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海外株安の影響が限定的、中小型株に個人主体の資金が向かいやすい

2015/6/5 8:21 FISCO
*08:23JST 海外株安の影響が限定的、中小型株に個人主体の資金が向かいやすい  5日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。4日の米国市場は世界的な長期金利の上昇に加え、ギリシャ債務問題への根強い懸念を背景に下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の20445円となり、これにさや寄せする格好から売りが先行することになろう。  ただし、ギシリャ債務問題については5日に返済期日を迎えるため、想定内の値動きだろう。ギリシャは、支払いを延期して月末に一括返済を申請、と報じられているが、これについても既に観測が報じられていた。また、米雇用統計の発表を控えていることも、様子見姿勢が強まる要因であった。  そのため、海外市場の下落影響は限られると考えられ、売り一巡後はこう着感の強い相場展開が想定される。ポジション調整的な売りで下げる局面においては、日銀によるETF買入れといった需給が下支えとして意識されやすい。また、日経平均は高値圏での強い動きが続いているが、物色は循環が続いており、需給が大きく買いに傾いている状況ではないだろう。  とはいえ、高値圏でのこう着が続く中、資金回転は利きづらくなっている。循環物色が続いているため、ターゲットを絞りづらい面もある。短期的な資金回転を求めるなかで、中小型株に個人主体の資金が向かいやすいとみておきたい。 《AK》