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年末ラリーへの期待も積極的になりづらいか

2014/12/18 8:41 FISCO
*08:41JST 年末ラリーへの期待も積極的になりづらいか  18日の東京市場は幅広い銘柄に買いが先行することになろう。17日の米国市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で利上げを慎重に進める姿勢が示されたことを好感し、NYダウは288ドル高と、約1年ぶりの上げ幅となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比375円高の17185円となり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好からのギャップ・アップからのスタートになろう。  注目されたFOMC声明では「相当な期間」の文言が削除された代わりに、政策正常化の開始に「忍耐強く」対応できるとの文言が加わり、利上げ判断に際して経済情勢を慎重に見極める姿勢が強調されたことが好感された。また、ロシア・ルーブル相場が安定したことや、欧州中央銀行(ECB)のクーレ専任理事が、来年にも量的緩和に踏み切ることを示唆したとの報道も材料視された。円相場は1ドル118円後半での推移と、前日から2円程度円安に振れていることもあり、輸出関連などへの見直しの動きが意識されよう。  もっとも、前日の段階で先物市場では買戻しとみられる動きが目立っていたこともあり、ある程度のショートカバーが入ったとしても、買い一巡後はややこう着感が強まりやすいだろう。FOMC通過によって年末ラリーへの期待が強まる可能性もあるが、積極的にはなりづらいところか。  日経平均は前日まではボリンジャーバンドの-2σに上値を抑えられ、上値抵抗として意識されていた。本日の上昇で-1σを超えてくる可能性が高いが、その後は-1σ水準での攻防になりそうだ。 《FA》