株～企業情報・おすすめ銘柄

*08:06JST 今日の為替市場ポイント：欧米株安によるリスク回避的な円買い 昨日7日のドル・円相場は、東京市場では102円20銭から102円04銭まで下落。欧米市場では一時101円79銭まで続落し、101円87銭で取引を終えた。 本日8日のドル・円は、102円前後で推移か。欧米諸国の株安を意識してリスク選好的な円売りは抑制される見込み。 7日の欧米市場では欧米諸国の株安を意識したリスク回避的な円買いが優勢となった。市場関係者の間からは、米シティがイラク拠点（バグダッドにあるオフィス）をヨルダンに移転させるとの報道が材料視されたのではないか、との声が聞かれた。 イラク情勢がさらに悪化した場合、周辺国にも何らかの影響が及ぶ可能性があることは以前から懸念されているが、一部の市場関係者は、原油価格がやや下落していることに着目し、地政学的リスクの増大で市場がひどく混乱する可能性は低いと指摘している。 ところで、米労働市場の改善はドル上昇を促す要因とみられているが、ドル・円は101円台後半で推移しており、今のところ大きな変化はみられない。また、外為市場はドルを過小評価しているとの意見が出ているようだが、ドル上昇に直結する新たな材料が提供されない場合、ドル・円相場は102円前後でのもみ合いがしばらく続くかもしれない。 《KO》