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欧米為替見通し:ドル伸び悩み、人民元切り下げで米利上げ時期後退の見方

2015/8/13 17:38 FISCO
*17:41JST 欧米為替見通し:ドル伸び悩み、人民元切り下げで米利上げ時期後退の見方 きょうの欧米市場で、ドル・円は伸び悩む展開となりそうだ。3日連続で人民元が切り下げられたことから、中国経済の減速懸念が広がり、米利上げ時期が9月から後退するとの見方が広がる可能性がある。 中国人民銀行(中央銀行)は13日、3日連続で人民元の対ドル基準値の引き下げを決めた。前日から約1.1%人民元安の水準。これについて市場では、中国経済の減速懸念で米連邦準備理事会(FRB)の9月利上げを後退させるとの見方から、東京市場では124円40銭台から一時124円07銭に下落する場面もあった。 中国人民銀行はその後、中国経済のファンダメンタルズが力強いことを踏まえると、人民元が継続的に下落する根拠はない、との見解を示した。ただ、市場の中国経済減速への警戒感は弱まらず、欧米市場でドル買いを進めるには材料が乏しいとみられる。 欧米市場では、21時30分の米・7月小売売上高(前月比予想:+0.6%、6月:-0.3%)と米・先週分新規失業保険申請件数(予想:27万件、前回:27万件)が注目される。ただ、市場関係者は、「小売売上高が強含みとなっても、利上げ時期後退の見方が広がっているため、125円台には戻せないだろう」と話している。 また、前日注目された米ニューヨーク連銀のダドリー総裁の講演で、金利引き上げの時期や、自身の経済見通しなどについては触れなかったことも、ドル買いを進めにくいと思われる。 【今日の欧米市場の予定】 ・20:30 欧州中央銀行(ECB)の7/16理事会議事要旨 ・21:30 米・7月小売売上高(前月比予想:+0.6%、6月:-0.3%) ・21:30 米・7月輸入物価指数(前月比予想:-1.2%、6月:-0.1%) ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:27万件、前回:27万件) ・23:00 米・6月企業在庫(前月比予想:+0.3%、5月:+0.3%) ・02:00 米財務省30年債入札(160億ドル) 《SY》