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NYの視点:強い米8月雇用統計でFOMCフォワードガイダンス変更へ

2014/9/5 7:01 FISCO
*07:05JST NYの視点:強い米8月雇用統計でFOMCフォワードガイダンス変更へ 米国の金融政策において労働市場の動向が鍵を握る。イエレンFRB議長や連銀関係者は労働市場の回復がまだ完全でないということを強調している。しかし、FRBの任務のひとつ完全雇用という目標に一段と近づいたとの意見では一致している。米国労働省が発表する8月の雇用統計で順調な雇用の回復が証明されると、今月のFOMCで「異例な低金利を長期にわたり(considerable time)維持する」とのフォワードガイダンスが大幅に修正される可能性が強まる。FRBの早期利上げ観測が一段のドル高につながることになる。市場場エコノミストは失業率が7月の6.2%から6.1%に低下し、非農業部門雇用者数が前月比23.0万人増と、7月の20.9万人増から伸びが拡大すると見ている。 14年度の投票権を持つメスター・クリーブランド連銀総裁は総裁に就任して初めての講演で、「FRBの現在のフォワードガイダンスが「stale気が抜けている、古臭い」」「フォワードガイダンスを再編成する時期が来た」と主張している。FOMCは今月の会合で、フォワードガイダンス「異例な低金利を長期にわたり(considerable time)維持する」との文言を注意深く変更する可能性が非常に高くなった。ただ、過剰に早期の利上げ観測を広めることは回避に努めると見られている。 ●8月雇用統計先行指標 ■ADP雇用統計 前月比+20.4万人(予想:+22万人、7月:+21.2万人) ■チャレンジャー人員削減数 40010人、前年比-20.7%(7月:46887人、+24.4%) ■米ISM製造業景況指数 雇用項目:58.1(7月58.2) ■米ISM非製造業景況指数 雇用項目:57.1(5月56.0)、2006年2月来で最高 ■フィラデルフィア連銀景況指数 ◎現況 雇用者数:9.1(7月12.2)、年初来で最大から低下 週平均就業時間:13.3(12.5) ◎6ヶ月見通し 雇用者数:24.7(29.1) 週平均就業時間:17.8(14.4) ■リッチモンド連銀製造業景況指数 ◎現況 雇用者数:11(7月13)、年初来で最大から低下 週平均就業時間:8(3) ◎6ヶ月見通し 雇用者数:18(19) 週平均就業時間:10(10) ■NY連銀製造業指数 ◎現況 雇用者数:13.64(7月17.05) 週平均就業時間:7.95(2.27) ◎6ヶ月先の見通し 雇用者数:22.73(17.05) 週平均就業時間:0(−4.55) ■消費者信頼感指数 ◎現状 雇用 十分:18.2%(15.6%)、年初来で最大 不十分:51.2%(53.5%) 困難:30.6%(30.9%) ◎6ヶ月見通し ・雇用 増加:17.0%(18.7%) 減少:15.8%(16.6%) 不変:67.2%(64.7%) ・所得 増加:15.5%(17.7%) 減少:11.9%(11.1%) 不変:72.6%(71.2%) ●市場エコノミスト米8月雇用統計予想 失業率:6.1%(7月:6.2%) 非農業部門雇用者数:前月比+23.0万人(+20.9万人) 民間部門雇用者数変化:前月比+21.3万人(+19.8万人) 不完全雇用率:7月12.2% 平均時給:前月比+0.2% 《KO》