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日本マクドナルド、中国鶏肉問題の影響が想定以上

2014/9/11 15:14 FISCO
*15:18JST 日本マクドナルド、中国鶏肉問題の影響が想定以上 日本マクドナルドホールディングス<2702>は9日、8月の既存店売上高が前年同月比25.1%減だったと発表した。 7月に17.4%減と今年初めて2けた減となったが、8月はさらに下げ幅が拡大し、7カ月連続で前年を下回り、2001年7月の株式上場以来最大の下げ幅となった。また、客数も16.9%減(16カ月連続のマイナス)、客単価も9.8%減(2カ月連続のマイナス)と大幅ダウンし、ともに今年最大の下げ幅となった。 7月下旬にチキンナゲットの仕入先である中国・上海の上海福喜食品の工場で発覚した期限切れ鶏肉問題が影響していると見られる。 8月には「夏のマックFes!」第2弾などキャンペーンを実施し、人気の期間限定商品「チキンタツタ」「チキンタツタ 和風おろし」を販売したほか、定番商品である「ビッグマック」「えびフィレオ」のバリューセット(通常価格627円~699円)を500円(税込)に値下げしたり、毎年実施している「炭酸ドリンク全サイズ100円」に加え、「マックフィズ (メロン/アセロラ/マンゴー) 150円」の販売を行ったが、客離れの影響を補うことはできなかった。 鶏肉問題発覚後、同社はナゲットの調達先をタイに変更したほか、検査体制の強化を行ったり、ホームページ上で「『最終加工国』および『主要原料原産国』一覧」の公開や商品の品質に関するQ&Aサイトを開設したりして信頼の回復を図ってきたが、ナゲットは子供に人気の高いメニューの1つだったことから、書き入れ時の夏休み期間にファミリー層の客離れが拡大したようだ。 そのため、9月5日からは妖怪ウォッチや「アイカツ!」といった子供に人気の高いコンテンツとコラボレーションし、ゲームセンターなどで使用可能なカードが特典のハッピーセットを導入、人気となり一部店舗では行列ができているという。 しかし、同社は鶏肉問題発覚前から売上不振に陥っており、その上一度失った信頼を取り戻すのは簡単なことではなく、このキャンペーン期間が終わっても売上が順調に回復するという保証はなく、厳しい状況が続いていると言わざるを得ないだろう。 《YU》
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時価総額 860,251百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。1971年創業。2900店舗超。米マクドナルド・コーポレーションとライセンス契約を締結。時間帯に合わせたメニューラインアップを強化。デリバリーサービスの提供店舗拡大図る。 記:2024/07/29