2022/4/19
こう着も米ハイテク高や円安進行を手掛かりに27000円水準での底堅い値動きに【クロージング】
*15:59JST こう着も米ハイテク高や円安進行を手掛かりに27000円水準での底堅い値動きに【クロージング】
19日の日経平均は3営業日ぶりに反発。185.38円高の26985.09円(出来高概算9億6000万株)で取引を終えた。米ハイテク株高の流れを映して、半導体や電子部品などのハイテク関連株にも買いが波及するなか、前日の下げに対する自律反発の動きが先行し、寄り付き直後には27100.59円まで上げた。前場半ばには利食いの動きが強まり一時下落に転じる場面も見られたが、円相場が1ドル=128円台前半まで進んだ円安を背景に輸出採算の好転を期待して自動車や電気などの輸出関連株が買われるなか、後場は27000円を挟んだ高値圏での推移だった。
東証プライムの騰落銘柄は値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクターでは鉱業、海運、非鉄金属、鉄鋼、石油石炭など29業種が上昇。一方、小売、サービス、医薬品、陸運の4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、TDK<6762>、ファナック<6954>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>が軟調だった。
連休明けの米国市場は、主要株価指数が下落したものの、SOX指数が2%近い上昇を演じたことで、指数寄与度の大きい銘柄を中心に値を上げた。一方、中国配車大手の滴滴グローバルは新たな上場先を見つける前に米国での上場廃止を計画していることを明らかにしたと伝わったため、出資しているソフトバンクGが指数の重しになった。
日経平均はひとまず反発したが、自律反発の域を抜け出ていない。ロシア軍がウクライナ東部で大規模な戦闘を開始するなど情勢は一段と悪化し、地政学リスクへの警戒が拭えていない。国内では21日の日本電産<6594>やディスコ<6146>を皮切りに主要企業の決算発表が本格的に始まるほか、5月の大型連休中には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。注目イベントが多く、積極的な投資行動に出る向きは少なく、今しばらくは様子見気分の強い展開が続きそうだ。
《FA》
2022/4/19
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日ぶり小幅反発、東エレクが1銘柄で26円押し上げ_
*13:24JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日ぶり小幅反発、東エレクが1銘柄で26円押し上げ_
19日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり161銘柄、値下がり60銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は3日ぶり小幅反発。31.11円高の26830.82円(出来高概算4億1000万株)で前場の取引を終えている。
18日の米株式市場でNYダウは小幅に続落し、39ドル安となった。ウクライナ危機による需給ひっ迫の長期化観測に加え、リビアの政治デモによる産油停止の影響もあり、原油先物相場が4日続伸。セントルイス連銀のブラード総裁がインフレ抑制のため大幅な利上げが必要との見方を示し、長期金利も上昇が続いた。こうした動きが株式相場の重しとなる一方、金融株や半導体関連株などに買いが入り、主要株価指数は方向感に欠ける展開だった。本日の東京市場でもこれら銘柄に買いが先行したほか、円相場が1ドル=127円台まで下落したことも輸出関連株の買いを後押しし、日経平均は296円高からスタート。ただ、経済の先行きへの懸念も根強く、寄り付き直後をこの日の高値に失速すると、前場中ごろにはマイナスへ転じる場面もあった。
個別では、米半導体株高の流れを引き継いでレーザーテック<6920>が4%超の上昇。電気自動車(EV)分野などでの期待が根強い三井ハイテク<6966>はリバウンドを意識した買いが入ったとみられ、やはり4%超上昇している。その他売買代金上位では郵船<9101>、東エレク<8035>、川崎船<9107>などが堅調で、トヨタ自<7203>は小じっかり。自社株買いやアルペン<3028>による株式取得が材料視されたTSI HD<3608>は急伸し、RPA<6572>などが東証プライム市場の上昇率上位に顔を出している。
一方、ソフトバンクG<9984>とファーストリテ<9983>が揃って2%超の下落。中国配車アプリの滴滴出行(ディディ)が米上場廃止へ臨時株主総会を開くと発表し、中国ハイテク株の下落がソフトバンクGの重しとなっているようだ。また、ネットプロHD<7383>などが東証プライム市場の下落率上位に顔を出している。
セクターでは、海運業、鉱業、非鉄金属などが上昇率上位。一方、サービス業、小売業、医薬品などが下落率上位だった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は34%となっている。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>で1銘柄で日経平均を26円押し上げた。同2位はアドバンテスト<6857>で、信越化学<4063>、テルモ<4543>、ファナック<6954>、TDK<6762>、富士フイルム<4901>がつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>で1銘柄で日経平均を53円押し下げた。同2位はソフトバンクG<9984>で、エムスリー<2413>、第一三共<4568>、リクルートHD<6098>、アステラス製薬<4503>、ネクソン<3659>がつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 26830.82(+31.11)
値上がり銘柄数 161(寄与度+160.66)
値下がり銘柄数 60(寄与度-129.55)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 54920 740 +26.01
<6857> アドバンテスト 8470 170 +11.95
<4063> 信越化学 17390 240 +8.43
<4543> テルモ 3834 60 +8.43
<6954> ファナック 20685 175 +6.15
<6762> TDK 4060 55 +5.80
<4901> 富士フイルム 7318 144 +5.06
<5713> 住友鉱山 6552 202 +3.55
<6976> 太陽誘電 5050 95 +3.34
<6971> 京セラ 6691 41 +2.88
<4021> 日産化学 7370 80 +2.81
<8058> 三菱商事 4496 79 +2.78
<6902> デンソー 7271 78 +2.74
<8015> 豊田通商 4695 70 +2.46
<9766> コナミHD 8130 70 +2.46
<7974> 任天堂 64430 590 +2.07
<7269> スズキ 3956 58 +2.04
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 62470 -1530 -53.77
<9984> ソフトバンクG 5532 -121 -25.51
<2413> エムスリー 4467 -112 -9.45
<4568> 第一三共 2849.5 -45.0 -4.74
<6098> リクルートHD 5023 -44 -4.64
<4503> アステラス製薬 2019.0 -18.0 -3.16
<3659> ネクソン 2934 -44 -3.09
<9613> NTTデータ 2396 -16 -2.81
<8253> クレディセゾン 1548 -66 -2.32
<4519> 中外製薬 4175 -21 -2.21
<9735> セコム 8797 -62 -2.18
<8766> 東京海上HD 6758 -95 -1.67
<4324> 電通グループ 4850 -45 -1.58
<4151> 協和キリン 2732 -37 -1.30
<9064> ヤマトHD 2334 -27 -0.95
<6702> 富士通 18615 -230 -0.81
<7733> オリンパス 2336 -5.0 -0.70
<6367> ダイキン 20125 -20 -0.70
<4523> エーザイ 5670 -19 -0.67
<9009> 京成 3325 -35 -0.62
《CS》
2022/4/19
後場に注目すべき3つのポイント~焦点は「利上げペース」より…
*13:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~焦点は「利上げペース」より…
19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は3日ぶり反発、焦点は「利上げペース」より…
・クロス円取引に絡んだ円売りも引き続き観測
・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がアドバンテスト<6857>
■日経平均は3日ぶり反発、焦点は「利上げペース」より…
日経平均は3日ぶり小幅反発。31.11円高の26830.82円(出来高概算4億1000万株)で前場の取引を終えている。
18日の米株式市場でNYダウは小幅に続落し、39ドル安となった。ウクライナ危機による需給ひっ迫の長期化観測に加え、リビアの政治デモによる産油停止の影響もあり、原油先物相場が4日続伸。セントルイス連銀のブラード総裁がインフレ抑制のため大幅な利上げが必要との見方を示し、長期金利も上昇が続いた。こうした動きが株式相場の重しとなる一方、金融株や半導体関連株などに買いが入り、主要株価指数は方向感に欠ける展開だった。本日の東京市場でもこれら銘柄に買いが先行したほか、円相場が1ドル=127円台まで下落したことも輸出関連株の買いを後押しし、日経平均は296円高からスタート。ただ、経済の先行きへの懸念も根強く、寄り付き直後をこの日の高値に失速すると、前場中ごろにはマイナスへ転じる場面もあった。
