表を控え、積極的には動きづらい見通し。 前週に基準値切り下げにより人民元相場が対ドルで大きく安値に振れたものの、今週は落ち着きを取り戻しており、再びドル主導の相場展開となっている。ただ、ドル買いの手がかりが乏しく、東京市場でもドルの上昇は限定的にとどまった。 欧米市場では、米7月住宅着工件数が材料視されそうだ。市場予想は120万戸で6月実績を上回る見通し。予想通りなら9月利上げの可能性を高める一因とみられ、ドルはユーロや円に対して上昇が見込まれる。ただ、中国経済の減速に対する懸念が根強く、東京市場同様に上昇は限定的になる見通し。 市場では、あす19日のFOMC議事録公表と7月消費者物価指数に目が向けられている。7月28日-29日のFOMCの議事録は、予想を下回った7月・米雇用統計や人民元切り下げ以前の会合での発言だが、利上げに慎重な「中間派」「ハト派」メンバーから前向き姿勢が感じ取れればドル買いが強まるとみられる。 また、7月消費者物価指数は、総合指数が前年比+0.2%で6月続いてプラスになる見込み。総合指数の上昇率が予想通りならインフレ鈍化懸念が後退し、利上げに向けた環境が整いそうだ。 一方、ユーロの値動きに関して警戒感が強まりそうだ。人民元基準値切り下げの影響から前週、資金の逃避先として選好されたユーロには、人民元相場の落ち着きとともに売りが出やすいとみられる。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・7月消費者物価指数(前年比予想:0.0%、6月:0.0%) ・17:30 英・7月生産者物価指数・産出(前年比予想:-1.5%、6月:-1.5%) ・20:00 トルコ中央銀行が政策金利発表(主要政策金利は7.50%で据え置きの見込み) ・21:30 米・7月住宅着工件数(予想:118.3万戸、6月:117.4万戸) ・21:30 米・7月住宅建設許可件数(予想:123.0万戸、6月:134.3万戸) 《SY》