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政治から読み解く【経済と日本株】:松田公太氏「シンガポールのカジノ政策」

2014/9/5 14:23 FISCO
*14:25JST 政治から読み解く【経済と日本株】:松田公太氏「シンガポールのカジノ政策」 参議院議員の松田公太氏が「昨日はシンガポール大使館主催のナショナルデー(建国記念)パーティーに出席しました。一人当たりのGDPがアジア1位のシンガポールから学べることは沢山あると思いますが、今のトピックス的には「デング熱対策」と「カジノ政策」でしょうか。現在、日本でもIR(総合リゾート)へ向けた議論が白熱しています。その中で問題だとされるのがカジノ依存症や周辺観光産業の地盤沈下などです。同じ問題に対してシンガポール政府は、国民とオープンに話し合いの場を持ち、企業からも徹底的にヒアリングを行いました。」とブログでコメントしている。 日本でも話題となったギャンブル依存症に関しては、「入場規制は、政府によるもの、自己申告によるもの、家族申告によるものがあります。また、自国民からは抑制策として入場料(S$100)を徴収する仕組みなどもあります。シンガポールのギャンブル依存症患者の割合は、カジノ開設前の08年が1.2%、開設後の11年は1.4%ですので、大きな変動はありません(誤差の範囲?)。対処策が功を奏しているといえます。」とある。 そして、「重要なのは、様々な不安があるからこそ、諸外国の例を見て、どうすれば成功するかを国民と共に考えることです。私は世界各地のカジノを見てきましたが、特に日本のような国では、カジノ管理委員会による監視を徹底するなどによって、リスクに対応することは十分に可能だと考えています。」と述べている。 秋の臨時国会での活発な審議が期待される「IR法案」だが、カジノのメリット、デメリットを洗う必要性があろう。そして、考えられるデメリットに対しての対抗措置を官民で進めていくというスタンスがベストと思われる。市場ではカジノに関連した銘柄が動意付くとの思惑もあることで、今後、臨時国会での動きが注目されよう。 《MT》