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馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:~化粧品関連株~

2018/7/12 18:10 FISCO
*18:10JST 馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:~化粧品関連株~ 皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。 『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。 株式投資を行う時に、必ず確認しておきたいのが業績です。業績が堅調な銘柄は長期的に見ると株価にも反映されている事が多いです。今回は、足元の業績と今後の業績拡大期待を確認しつつ、化粧品関連に注目しておきたいと思います。昨年5月以降、上昇トレンドを継続していた資生堂<4911>が上場来高値を更新し、堅調な値動きを見せていました。国内大手証券は2020年の東京五輪での知名度アップや中国人を始めとする海外需要の拡大を指摘し、投資判断や目標株価を引き上げる動きを見せています。こうしたビジネスチャンスは資生堂にとどまらず、化粧品関連株全体に広がる可能性があります。 ●国内化粧品の市場規模 国内化粧品の市場規模は推定2兆4000億円とされ、「爆買い」ブームは一服したものの、インバウンド需要の継続で息を吹き返しています。化粧品業界を年間売上高規模で見ると、トップの資生堂<4911>、2位の花王<4452>が突出しており、3位グループをコーセー<4922>とポーラ・オルビス<4927>が競い、これにマンダム<4917>、ファンケル<4921>、ノエビアHD<4928>が続く展開となっています。主に、国内市場向けに商品提供をしてきた化粧品は高品質で信頼性が高いため、中国をはじめ所得向上中のアジア各国に輸出されています。 ●国内化粧品関連の株価動向 2017年1月4日の株価を基準に見てみると、2018年7月11日は、花王<4452>は+46.75%、資生堂<4911>は+179.56%、コーセー<4922>は+130.43%、ミルボン<4919>は+112.32%、ポーラ・オルビス<4927>は+93.88%などと、足元で調整色が強まっているものの堅調であることが伺えます。 (代表的な化粧品関連の銘柄リストと比較チャートは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』をご活用ください。) ●化粧品関連のすそ野は広い 化粧品関連株はメーカーのほか、化粧品容器、化粧品卸、美容・理容サロン向け業務用など事業分野は広く、大型株から中小型株まで上場銘柄が多いことが特徴です。富士フイルム<4901>に続き、味の素<2802>、江崎グリコ<2206>なども化粧品分野への参入を始めています。市場を拡大している「日本食」と同じく「安全と安心」を背景に持つ化粧品が、成長市場となってきています。 ●中国本土での需要の見込み これらの需要を支えているのが、訪日外国人の存在です。2017年に関西国際空港のLCC便が拡大し、訪日外国人は増え続けています。特に、訪日時に日本の化粧品を購入し、自国へ戻ってからインターネット経由でのリピート購入も増えている流れがあります。5月24日には、中国政府が輸入化粧品の関税を引き下げる計画との報道もありました。これにより、中国本土でも日本の化粧品が購入されやすくなると言えそうです。花王は中国での売上規模も大きく、その他の銘柄も追随しています。化粧品関連株の動向を見る上では、インバウンド需要に加え、中国国内での消費動向からも目が離せません。 (代表的な化粧品関連の銘柄リストと比較チャートは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』からダウンロードできます。また、ご自身の気になる銘柄を比較チャートに追加される場合は、『挿入』→『銘柄コード』→『銘柄コードに挿入』→『追加』されると変化率チャートに反映されます。) 次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話しします。 ※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。 (フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子) 《DM》
関連銘柄 11件
2206 東証プライム
4,198
9/4 15:00
+5(0.12%)
時価総額 287,433百万円
菓子メーカー大手。ポッキーなどの菓子事業、アイスクリーム事業、食品事業、健康事業等を手掛ける。健康・食品事業は売上堅調。アーモンド効果等が貢献。23.12期通期は大幅増益。24.12期は増収増益計画。 記:2024/04/16
2802 東証プライム
5,361
9/4 15:00
-192(-3.46%)
時価総額 2,878,836百万円
国内最大手の調味料メーカー。1909年創業。うま味調味料などで国内トップシェア。調味料・食品を主力に、冷凍食品、医薬用・食品用アミノ酸等も。ヘルスケアやフード&ウェルネス、ICTなどを成長領域に位置付け。 記:2024/08/23
4452 東証プライム
6,641
9/4 15:00
+80(1.22%)
時価総額 3,154,475百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
3,821
9/4 15:00
-148(-3.73%)
時価総額 4,752,854百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
4911 東証プライム
3,094
9/4 15:00
-116(-3.61%)
時価総額 1,237,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
4917 東証プライム
1,223
9/4 15:00
-15(-1.21%)
時価総額 59,033百万円
男性化粧品で国内シェアトップクラス。1927年創業。ギャツビー、ルシード、女性向けブランド「ビフェスタ」などが主要ブランド。インドネシアなど海外でも事業展開。中計では28.3期売上高1000億円目標。 記:2024/09/02
4919 東証プライム
2,950.5
9/4 15:00
-36(-1.21%)
時価総額 97,712百万円
ヘアケア用剤、染毛剤が主力。ヘアケアのプレミアムブランド「オージュア」などを展開。パーマネントウェーブ用剤、化粧品の製造・販売等も手掛ける。オーガニックブランド「ヴィラロドラ」は導入店舗数が拡大。 記:2024/09/02
4921 東証プライム
2,795.5
9/4 15:00
-1(-0.04%)
時価総額 364,402百万円
ファンケル化粧品、アテニア化粧品が柱の化粧品メーカー。サプリメントなど栄養補助食品関連事業等も手掛ける。機能性表示食品市場でトップクラスのシェア。ファンケルメンバーズアプリの登録者数は100万人超。 記:2024/05/02
4922 東証プライム
8,400
9/4 15:00
-229(-2.65%)
時価総額 508,981百万円
化粧品国内大手。コスメデコルテ、雪肌精、エスプリーク、ファシオなど有力ブランド多数。高級スキンケアに定評。新商品の寄与等でタルトの売上は過去最高。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/04/16
1,434.5
9/4 15:00
-31(-2.12%)
時価総額 328,696百万円
1929年創業の化粧品メーカー「ポーラ」、スキンケア中心の「オルビス」などを傘下に収める持株会社。ジュリーク、スリーなどのブランドも展開。ポーラブランドではエイジングケア、美白中心に高機能商品を投入。 記:2024/09/02
5,530
9/4 15:00
-60(-1.07%)
時価総額 188,888百万円
カウンセリング化粧品の「ノエビア」、南天のど飴などで知られる「常盤薬品工業」等を傘下に収める持株会社。アパレル事業や航空関連事業等も。カウンセリング化粧品は新商品「ノエビアリンクル91」が売上貢献。 記:2024/06/18