個別では、米半導体株高の流れを引き継いでレーザーテック<6920>が4%超の上昇。電気自動車(EV)分野などでの期待が根強い三井ハイテク<6966>はリバウンドを意識した買いが入ったとみられ、やはり4%超上昇している。その他売買代金上位では郵船<9101>、東エレク<8035>、川崎船<9107>などが堅調で、トヨタ自<7203>は小じっかり。自社株買いやアルペン<3028>による株式取得が材料視されたTSI HD<3608>は急伸し、RPA<6572>などが東証プライム市場の上昇率上位に顔を出している。
一方、ソフトバンクG<9984>とファーストリテ<9983>が揃って2%超の下落。中国配車アプリの滴滴出行(ディディ)が米上場廃止へ臨時株主総会を開くと発表し、中国ハイテク株の下落がソフトバンクGの重しとなっているようだ。また、ネットプロHD<7383>などが東証プライム市場の下落率上位に顔を出している。
セクターでは、海運業、鉱業、非鉄金属などが上昇率上位。一方、サービス業、小売業、医薬品などが下落率上位だった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は34%となっている。
本日の日経平均は米半導体株高や円安進行が好感され、押し目買いが先行する形で300円近い上昇からスタートしたが、早々に失速する格好となった。27000円水準での上値の重さが意識されてくる可能性がある。物色動向は米市場と同様で、市況関連株や半導体関連株が買われる一方、サービス・小売などの消費関連株に売り。金融株が思いのほか伸び悩んでいるのは気掛かりだ。前引けの日経平均が+0.12%なのに対し、東証株価指数(TOPIX)は+0.37%。ここまでの東証プライム市場の売買代金は1兆円あまり。前日は1日を通じ初の2兆円割れとなったが、本日も引き続き売買低調だ。
新興株ではマザーズ指数が-0.98%と4日続落。こちらも朝方買いが先行したが続かず、軟調な展開を強いられている。メルカリ<4385>などの主力株も全般軟調で、値を飛ばす銘柄は限られている。前日の東証グロース市場の売買代金は1176億円で、4月初めが2000億円規模だったのを踏まると、新興株の売買は急失速してきた感がある。
さて、18日の米市場では原油先物相場(ウエスト・テキサス・インターミディエート、WTI5月物)が1バレル=108.21ドル(+1.26ドル)と4日続伸。金先物相場(ニューヨーク商品取引所、COMEX6月物)も1トロイオンス=1986.4ドル(+11.5ドル)と反発した。10年物国債利回りが2.85%(+0.03pt)に上昇する一方、2年物は横ばいの2.45%となり、利回り曲線(イールドカーブ)は傾斜化(スティープニング)。先週後半に当欄で指摘したとおり、3月の米消費者物価指数(CPI)発表を通過し、短期的なリバーサル(相場の反転)を経て商品市況の反騰、長期の年限の金利上昇が顕著になってきた。
セントルイス連銀のブラード総裁は年内にも政策金利を3.5%前後に早急に引き上げる必要があると述べ、0.75ptの大幅利上げの可能性も示唆した。もっとも2年金利の反応を見る限り、金融市場も急速な利上げは相当程度織り込んでいるとの見方には妥当性があるように思われる。
しかし、焦点が「目先の利上げペース」でなく「インフレの持続性(ひいては将来的な金融政策の再転換の可能性)」に移っていると考えれば、先週後半からの一連の動きも整合的なものに見えてくる。ウクライナ危機による世界的な経済圏の分断がインフレの長期化を招くとの懸念は拭えない。「インフレは一時的」「米経済は堅調を維持」といった見方も根強く残り、株式相場を下支えしているが、金融市場全体の方向感は見誤るべきでないだろう。
また、日本では為替相場の円安進行が輸出企業の採算改善に寄与するとの期待も強いが、筆者としてはコロナ禍とウクライナ危機による新環境下で、従来型の経済・金融政策がインフレや円安を加速させているにも関わらず、その恩恵とコスト負担の不均衡が経済全体を下押ししかねないように思われる。実際、製造業全体として株価好調と言いづらいのはこうした懸念があるからではないだろうか。世界全体でも、世界銀行が18日、2022年の経済成長率見通しを従来の4.1%から3.2%に下方修正しており、先行き懸念は拭えない。
引き続きインフレ下で経済が堅調を維持できるかどうか、見方が定まったようには思われない。株式相場は方向感に乏しい展開とならざるを得ないだろう。
■クロス円取引に絡んだ円売りも引き続き観測
19日午前の東京市場でドル・円は127円70銭台で推移。一時127円80銭まで買われており、日米金利差の拡大を想定したドル買い・円売りは継続。原油高を意識したドル買いも観測されている。クロス円取引に絡んだ円売りも引き続き入っているようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は126円98銭から127円80銭、ユーロ・ドルは、1.0761ドルから1.0788ドル、ユーロ・円は136円87銭から137円66銭。
■後場のチェック銘柄
・グッドライフカンパニー<2970>、ジーネクスト<4179>など、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・4月NAHB住宅市場指数:77(予想:77、3月:79)
【要人発言】
・世界銀行
「2022年の世界経済成長率3.2%へ引き下げ(従来4.1%)」
<国内>
・13:30 2月鉱工業生産改定値(速報値:前月比+0.1%)
<海外>
特になし
《CS》
2022/4/19
日経平均は296円高でスタート、レーザーテックや東エレクなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;27096.49;+296.78TOPIX;1898.05;+17.97
[寄り付き概況]
19日の日経平均は296.78円高の27096.49円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は続落。ダウ平均は39.54ドル安の34411.69ドル、ナスダックは18.72ポイント安の13332.36で取引を終了した。4月の建設企業のセンチメントが悪化したほか、世銀が2022年の世界経済成長率を引き下げたため、寄り付き後、下落。加えて、連邦準備制度理事会(FRB)が5月連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げに踏み切るとの憶測が一段と強まり金利が上昇したため下げ幅を拡大した。同時に、押し目からは値ごろ感による買いも見られ一時上昇に転じる局面もあったがプラス圏を維持できず、戻り売りに押される展開となった。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が小幅安となる一方、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇し、東京市場の半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=127円10銭台と昨日15時頃に比べて50銭ほど円安・ドル高が進んだことが輸出株などの株価を支えた。さらに、昨日は日経平均が下落したものの、一時500円を超す下げとなった後、後場は下げ渋る動きとなり、下値は堅いとの見方から押し目買いも入りやすかった。一方、ウクライナでの戦闘激化や中国での新型コロナ感染拡大、米長期金利の先高観測やインフレ長期化懸念など、株価の重しとなる要因が引き続き意識されたが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、精密機器、非鉄金属、化学、電気機器、証券商品先物などが値上がり率上位、空運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、信越化<4063>、アドバンテスト<6857>、デンソー<6902>、コマツ<6301>、ローツェ<6323>、ファナック<6954>、HOYA<7741>、三井ハイテク<6966>、三菱商事<8058>、キーエンス<6861>、住友鉱<5713>などが上昇。他方、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、ファーストリテ<9983>、富士通<6702>などが下落している。
《FA》
2022/4/18
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅続落、ファーストリテとリクルートHDの2銘柄で約75円押し下げ
*12:21JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅続落、ファーストリテとリクルートHDの2銘柄で約75円押し下げ
18日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり17銘柄、値下がり208銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅続落。496.53円安の26596.66円(出来高概算4億3125万株)で前場の取引を終えている。先週末15日の米株式市場はイースター休暇に伴い休場。ただ、時間外取引の米10年債利回りが上昇し、ナスダック100先物が軟調ななか週明けの日経平均は261.74円安でスタート。午前中ごろに発表された中国1-3月期国内総生産(GDP)などの主要経済指標の結果は概ね予想並みかそれを上回る結果となったが、同国での都市封鎖(ロックダウン)が続いているなか反応は限定的だった。中国株も軟調ななか日経平均は前引けまで軟調な展開が続き、下げ幅は一時500円を超えた。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>となり、2銘柄で日経平均を約75円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはリクルートHDで5.36%安、同2位は住友ファーマ<4506>で4.60%安だった。
