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中国睨みの展開、素材・資源株や電子部品株などに自律反発も

2015/8/13 8:19 FISCO
*08:21JST 中国睨みの展開、素材・資源株や電子部品株などに自律反発も  13日の東京市場は、引き続き中国の動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。12日の米国市場では、中国人民銀行が連日で人民元切り下げを実施した流れから売りが先行し、NYダウは一時270ドル安程度まで売られた。ただ、その後は買い戻しとみられる流れから、ほぼ横ばいに。シカゴ日経225先物は20045円まで下げたが、清算値は大阪比30円高の20370円だった。  一先ず米国市場が踏ん張りをみせた流れから、東京市場も自律反発が意識されやすいところであろう。ただし日経平均は25日線を割り込んでいる状況であり、同線を一気に突破できる材料は見当たらない。この2日間の急落で需給状況は悪化しており、戻り待ちの売り圧力が強まりそうである。  また、中国の動向を睨みながらの展開となるが、シカゴ先物が20045円まで下げ、大阪ナイトセッションでは20040円まで下げている。その後は切り返す格好ではあるが、通常取引時間で試してくる可能性もあるため、先物市場の動向にも注視する必要がある。  とはいえ、中国経済への懸念から素材・資源関連への売りが警戒されるが、一先ず商品市況は落ち着いた動きである。また、米国ではハイテク株を中心に買い戻しとみられる動きがみられており、直近で急落を余儀なくされている電子部品株辺りには、自律反発狙いが意識されよう。また、日経平均が2万円に接近する局面においては、セリング・クライマックスが意識されそうだ。  なお、明日には8月のオプション特別清算指数算出(SQ)が予定されている。商いが細り指値状況が薄い中、SQに絡んだ先物主導の売買に日経平均は振らされやすい状況になる。さらに安倍首相が戦後70年談話を発表する。内容次第では中国などの反発につながる可能性もあり、これが足元急落のインバウンド関連銘柄に、追い討ちをかける可能性も警戒されそうだ。 《AK》