マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
7/22 18:10:48
17,435,822
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

自律反発の目処に到達、抵抗線突破を見極め

2015/3/11 12:02 FISCO
*12:02JST 自律反発の目処に到達、抵抗線突破を見極め  日経平均は反発。92.44円高の18757.55円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えている。10日のNY市場はギリシャ債務問題への懸念が強まったほか、早期利上げに対する警戒感、原油先物相場の下落などが嫌気された。NYダウは300ドル超の下落となるなか、主力株に売りが先行した。  ただし、寄り付き直後に18600円を割り込む局面もみられたが、前日の安値水準で下げ渋る展開に。その後は先物主導で買い戻しとみられる動きが強まり、プラス圏を回復している。また、年金と見られる買いなども観測されており、押し目買い意欲の強さが窺える展開に。セクターでは、その他金融、不動産、建設、医薬品などが堅調。一方で鉱業、石油石炭、ガラス土石、小売などが軟調。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の過半数を占めている。  日経平均は直近ボトム水準で下げ渋りをみせ、その後は5日線、ボリンジャーバンドの+1σ、一目均衡表の転換線レベルまで切り返してきている。自律反発としては達成感が出やすいところであり、これら目先の抵抗線を突破できるかが注目されるところ。この水準から戻りの鈍さが意識されてくると、強弱感が対立しやすいところでもあり、再び売り仕掛け的な流れに向かう可能性もあるだろう。  一方でこのレベルを捉えてくるようだと、オプション権利行使価格の18875円辺りまでのトレンドが意識されてくる。ロール・オーバーが中心とは言え、週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えているため、先物の需給による影響を受けやすい。また、配当の増額修正が相次ぐなか、期末要因から配当志向の資金流入も入りやすく、スタンスとしては押し目買いになろう。まずは、18750円処での動向を見極めたい。(村瀬智一) 《FA》