一方、値上がり寄与トップはクレセゾン<8253>、同2位は三菱商事<8058>となり、2銘柄で日経平均を約10円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもクレセゾンで20.19%高、同2位は住友大阪セメント<5232>で3.03%高だった。
*11:30現在
日経平均株価 26596.66(-496.53)
値上がり銘柄数 17(寄与度+13.06)
値下がり銘柄数 208(寄与度-509.59)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8253> クレセゾン 1607 270 +9.49
<8058> 三菱商事 4396 21 +0.74
<3086> Jフロント 961 28 +0.49
<3099> 三越伊勢丹 960 10 +0.35
<5232> 住友大阪 3230 95 +0.33
<9101> 郵船 9470 90 +0.32
<1605> INPEX 1600 22 +0.31
<8233> 高島屋 1158 15 +0.26
<9008> 京王 4835 35 +0.25
<2768> 双日 2012 31 +0.11
<9104> 商船三井 3080 10 +0.11
<9107> 川崎船 7150 30 +0.11
<8252> 丸井G 2202 3 +0.11
<8766> 東京海上 6800 3 +0.05
<8331> 千葉銀 764 1 +0.04
<6703> OKI 824 2 +0.01
<8308> りそなHD 552.2 1.4 +0.00
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 63500 -1310 -46.04
<6098> リクルートHD 4960 -281 -29.63
<6954> ファナック 20365 -510 -17.92
<4063> 信越化 17000 -490 -17.22
<6367> ダイキン工 20015 -465 -16.34
<9984> ソフトバンクG 5634 -58 -12.23
<2801> キッコマン 8180 -340 -11.95
<9766> コナミHD 7950 -330 -11.60
<9433> KDDI 4160 -54 -11.39
<4543> テルモ 3757 -78 -10.96
<4519> 中外薬 4161 -103 -10.86
<6762> TDK 3970 -100 -10.54
<9613> NTTデータ 2387 -57 -10.02
<6971> 京セラ 6584 -126 -8.86
<7733> オリンパス 2332 -58.5 -8.22
<4568> 第一三共 2873 -78 -8.22
<6857> アドバンテス 8210 -110 -7.73
<4503> アステラス薬 2028.5 -44 -7.73
<4704> トレンド 6950 -210 -7.38
<7832> バンナムHD 8961 -206 -7.24
《CS》
2022/4/18
日経平均は261円安でスタート、ソフトバンクGや川崎汽船などが軟調
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;26831.45;-261.74TOPIX;1880.76;-15.55
[寄り付き概況]
4月18日の日経平均は前週末比261.74円安の26831.45円と続落でスタート。15日の米国市場はグッドフライデーの祝日で休場。欧州市場がイースターマンデーの祝日となることから、今日も東京市場では商いが膨らみづらい需給状況である他、先週末に大幅高で相場を下支えしたファーストリテ<9983>の影響がなくなることもあり、手掛かり材料難の中で幅広い銘柄が売りに押される展開となっている。
東証プライム市場の売買代金上位では、ファーストリテを中心にソフトバンクG<9984>、東京電力HD<9501>、川崎汽船<9107>、アドバンテ<6857>、塩野義<4507>などが軟調。一方、INPEX<1605>、三菱商事<8058>などが上昇。業種別では、食料品、ゴム製品、サービスなどが下落率上位で推移。
《FA》
2022/4/15
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日ぶり反落、東エレクとアドバンテが2銘柄で約124円分押し下げ
*16:39JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日ぶり反落、東エレクとアドバンテが2銘柄で約124円分押し下げ
4月15日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり74銘柄、値下がり148銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反落。14日の米国市場でNYダウは反落し、113ドル安となった。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が利上げへの積極姿勢を示したこともあり、金利上昇とともにハイテク株を中心に売りが出た。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで239円安からスタート。朝方に一時26784.92円(前日比387.08円安)まで下落すると、前場中ごろにはプラス転換する場面もあったが、その後小安い水準でのもみ合いが続いた。今晩の米国市場が聖金曜日で休場となるため、売買はやや低調だった。
大引けの日経平均は前日比78.81円安の27093.19円となった。東証プライム市場の売買高は8億8006万株、売買代金は2兆0448億円だった。業種別では、精密機器、電気機器、空運業が下落率上位だった。一方、保険業、輸送用機器、銀行業が上昇率上位だった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は24%となった。
値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約99円押し下げた。同2位はアドバンテ<6857>となり、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、TDK<6762>、エムスリー<2413>、塩野義<4507>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約184円押し上げた。同2位はトヨタ<7203>となり、日立建機<6305>、コマツ<6301>、KDDI<9433>、セコム<9735>、NTTデータ<9613>がつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27093.19(-78.81)
値上がり銘柄数 74(寄与度+213.23)
値下がり銘柄数 148(寄与度-292.04)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 64810 5260 +184.85
<7203> トヨタ自 2160 28.5 +5.01
<6305> 日立建機 3190 60 +2.11
<6301> コマツ 2965.5 55 +1.93
<9433> KDDI 4214 9 +1.90
<9735> セコム 8924 53 +1.86
<9613> NTTデータ 2444 9 +1.58
<7267> ホンダ 3293 22 +1.55
<4324> 電通グループ 4985 40 +1.41
<2502> アサヒ 4496 26 +0.91
<8031> 三井物産 3272 22 +0.77
<1963> 日揮HD 1582 19 +0.67
<8766> 東京海上 6797 37 +0.65
<8253> クレセゾン 1337 16 +0.56
<5707> 東邦鉛 3140 110 +0.39
<5108> ブリヂス 4651 10 +0.35
<7269> スズキ 3888 10 +0.35
<8053> 住友商 2084.5 10 +0.35
<5101> 浜ゴム 1710 16 +0.28
<7186> コンコルディア 467 8 +0.28
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 53880 -2830 -99.46
<6857> アドバンテス 8320 -350 -24.60
<9984> ソフトバンクG 5692 -70 -14.76
<6758> ソニーG 11215 -290 -10.19
<6762> TDK 4070 -95 -10.02
<2413> エムスリー 4644 -84 -7.08
<4507> 塩野義薬 6810 -166 -5.83
<4063> 信越化 17490 -155 -5.45
<6645> オムロン 7570 -151 -5.31
<6506> 安川電 4500 -140 -4.92
<3382> 7&iHD 5573 -134 -4.71
<6981> 村田製 7659 -167 -4.70
<6976> 太陽誘電 5020 -120 -4.22
<6861> キーエンス 55170 -1180 -4.15
<4911> 資生堂 6062 -103 -3.62
<7735> スクリーンHD 10260 -510 -3.58
<2801> キッコマン 8520 -100 -3.51
<4543> テルモ 3835 -25 -3.51
<4503> アステラス薬 2072.5 -17.5 -3.08
<4519> 中外薬 4264 -27 -2.85
《FA》
2022/4/15
売り優勢の展開も、ファーストリテが相場を下支えする形に【クロージング】
*16:03JST 売り優勢の展開も、ファーストリテが相場を下支えする形に【クロージング】
