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欧米為替見通し:ドル高抑制論者、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁の講演に要警戒

2014/12/1 17:16 FISCO
*17:16JST 欧米為替見通し:ドル高抑制論者、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁の講演に要警戒 本日1日の欧米市場のドル・円は、米国11月のISM製造業景況指数、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁やフィッシャーFRB副議長の発言に注目する展開となる。 米国11月のISM製造業景況指数は、10月からの低下が予想されているが、米国11月の雇用統計を見極める意味で、雇用指数に注目することになる。 バーナンキ第14代FRB議長は、2008年9月のリーマン・ショックへの対応策として、ドルの流動性供給(量的緩和)を開始し、バランスシートは約4兆ドル拡大した。ドルの流動性供給を受けたドル売り圧力の強まりにより、ユーロ高や円高となり、金や原油価格の上昇を齎した。 バーナンキ第14代FRB議長が、2013年に量的緩和第3弾の終了を示唆したことで、ドルは買い戻され、ユーロ安や円安となり、金や原油価格も反落した。 イエレン第15代FRB議長が、2014年10月に量的緩和第3弾の終了を決定したことで、ドルの上昇トレンドに弾みが就きつつあり、ユーロ安、円安、金安、原油安となりつつある。 ハト派のダドリー米ニューヨーク連銀総裁は、かつて、「ドルの大幅上昇はインフレを抑える傾向がある。従って2%の目標達成は一層難しくなる。このことを考慮するのは当然だろう」と、ドル高を牽制する発言をした。 フィッシャーFRB副議長は、イスラエル中銀総裁の頃は、非伝統的金融政策に批判的であり、世界の中銀に先駆けて利上げに踏み切ったことで「タカ派」と見なされていたが、FRB副議長に就任した後は、イエレンFRB議長と同様のハト派に転向した。 本日の両者の発言に注目することになる。 【今日の欧米市場の予定】 18:00 ユーロ圏・11月製造業PMI改定値(予想:50.4、速報値:50.4) 24:00 米・11月ISM製造業景況指数(予想:58.0、10月:59.0) 02:15 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演 03:00 フィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が討論会参加 《KO》