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NYの視点:米住宅市場、いまだ回復の兆候見られず

2014/7/18 7:01 FISCO
*07:03JST NYの視点:米住宅市場、いまだ回復の兆候見られず 米商務省が発表した6月住宅着工件数は前月比9.3%減の89.3万戸と、増加予想に反し5月の98.5万戸から減少した。昨年9月以来で最低となった。5月分も従来の100.1万戸から98.5万戸に下方修正された。エコノミストの平均予想とのかい離は2007年1月以来で最大となる。主要項目となる一戸建て住宅の着工件数は57.5万戸と、2012年11月以来で最低にとどまった。一時、ヘッジファンドなどの投機家・投資家が積極的に投資を進めたため活況だった集合住宅の活動も失速。35.3万戸から31.8万戸へ減少した。4月の41.4万戸からほぼ10万戸減少したことになる。2か月間の減少幅としては、リーマンショック以来で最大となる。 さらに、住宅着工件数の先行指標として注目される住宅建設許可件数も前月比4.2%減の96.3万戸と、増加予想に反し5月の100.5万戸から減少。昨年8月以来で最低となった。結果は、今後の住宅着工件数も当面停滞する可能性を示している。イエレンFRB議長を始めFRBの高官が本年の経済成長を牽引すると期待していた住宅市場が回復しない。イエレン議長は旧ハンフリー・ホーキンズ法に基づく半期に1度の金融政策報告における証言で「経済に楽観的」としながらも、特に住宅市場の低迷に失望感を示した。 《KO》