15日の日経平均は3日ぶりに反落。78.81円安の27093.19円(出来高概算8億8000万株)で取引を終えた。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が「0.5%の利上げ実施が妥当である」との見方を示し、米長期金利が上昇。金利動向に敏感な成長期待の高いグロース株中心に売られた米国市場の流れを背景に、半導体や電子部品などのハイテク関連株中心に売りが先行して始まり、取引開始直後に26784.92円まで下げ幅を広げた。為替市場で1ドル=126円台前半へと再び円安基調が強まったことで、自動車など輸出関連株の一角がしっかりしたことから日経平均は前場終盤にかけてプラスに転じる場面もあった。ただし、市場参加者が限られるなかで買いは続かず、こう着感の強い相場展開が続いた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクターでは、保険、輸送用機器、銀行、証券商品先物、海運など10業種が上昇。一方、精密機器、電気機器、空運、金属製品、化学など23業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、日立建機<6305>、コマツ<6301>、KDDI<9433>がしっかりで、ファーストリテ1銘柄で日経平均を約184円押し上げる形に。半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、TDK<6762>が軟調だった。
米国市場は3連休となることで海外勢のフローは限られ、全般軟調ななかで前日に決算を発表したファーストリテが一時9%超急伸したことが相場を下支えする形となった。1社で日経平均を約184円支えた格好だった。週明けも欧州市場はイースターマンデーの祝日となることから商いは膨らみづらい。
また、米国ではインフレ期待がピークアウトするとの思惑が広がったものの、卸売物価指数や輸入物価指数の上振れ、ウクライナ情勢を映して再び米長期金利が上昇しており、期待がはく落する形になった。このため、今夜発表される4月のニューヨーク連銀製造業景況指数に注目が集まりそうで、強い統計となれば、再び金利上昇による悪影響が、週明けの東京市場に真っ先に表れる可能性があり、警戒が必要だ。
《FA》
2022/4/15
日経平均は98円安、後場の値幅はここまで97円程度
*14:48JST 日経平均は98円安、後場の値幅はここまで97円程度
日経平均は98円安(14時45分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、セコム<9735>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、精密機器、電気機器、空運業、金属製品、化学が値下がり率上位、保険業、輸送用機器、銀行業、石油石炭製品、海運業が値上がり率上位となっている。
日経平均は小動きが続いている。日経平均の後場の値幅(高値と安値の差)はここまで97円程度。
《FA》
2022/4/15
日経平均は92円安、手掛かり材料に乏しくやや見送りムード
*14:22JST 日経平均は92円安、手掛かり材料に乏しくやや見送りムード
日経平均は92円安(14時20分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、セコム<9735>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、精密機器、電気機器、金属製品、空運業、化学が値下がり率上位、保険業、輸送用機器、電気・ガス業、石油石炭製品、海運業が値上がり率上位となっている。
日経平均は小幅な動きとなっている。引き続き手掛かり材料に乏しく、積極的な売買はやや見送られているようだ。今日は聖金曜日で米国市場が休場となる。
《FA》
2022/4/15
日経平均は64円安、新たな手掛かり材料に乏しく方向感定まりにくい展開
*13:22JST 日経平均は64円安、新たな手掛かり材料に乏しく方向感定まりにくい展開
日経平均は64円安(13時20分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、セコム<9735>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、精密機器、電気機器、金属製品、空運業、化学が値下がり率上位、保険業、石油石炭製品、銀行業、電気・ガス業、輸送用機器が値上がり率上位となっている。
日経平均は方向感の定まらない動きとなっている。今日はアジアの多くの市場が休場ということもあり、円安・ドル高が進んでいること以外には新たな手掛かり材料に乏しく、方向感が出にくいようだ。
《FA》
2022/4/15
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日ぶり反落、東エレクが1銘柄で約88円分押し下げ
*12:48JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日ぶり反落、東エレクが1銘柄で約88円分押し下げ
15日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり42銘柄、値下がり181銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反落。176.14円安の26995.86円(出来高概算4億8000万株)で前場の取引を終えている。
14日の米株式市場でNYダウは反落し、113ドル安となった。朝方300ドル超上昇する場面もあったが、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が5月の0.5pt利上げについて「妥当な選択肢だ」と述べるなど、利上げペースの加速を示唆。金利が幅広い年限で上昇するとともに、ハイテク株を中心に売りが出た。ナスダック総合指数は-2.14%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は-2.92%だった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで239円安からスタート。朝方に一時26784.92円(387.08円安)まで下落したが、その後ファーストリテ<9983>の大幅上昇や為替相場の円安進行を支えにプラスへ転じる場面もあった。しかし、一段の上値を追う動きは限られ、前引けにかけて再び軟化した。
個別では、レーザーテック<6920>と東エレク<8035>が揃って4%超の下落。台湾積体電路製造(TSMC)が好決算や高水準の設備投資計画の維持を示したが、米金利上昇による半導体株安の流れを引き継いだ。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、郵船<9101>、ソニーG<6758>が軟調。ベイカレント<6532>は決算発表による材料出尽くし感もあって9%超の下落。また、サーバーワークス<4434>などが東証プライム市場の下落率上位に顔を出している。一方、前述のファーストリテは7%超の上昇。上期決算を好感した買いが入っている。トヨタ自<7203>は円安進行を受けてしっかり。決算発表銘柄ではディップ<2379>やクリレスHD<3387>も急伸し、Gunosy<6047>がストップ高を付けている。
セクターでは、精密機器、電気機器、金属製品などが下落率上位で、その他も全般軟調。一方、電気・ガス業、輸送用機器、銀行業など4業種が上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の80%、対して値上がり銘柄は16%となっている。
値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約88円押し下げた。同2位はアドバンテスト<6857>となり、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、ソニーG<6758>がつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約155円押し上げた。同2位はトヨタ自<7203>となり、日立建機<6305>、ホンダ<7267>、アサヒ<2502>がつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 26995.86(-176.14)
値上がり銘柄数 42(寄与度+169.34)
値下がり銘柄数 181(寄与度-345.48)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 63980 4430 +155.68
<7203> トヨタ自 2149.5 18 +3.16
<6305> 日立建機 3170 40 +1.41
<7267> ホンダ 3291 20 +1.41
<2502> アサヒ 4505 35 +1.23
<6301> コマツ 2944.5 34 +1.19
<4324> 電通グループ 4975 30 +1.05
<9602> 東宝 4920 100 +0.35
<8031> 三井物産 3259 9 +0.32
<1963> 日揮HD 1572 9 +0.32
<5707> 東邦鉛 3115 85 +0.30
<9735> セコム 8879 8 +0.28
<2503> キリンHD 1802 7.5 +0.26
<8253> クレセゾン 1327 6 +0.21
<7012> 川崎重 2335 60 +0.21
<4755> 楽天グループ 939 5 +0.18
<9531> 東瓦斯 2271 22 +0.15
<8354> ふくおか 2376 21 +0.15
<7186> コンコルディア 463 4 +0.14
<8355> 静岡銀 849 4 +0.14
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 54190 -2520 -88.56
<6857> アドバンテス 8300 -370 -26.01
<9984> ソフトバンクG 5681 -81 -17.08
