マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
8/17 1:21:40
17,379,837
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

5日の米国市場ダイジェスト:ダウは38ドル高、ECBによる量的緩和決定を好感

2015/3/6 7:25 FISCO
*07:27JST 5日の米国市場ダイジェスト:ダウは38ドル高、ECBによる量的緩和決定を好感 ■NY株式:ダウは38ドル高、ECBによる量的緩和決定を好感 NYダウ       ナスダック 終値 :18135.72  終値 :4982.81 前日比:+38.82   前日比:+15.67 始値 :18096.90  始値 :4979.95 高値 :18160.35  高値 :4993.52 安値 :18087.65  安値 :4963.10 5日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は38.82ドル高の18135.72、ナスダックは15.67ポイント高の4982.81で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロ圏諸国の国債購入などの量的緩和策実施を表明したことを受けて欧州株が全面高となり、米国株も連れ高となった。ただ、朝方発表された週間新規失業保険申請件数が予想よりも増加したほか、6日の雇用統計の発表を前に手控える向きも多く、上値も限られた。セクター別では、食品・生活必需品小売や公益事業が上昇する一方、テクノロジー・ハード・機器やエネルギーが下落した。 会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)は好決算を発表し上昇。製薬のファーマサイクリックス(PCYC)は同業のアッヴィ(ABBV)による210億ドルの買収が報じられ、買われた。一方で、ファストフード最大手のマクドナルド(MCD)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、下落。携帯端末のアップル(AAPL)は9日の新製品発表イベントを前に一旦手仕舞う動きが広がり下落。 中国の李克強首相が全国人民代表大会の開幕演説で今年の国内総生産(GDP)成長率目標を7%程度と定め、昨年の7.5%程度から引き下げたことが、5日の商品価格の下落につながったもよう。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:ドル・円は120円15銭、ドラギECB総裁会見を受けてユーロは下落 ドル・円は120円40銭まで上昇後、119円96銭まで反落し120円15銭で引けた。米国債券利回りの上昇に伴うドル買いでいったん上昇後、米先週分新規失業保険申請件数が予想外に増加、1月製造業受注指数が予想外に減少したため利回りが低下に転じドルも反落。 ユーロ・ドルは、1.1115ドルまで上昇後、1.0988ドルまで下落し1.1030ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り政策金利を据え置き2015年、16年度の国内総生産(GDP)見通しを引きあげたためいったんユーロの買戻しが加速。その後、ドラギECB総裁が資産購入を9日から開始することを発表、預金金利(-0.20%)と同水準ならマイナス金利の債券も購入する方針を示したため、欧州債券利回りが低下。それに連れてユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、133円56銭へ上昇後、132円11銭まで下落した。ドル・スイスは、0.9650フランまで下落後、0.9750フランまで上昇した。 [経済指標] 米・10-12月期労働生産性確定値:前期比年率-2.2%(予想:-2.3%、速報値:-1.8%) 米・10-12月期単位労働費用確定値:前期比+4.1%(予想:+3.3%、速報値:+2.7%) 米・先週分新規失業保険申請件数:32.0万件(予想:29.5万件、前回:31.3万件) 米・失業保険継続受給者数:242.1万人(予想:239.5万人、前回:240.4万人←240.1万人) 米・1月製造業受注指数:前月比-0.2%(予想:+0.2%、12月:-3.5%←-3.4%) ■NY原油:反落で50.76ドル、ドル高による割高感や米製造業指標の悪化などで売り優勢 NY原油は反落(NYMEX原油4月限終値:50.76 ↓0.77)。51.98ドルまで上昇した後、50.61ドルまで下落した。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、資産購入の開始を宣言し、期限について柔軟な姿勢をみせたことを受けて、緩和長期化の思惑からユーロ安・ドル高となり、原油価格の割高感が強まった。また、中国が今年の経済成長率の目標を7%程度に引き下げたことや、この日発表の米国の雇用、製造業関連指標の悪化なども、売り材料になった。 一方、リビアでは、反政府勢力による石油ターミナルへの攻撃で、原油の積み出しが困難な状況になっていること(国営石油公社)。また、イラクでは、過激派組織ISが支配下都市ティクリート近郊の油田に放火したことが伝えられ、原油相場の一時的な反発につながった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC)  16.00ドル +0.16ドル(+1.01%) モルガン・スタンレー(MS) 35.52ドル +0.43ドル(+1.23%) ゴールドマン・サックス(GS)190.08ドル +0.41ドル(+0.22%) インテル(INTC)    33.73ドル -0.39ドル(-1.14%) アップル(AAPL)      126.41ドル -2.13ドル(-1.66%) グーグル(GOOG)      575.33ドル +1.96ドル(+0.34%) フェイスブック(FB) 81.21ドル +0.32ドル(+0.39%) キャタピラー(CAT)     81.51ドル -0.22ドル(-0.27%) アルコア(AA)       14.38ドル -0.21ドル(-1.44%) ウォルマート(WMT)     83.57ドル +0.99ドル(+1.20%) スプリント(S)       5.38ドル +0.17ドル(+3.26%) 《KO》