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*09:00JST 今日の為替市場ポイント：リスク選好的なドル買い・円売りの急拡大は期待できず 18日のドル・円相場は、東京市場では101円09銭から101円45銭で堅調推移。欧米市場でドルは主に101円30銭台で推移し、101円35銭で取引を終えた。 18日の欧米市場では、「ウクライナ問題で、米国の軍事的役割はない」とのオバマ米大統領の発言を受けてリスク回避的な円買いは一服した。NYダウは123ドル上昇し、ナスダック総合指数も大幅に反発した。株高を意識して米長期金利は一時、2.50％近辺まで上昇している。 オバマ大統領の発言は市場に安心感を与えたかもしれないが、米国や欧州連合（EU）のロシアに対する姿勢がより強硬なものへと変わる可能性がある。国際社会はロシアに対する批判を強めていくが、ロシア側の対応次第で欧米諸国とロシアの対立はより深刻になり、冷戦状態に陥るリスクが生じる可能性がある。 本日21日のドル・円は、主に101円台前半で推移か。地政学的リスク増大に対する警戒感は多少低下したが、リスク選好的なドル買い・円売りが急速に拡大する可能性は低いとみられる。 《MK》