<6762> TDK 4030 -135 -14.23
<6758> ソニーG 11130 -375 -13.18
<2413> エムスリー 4626 -102 -8.60
<4543> テルモ 3807 -53 -7.45
<6954> ファナック 20745 -175 -6.15
<6981> 村田製 7614 -212 -5.96
<6098> リクルートHD 5194 -56 -5.90
<4063> 信越化 17485 -160 -5.62
<6645> オムロン 7565 -156 -5.48
<6861> キーエンス 54810 -1540 -5.41
<4507> 塩野義薬 6823 -153 -5.38
<6976> 太陽誘電 4990 -150 -5.27
<6506> 安川電 4490 -150 -5.27
<6971> 京セラ 6683 -65 -4.57
<4519> 中外薬 4250 -41 -4.32
<4503> アステラス薬 2066.5 -23.5 -4.13
<7832> バンナムHD 9107 -117 -4.11
《CS》
2022/4/15
後場に注目すべき3つのポイント~やはり「堅調な米経済」と「先行き不安」で綱引き
*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~やはり「堅調な米経済」と「先行き不安」で綱引き
15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は3日ぶり反落、やはり「堅調な米経済」と「先行き不安」で綱引き
・ドル・円は一時126円56銭まで上昇、ドル高持続の可能性高まる
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がアドバンテスト<6857>
■日経平均は3日ぶり反落、やはり「堅調な米経済」と「先行き不安」で綱引き
日経平均は3日ぶり反落。176.14円安の26995.86円(出来高概算4億8000万株)で前場の取引を終えている。
14日の米株式市場でNYダウは反落し、113ドル安となった。朝方300ドル超上昇する場面もあったが、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が5月の0.5pt利上げについて「妥当な選択肢だ」と述べるなど、利上げペースの加速を示唆。金利が幅広い年限で上昇するとともに、ハイテク株を中心に売りが出た。ナスダック総合指数は-2.14%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は-2.92%だった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで239円安からスタート。朝方に一時26784.92円(387.08円安)まで下落したが、その後ファーストリテ<9983>の大幅上昇や為替相場の円安進行を支えにプラスへ転じる場面もあった。しかし、一段の上値を追う動きは限られ、前引けにかけて再び軟化した。
個別では、レーザーテック<6920>と東エレク<8035>が揃って4%超の下落。台湾積体電路製造(TSMC)が好決算や高水準の設備投資計画の維持を示したが、米金利上昇による半導体株安の流れを引き継いだ。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、郵船<9101>、ソニーG<6758>が軟調。ベイカレント<6532>は決算発表による材料出尽くし感もあって9%超の下落。また、サーバーワークス<4434>などが東証プライム市場の下落率上位に顔を出している。一方、前述のファーストリテは7%超の上昇。上期決算を好感した買いが入っている。トヨタ自<7203>は円安進行を受けてしっかり。決算発表銘柄ではディップ<2379>やクリレスHD<3387>も急伸し、Gunosy<6047>がストップ高を付けている。
セクターでは、精密機器、電気機器、金属製品などが下落率上位で、その他も全般軟調。一方、電気・ガス業、輸送用機器、銀行業など4業種が上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の80%、対して値上がり銘柄は16%となっている。
本日の日経平均は米株安の流れを引き継ぎ、朝方に一時400円近い下落。その後下げ渋るも、一時プラスに転じたところで戻り一服となった。日足チャートを見ると、27000円割れ局面での底堅さも感じるが、27200円台に位置する75日移動平均線が上値を抑える格好。個別・業種別では、米金利上昇やそれに伴う円安進行を受けて関連銘柄に買いが入っているが、半導体関連などのグロース(成長)株の軟調ぶりが目立つ。東証プライム市場の下落率上位には中小型グロース株が多く顔を出している。前引けの日経平均が-0.65%なのに対し、東証株価指数(TOPIX)は-0.87%。ここまでの東証プライム市場の売買代金は1兆1000億円あまりで、今晩の米市場が聖金曜日で休場とあって、前日以上に低調だ。
新興株ではマザーズ指数が-2.86%と大幅続落。前日は日経平均の堅調ぶりとは対照的にさえない展開だったが、本日は米金利上昇・ハイテク株安を受けて一段と軟調だ。日足チャートでは、750pt台に位置する25日移動平均線水準で煮詰まり感も。メルカリ<4385>などの主力IT株は全般軟調で、ウォンテッドリー<3991>などの好決算銘柄に買いが向かっている。
さて、14日の米10年物国債利回りは2.82%(+0.12pt)、金融政策の影響を受けやすい2年物も2.45%(+0.10pt)に上昇した。米原油先物相場(ウエスト・テキサス・インターミディエート、WTI5月物)は1バレル=106.95ドル(+2.70ドル)と3日続伸。一時107.64ドルと2週間ぶりの高値を付けたという。戦略備蓄の放出を受けて調整していたが、足元で需給ひっ迫の長期化を見越して反騰してきている。期待インフレ率の指標とされる米10年物ブレークイーブン・インフレ率(BEI)も2.89%(+0.09pt)と3日ぶりに大きく上昇した。
この日発表された米経済指標では、3月小売売上高が前月比0.5%増と市場予想(0.6%増)を下回る一方、2月分が上方修正された。また、4月のミシガン大学消費者態度指数(速報値)が市場予想に反し上昇するなど、全般に米経済の底堅さを感じさせる内容だった。3月の消費者物価指数(CPI)を受けてインフレのピークアウトに期待する声も出ていただけに、先行きへの強気な見方を後押しするだろう。
しかし、米著名投資家のジェフリー・ガンドラック氏や米ペンシルベニア大ウォートン校のジェレミー・シーゲル教授らはインフレの高止まりを予想。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が積極利上げ姿勢を示した。供給制約によるインフレ長期化と急速な金融引き締めが米経済のリセッション(景気後退)をもたらすとの声もなお多く聞かれる。
実際、米消費者心理の改善はガソリン小売価格が下落に転じた影響が大きいとみられているが、原油先物相場の反騰の兆しを見ると先行き警戒せざるを得ないだろう。また、米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が発表した4月8~14日週の30年固定の住宅ローン金利は、10年以上ぶりに5%に達した。ローン支払額の急増も消費に冷や水を浴びせかねない。
結局のところ米連邦準備理事会(FRB)が景気をソフトランディング(軟着陸)に導けるかどうか、株式相場が通例のサイクルどおり「業績相場」に移行できるかどうかといった議論に早々に決着はつきそうになく、「『先行きの見方』は分かれたまま(前日の当欄タイトル)」である。株式相場はイベント睨みの投資家による売買で短期的に上下に振れつつも、大方の投資家は先行きを見定めるまで様子見と思われ、方向感は出にくいだろう。これを裏付けるように、4月第1週(4日~8日)の投資主体別売買動向で外国人投資家は日経平均先物を2219億円買い越す(順張り的な短期筋による散発的な買いが入ったとの観測がある)一方、TOPIX先物については742億円の売り越しにとどまった。これらを念頭に置いたうえで相場に取り組んでいきたい。
■ドル・円は一時126円56銭まで上昇、ドル高持続の可能性高まる
15日午前のアジア市場でドル・円は126円56銭まで買われており、ドル高持続の可能性は一層高まっている。日中の高値を付けた後もドルは下げ渋っており、月内に1ドル=129円台(202年5月の129円09銭)到達も意識され始めているようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は125円87銭から126円56銭、ユーロ・ドルは1.0797ドルから1.0831ドル、ユーロ・円は136円27銭から136円78銭で推移。
■後場のチェック銘柄
・ウォンテッドリー<3991>、サインポスト<3996>など、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数:+18.5万件(予想:17.0万件、前回:16.7万件←16.6万件)
・米・失業保険継続受給者数:147.5万人(予想:150.0万人、前回:152.3万人)
【要人発言】
・岸田首相
「物価上昇は主に世界的な原材料価格の上昇が原因」
「日銀が物価安定目標に努力されることを期待」
<国内>
特になし
<海外>
・米財務省半期為替報告書の議会提出期限
・グッドフライデー休場:NZ、豪、香港、インド、独、仏、スイス、英、南ア、米、カナダ、ブラジルなど
《CS》
2022/4/15
日経平均は239円安でスタート、ソフトバンクGやキーエンスなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;26932.48;-239.52TOPIX;1890.72;-17.33
[寄り付き概況]
