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今日の為替市場ポイント:日銀金融政策決定会合では現状維持が決定される見通し

2014/10/6 8:17 FISCO
*08:20JST 今日の為替市場ポイント:日銀金融政策決定会合では現状維持が決定される見通し 先週末3日のドル・円相場は、東京市場では108円36銭から109円00銭まで反発。欧米市場では一時109円90銭まで上昇し、109円78銭で取引を終えた。 本日6日のドル・円は110円前後で堅調推移か。米9月雇用統計の改善を好感してリスク選好的なドル買いは継続する見込み。日経平均株価が16000円近辺まで反発した場合、ドル・円は年初来高値を更新する可能性がある。 6日-7日に開かれる日銀金融政策決定会合では、金融政策の現状維持が決まる見込みだ。自民・公明の与党内から過度の円安進行を懸念する声が聞かれており、日銀は追加緩和によって円安が進むことは避けたいのではないか、との思惑が浮上している。 為替について日銀の黒田総裁は3日の衆院予算委員会で「非製造業は一部輸入品のコストが入ってくるので、円安はマイナスに効く」と述べている。黒田総裁は「経済実態と合った形であれば、円安は経済全体としてはおそらくプラス」と指摘したが、円安でも輸出は伸び悩んでおり、経済全体にとってプラスにならないとの見方は少なくない。 円安進行によって輸入価格は上昇し、2%の物価目標達成の可能性はやや高まるかもしれないが、消費増税や物価高によって実質賃金は大幅に目減りするリスクがある。実質賃金の減少は個人消費を抑制し、日本の経済成長は著しく停滞するおそれがある。 《KO》