15日の日経平均は239.52円安の26932.48円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日14日の米国株式市場は反落。ダウ平均は113.36ドル安の34451.23ドル、ナスダックは292.51ポイント安の13351.08で取引を終了した。金融決算を好感し、寄り付き後、上昇。しかし、NY連銀のウィリアムズ総裁が5月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5ポイントの利上げが理にかなった選択とするなど、利上げ加速を支持する姿勢を見せたため警戒感に売りが再燃し下落に転じた。金利が一段と上昇しハイテク株も売られ相場全体のさらなる重しとなり、引けにかけ下げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなり、特に、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%を超す下げとなり、ダウ平均(0.3%下落)より下落率が大きかったことがハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。また、昨日までの2日間で日経平均が800円を超す上げとなったことから、短期的な戻り待ちの売りも出やすかった。一方、外為市場で1ドル=126円10銭台と昨日15時頃に比べ70-80銭ほど円安・ドル高に振れ、東京市場で輸出関連株の株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
セクター別では、精密機器、電気機器、金属製品、海運業、ガラス土石製品などが値下がり率上位、鉱業、鉄鋼、石油石炭製品、電気・ガス業、銀行業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、日本電産<6594>、ファナック<6954>、HOYA<7741>、ダイキン<6367>、SUBARU<7270>、ベイカレント<6532>、東電力HD<9501>などが下落。他方、ファーストリテ<9983>、スノーピーク<7816>、INPEX<1605>、日本製鉄<5401>、第一生命HD<8750>などが上昇している。
《FA》
2022/4/14
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅続伸、ファーストリテと東エレクが2銘柄で約79円分押し上げ
*16:44JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅続伸、ファーストリテと東エレクが2銘柄で約79円分押し上げ
4月14日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり201銘柄、値下がり21銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。13日の米国市場でNYダウは反発し、344ドル高となった。インフレのピークアウト期待が広がったほか、それに伴う金利低下が買い安心感につながった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は大幅反発。本日の日経平均も米株高で投資家心理が上向いて82円高からスタートすると、前引けにかけて一時27200.89円(前日比357.40円高)まで上昇した。ただ、後場になると買いが一巡し、高値圏でこう着感を強めた。アジア株の上昇が追い風となる一方、円相場の強含みが重しとして意識された。
大引けの日経平均は前日比328.51円高の27172.00円となった。東証プライム市場の売買高は10億1005万株、売買代金は2兆3422億円だった。業種別では、空運業、鉱業、海運業が上昇率上位で、その他も全般堅調。水産・農林業とサービス業の2業種のみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の73%、対して値下がり銘柄は24%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約43円押し上げた。同2位は東エレク<8035>となり、ソフトバンクG<9984>、塩野義<4507>、日東電<6988>、ファナック<6954>、アドバンテ<6857>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはリクルートHD<6098>となり1銘柄で日経平均を約15円押し下げた。同2位はオリンパス<7733>となり、テルモ<4543>、エムスリー<2413>、JPX<8697>、イオン<8267>、松井証券<8628>がつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27172.00(+328.51)
値上がり銘柄数 201(寄与度+362.23)
値下がり銘柄数 21(寄与度-33.72)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 59550 1250 +43.93
<8035> 東エレク 56710 1020 +35.85
<9984> ソフトバンクG 5762 170 +35.85
<4507> 塩野義薬 6976 365 +12.83
<6988> 日東電 8740 350 +12.30
<6954> ファナック 20920 300 +10.54
<6857> アドバンテス 8670 150 +10.54
<6762> TDK 4165 90 +9.49
<4021> 日産化 7360 230 +8.08
<9433> KDDI 4205 30 +6.33
<4063> 信越化 17645 170 +5.97
<6971> 京セラ 6748 78 +5.48
<7832> バンナムHD 9224 143 +5.03
<9613> NTTデータ 2435 28 +4.92
<4568> 第一三共 2972 46 +4.85
<6902> デンソー 7256 131 +4.60
<7751> キヤノン 3073 84 +4.43
<5713> 住友鉱 6418 247 +4.34
<6506> 安川電 4640 115 +4.04
<3659> ネクソン 3095 55 +3.87
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6098> リクルートHD 5250 -147 -15.50
<7733> オリンパス 2406 -50 -7.03
<4543> テルモ 3860 -32 -4.50
<2413> エムスリー 4728 -36 -3.04
<8697> JPX 2193.5 -32 -1.12
<8267> イオン 2489 -23 -0.81
<8628> 松井証 828 -8 -0.28
<6702> 富士通 19015 -55 -0.19
<6701> NEC 5140 -50 -0.18
<7186> コンコルディア 459 -5 -0.18
<2502> アサヒ 4470 -5 -0.18
<8331> 千葉銀 755 -5 -0.18
<8233> 高島屋 1157 -8 -0.14
<8355> 静岡銀 845 -3 -0.11
<8354> ふくおか 2355 -12 -0.08
<2871> ニチレイ 2384 -4 -0.07
<6752> パナソニック 1128 -1.5 -0.05
<5631> 日製鋼所 3680 -5 -0.04
<3099> 三越伊勢丹 956 -1 -0.04
<8316> 三井住友 3896 -4 -0.01
《FA》
2022/4/14
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は続伸、ファーストリテが1銘柄で約49円分押し上げ
*12:33JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は続伸、ファーストリテが1銘柄で約49円分押し上げ
14日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり193銘柄、値下がり29銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は続伸。339.01円高の27182.50円(出来高概算4億9000万株)で前場の取引を終えている。
13日の米株式市場でNYダウは反発し、344ドル高となった。3月の卸売物価指数(PPI)が前年同月比11.2%上昇と過去最大の伸びを見せたが、インフレのピークアウト期待が台頭し、反発を見越した買いが入った。金利低下も安心感につながり、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は+2.03%と4日ぶりに大幅反発した。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで82円高からスタート。朝方に一時27200円近辺まで上昇すると、戻り待ちの売りが出て高値圏でもみ合う展開となったが、前引けにかけて27200.89円(357.40円高)まで上昇する場面もあった。
個別では、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株やソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>が堅調で、東京電力HD<9501>は6%超の上昇。新型コロナウイルス治療薬の胎児へのリスクが嫌気されて前日急落した塩野義<4507>だが、本日は承認審査に影響なしと伝わって4%超上昇している。決算発表銘柄ではアダストリア<2685>、コシダカHD<2157>、吉野家HD<9861>などが急伸。また、大阪チタ<5726>や邦チタニウム<5727>が東証プライム市場の上昇率上位に顔を出している。一方、売買代金上位ではベイカレント<6532>など成長期待の高い新興・中小型グロース(成長)株の軟調ぶりが目立つ。決算発表銘柄ではマネーフォワード<3994>などに売り。3月度売上高を発表したスノーピーク<7816>は東証プライム市場の下落率トップとなっている。
セクターでは、空運業、鉱業、非鉄金属などが上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、銀行業、水産・農林業、保険業など4業種が下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は28%となっている。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約49円押し上げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、東エレク<8035>、日東電工<6988>、ファナック<6954>がつづいた。
一方、値下がり寄与トップはオリンパス<7733>となり1銘柄で日経平均を約7円押し下げた。同2位はリクルートHD<6098>となり、エムスリー<2413>、テルモ<4543>、トレンド<4704>がつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 27182.50(+339.01)
値上がり銘柄数 193(寄与度+364.52)
値下がり銘柄数 29(寄与度-25.51)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 59710 1410 +49.55
<9984> ソフトバンクG 5750 158 +33.32
<8035> 東エレク 56570 880 +30.93
<6988> 日東電 8790 400 +14.06
<6954> ファナック 21005 385 +13.53
<4063> 信越化 17835 360 +12.65
<4507> 塩野義薬 6915 304 +10.68
<6367> ダイキン工 20695 290 +10.19
<6857> アドバンテス 8660 140 +9.84
<9433> KDDI 4220 45 +9.49
<6762> TDK 4160 85 +8.96
<4021> 日産化 7330 200 +7.03
<4568> 第一三共 2981.5 55.5 +5.85
<6506> 安川電 4690 165 +5.80
<6902> デンソー 7282 157 +5.52
<3659> ネクソン 3105 65 +4.57
<7832> バンナムHD 9208 127 +4.46
<6971> 京セラ 6732 62 +4.36
<4519> 中外薬 4295 39 +4.11
<9613> NTTデータ 2429 22 +3.87
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<7733> オリンパス 2404 -52 -7.31
<6098> リクルートHD 5338 -59 -6.22
<2413> エムスリー 4696 -68 -5.74
<4543> テルモ 3880 -12 -1.69
<4704> トレンド 7140 -20 -0.70
<8697> JPX 2206.5 -19 -0.67
<8267> イオン 2498.5 -13.5 -0.47
<6981> 村田製 7768 -13 -0.37
<7735> スクリーンHD 10720 -50 -0.35
<8331> 千葉銀 750 -10 -0.35
<6702> 富士通 18985 -85 -0.30
<7186> コンコルディア 457 -7 -0.25
<8354> ふくおか 2342 -25 -0.18
<8628> 松井証 832 -4 -0.14
<8795> T&DHD 1612 -18 -0.13
<6701> NEC 5160 -30 -0.11
<8355> 静岡銀 845 -3 -0.11
<7762> シチズン 474 -2 -0.07
<8316> 三井住友 3880 -20 -0.07
<8233> 高島屋 1161 -4 -0.07
《CS》
2022/4/14
日経平均は82円高でスタート、東電力HDやJALなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;26925.64;+82.15TOPIX;1894.84;+4.78
[寄り付き概況]
14日の日経平均は82.15円高の26925.64円と続伸して取引を開始した。前日13日の米国株式市場は反発。ダウ平均は344.23ドル高の34564.59ドル、ナスダックは272.02ポイント高の13643.59で取引を終了した。3月生産者物価指数(PPI)の伸びが予想を上回り過去最大を記録したため、寄り付き後、下落。同時に、インフレがピークに近いとの見解が強まり、金利が低下に転じると安心感から買戻しが強まり、上昇に転じた。さらに、ハイテクも買われ相場の上昇を後押しし、引けにかけ上げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなり、特に、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%超の上昇となり、ダウ平均(1.0%上昇)より上昇率が大きかったことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。一方、ウクライナでの戦闘激化や、北朝鮮による核実験の兆候、中国での新型コロナ感染拡大など懸念材料が多いことに加え、今日は欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表、3月の米小売売上高発表など市場の関心が高いイベントが予定されており、これらの結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は4月3-9日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は1兆6754億円だった。
セクター別では、空運業、鉱業、石油石炭製品、非鉄金属、陸運業などが値上がり率上位、輸送用機器、海運業、水産・農林業、パルプ・紙、銀行業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、東電力HD<9501>、JAL<9201>、ANA<9202>、塩野義薬<4507>、三井物産<8031>、川崎汽船<9107>、ベイカレント<6532>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、HOYA<7741>、丸紅<8002>、住友鉱<5713>、JR東<9020>などが上昇。他方、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、ローツェ<6323>、日本電産<6594>、キーエンス<6861>などが下落している。
《FA》
2022/4/13
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日ぶり大幅反発、東エレクとファーストリテが2銘柄で約120円分押し上げ
*16:30JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日ぶり大幅反発、東エレクとファーストリテが2銘柄で約120円分押し上げ
4月13日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり190銘柄、値下がり34銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は3日ぶり大幅反発。12日の米株式市場でNYダウは続落。3月の消費者物価指数(CPI)は40年ぶり最大の伸びを記録したが、コア指数の伸びが予想を下回ったことでインフレピークアウト感が示唆され、金利低下を受けて上昇スタート。一方、物価が高止まりするとの懸念も根強く、今晩の米3月生産者物価指数(PPI)の発表を前に警戒感が再燃して下落に転じた。ただ、前日の日経平均は東京時間の米金利上昇を背景に500円近く下げるなど、事前に大幅な調整を経ていただけに、本日は買い戻しが先行し、101.08円高からスタート。時間外取引のナスダック100先物が堅調ななか、断続的な買いが入り、その後も終日上値を伸ばす展開となった。
大引けの日経平均は前日比508.51円高の26843.49円となった。東証プライムの売買高は11億6582万株、売買代金は2兆8239億円だった。セクターでは鉱業、海運、ゴム製品を筆頭にほぼ全面高。一方、証券・商品先物取引、銀行の2業種のみが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は15%となった。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約63円押し上げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは塩野義<4507>となり1銘柄で日経平均を約29円押し下げた。同2位は大和証G<8601>となり、ヤマハ<7951>、Jフロント<3086>、日ハム<2282>、三越伊勢丹<3099>、JT<2914>がつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 26843.49(+508.51)
値上がり銘柄数 190(寄与度+547.66)
値下がり銘柄数 34(寄与度-39.15)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 55690 1800 +63.26
<9983> ファーストリテ 58300 1630 +57.28
<6367> ダイキン工 20405 785 +27.59
<2413> エムスリー 4764 280 +23.62
<9984> ソフトバンクG 5592 110 +23.19
<6098> リクルートHD 5397 207 +21.82
<6954> ファナック 20620 505 +17.75
<6857> アドバンテス 8520 240 +16.87
<4543> テルモ 3892 106 +14.90
<6762> TDK 4075 135 +14.23
<2801> キッコマン 8570 370 +13.00
<4519> 中外薬 4256 103 +10.86
<7733> オリンパス 2456 69 +9.70
<4503> アステラス薬 2076.5 52 +9.14
<7203> トヨタ自 2119.5 50 +8.79
<4063> 信越化 17475 215 +7.56
<6971> 京セラ 6670 106 +7.45
<6902> デンソー 7125 207 +7.27
<6645> オムロン 7718 182 +6.40
<6988> 日東電 8390 180 +6.33
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4507> 塩野義薬 6611 -829 -29.13
<8601> 大和証G 641 -38.9 -1.37
<7951> ヤマハ 5100 -30 -1.05
<3086> Jフロント 943 -49 -0.86
<2282> 日ハム 4120 -40 -0.70
<3099> 三越伊勢丹 957 -18 -0.63
<2914> JT 2139 -17.5 -0.62
<8591> オリックス 2298.5 -15.5 -0.54
<8233> 高島屋 1165 -31 -0.54
<8604> 野村 498.1 -14 -0.49
<8306> 三菱UFJ 746.7 -10.5 -0.37
<3382> 7&iHD 5645 -10 -0.35
<4506> 住友ファーマ 1188 -9 -0.32
<9434> ソフトバンク 1465 -9 -0.32
<9432> NTT 3740 -15 -0.21
<2002> 日清粉G 1741 -5 -0.18
<8331> 千葉銀 760 -5 -0.18
<8630> SOMPO 5108 -24 -0.17
<6178> 日本郵政 889.9 -4.3 -0.15
<5541> 大平洋金 3630 -40 -0.14
《FA》
2022/4/13
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日ぶり大幅反発、ファーストリテが1銘柄で約63円分押し上げ
*12:29JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日ぶり大幅反発、ファーストリテが1銘柄で約63円分押し上げ
13日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり163銘柄、値下がり57銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は3日ぶり大幅反発。420.07円高の26755.05円(出来高概算5億5956万株)で前場の取引を終えている。
12日の米株式市場でNYダウは87.72ドル安と続落。3月の消費者物価指数(CPI)が40年ぶり最大の伸びを記録したが、変動の激しい食品・エネルギーを除いたコア指数の伸びが予想を下回ったため、インフレはピークに達したとの見方も浮上し、金利低下を受けて寄り付き後上昇。一方、物価が当面高止まりするとの懸念も根強く、生産者物価指数(PPI)の発表を控えるなか、物価高への警戒感が再燃して下落に転じた。また、決算を控えている銀行株が売られたことも相場の重しとなり、引けにかけて売りが加速した。ただ、前日の日経平均は東京時間の米金利上昇を背景に500円近く下げるなど、事前に大幅な調整を経ていただけに、本日は買い戻しが先行し、101.08円高からスタート。時間外取引のナスダック100先物が堅調ななか、その後も上値を伸ばす展開となった。
個別では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>の半導体関連、SHIFT<3697>、ベイカレント<6532>、ファーストリテ<9983>などの値がさグロース(成長)株が高い。中国での都市封鎖(ロックダウン)措置を一部緩和する動きを好感し、郵船<9101>、INPEX<1605>、三菱商事<8058>などの市況関連も大幅高。東証プライム値上がり率上位には業績・配当予想を上方修正した日置電機<6866>のほか、ラクス<3923>、マネーフォワード<3994>などの中小型グロース株が並んだ。一方、米金利低下を受けて三菱UFJ<8306>や第一生命HD<8750>などが下落。NTT<9432>やKDDI<9433>、ヤクルト本社<2267>も軟調。今期見通しが失望を誘った竹内製作所<6432>、Jフロント<3086>、イズミ<8273>は大幅安。新株発行を発表したパーク24<4666>、新型コロナ飲み薬に関してネガティブな報道があった塩野義<4507>は急落。
セクターでは鉱業、海運業、精密機器などが上昇率上位に並んだ一方、証券・商品先物取引、銀行、空運などが下落率上位に並んだ。東証プライムの値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となっている。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約63円押し上げた。同2位は東エレク<8035>となり、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>がつづいた。
一方、値下がり寄与トップは塩野義製薬<4507>となり1銘柄で日経平均を約41円押し下げた。同2位はKDDI<9433>となり、7&I-HD<3382>、オリックス<8591>、大和証G<8601>がつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 26755.05(+420.07)
値上がり銘柄数 163(寄与度+485.08)
値下がり銘柄数 57(寄与度-65.01)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 58470 1800 +63.26
<8035> 東エレク 55490 1600 +56.23
<6367> ダイキン工 20370 750 +26.36
<9984> ソフトバンクG 5593 111 +23.41
<6098> リクルートHD 5375 185 +19.50
<2413> エムスリー 4710 226 +19.06
<6954> ファナック 20630 515 +18.10
<6762> TDK 4085 145 +15.29
<2801> キッコマン 8620 420 +14.76
<6857> アドバンテス 8480 200 +14.06
<4543> テルモ 3879 93 +13.07
<4519> 中外薬 4258 105 +11.07
<7733> オリンパス 2452 65 +9.14
<4063> 信越化 17485 225 +7.91
<6988> 日東電 8410 200 +7.03
<6902> デンソー 7116 198 +6.96
<4503> アステラス薬 2061.5 37 +6.50
<6861> キーエンス 56250 1830 +6.43
<9766> コナミHD 8260 170 +5.97
<4021> 日産化 7140 160 +5.62
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4507> 塩野義薬 6265 -1175 -41.29
<9433> KDDI 4140 -16 -3.37
<3382> 7&iHD 5578 -77 -2.71
<8591> オリックス 2268.5 -45.5 -1.60
<8601> 大和証G 640.1 -39.8 -1.40
<3086> Jフロント 929 -63 -1.11
<3099> 三越伊勢丹 945 -30 -1.05
<8252> 丸井G 2165 -24 -0.84
<2914> JT 2135 -21.5 -0.76
<7951> ヤマハ 5110 -20 -0.70
<2282> 日ハム 4125 -35 -0.62
<7751> キヤノン 2965 -11.5 -0.61
<8233> 高島屋 1162 -34 -0.60
<8306> 三菱UFJ 740.3 -17 -0.60
<8604> 野村 495.8 -16.3 -0.57
<2002> 日清粉G 1731 -15 -0.53
<2802> 味の素 3449 -15 -0.53
<8267> イオン 2485 -14.5 -0.51
<9434> ソフトバンク 1461 -13 -0.46
<8331> 千葉銀 752 -13 -0.46
《CS》
2022/4/13
個別銘柄戦略:ホギメディカルや日置電機などに注目
*09:06JST 個別銘柄戦略:ホギメディカルや日置電機などに注目
12日の米株式市場でNYダウは87.72ドル安の34220.36、ナスダック総合指数は40.38pt安の13371.57、シカゴ日経225先物は大阪日中比20円安の26300円。為替は1ドル=125.40-50円。米3月消費者物価指数(CPI)のコア指数で前年比および前月比でともに市場予想を下回ったものの、前日の米株市場では買いが続かなかった。特に米エヌビディアなど半導体関連株の下落の継続が目立ったことから、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>などの関連株は軟調となりそうだ。米3月生産者物価指数(PPI)の発表を今晩に控え、引き続き警戒感が強いこともあり、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、エムスリー<2413>、太陽誘電<6976>などのハイテク・グロ−ス(成長)株も冴えない動きを強いられよう。一方、原油先物相場をはじめ資源価格が再び強含んできたことを背景に、INPEX<1605>、双日<2768>、大平洋金属<5541>などのエネルギー・非鉄金属の関連株に押し目買いが入りそうだ。ほか、市場予想を上回る今期見通しを示したホギメディカル<3593>、業績及び配当予想を上方修正した日置電機<6866>なども注目されよう。一方、今期見通しが2ケタ営業減益となった竹内製作所<6432>は失望売りが先行しそうだ。
《FA》